近況
SSERのレッキ隊が大モンゴルを走ってる頃、ぼくたちは、そのSSERから提供されたレッキ車、ランドクルーザーを走らせて、北の島、サハリンの試走を行っていました。今年はSSERの30周年。その節目になる夏に、こうやってSSERの白いランクル70とともに、また新しい国境を越えていくということに、そこはかとない感慨を覚えましたが、そんな思いはあっというまに吹っ飛ばすように、試走はハードなものでした。ランクルのタフさに比べて、ぼくの身体の弱さを思い知りました。
旅への思いはエスカレートするもののようです。今年は、北海道とサハリン、二つの島をつなぐものに留まっていますが、ここまで来たら、いつか、北海道~サハリン、そして大陸を突っ走って、ウランバートルまで行ってやりたいと思っています。日本は、北海道~稚内から、世界につながっている。その解放感を、日本のアトベンチャーライダーに味わっていただきたいと思っています。
そしてサハリン試走で中断していた北海道4デイズの最終試走が、明日から再開します。毎年、少しずつルートを変更していますが、今年は若干、北へシフトし、昨年よりもかなりダート色が濃い4日間になると思います。さらに東へ、と期待していた人もいると思いますが…、きっと新しい北海道の表情に出会えるラリーになります。
北海道4デイズも8年目になると聞いて(変な言い方ですが)驚きました。第1回の大会では、道北地方の広さに驚いたことを思い出します。1日に700km近くものルートになって、みんなで大変な思いをしたことも! 今では、ようやく、北海道という土地のスケール感が身についてきたのか、あまり無茶なルーティングをしなくなっていますが、反面、慣れてしまって、ルート選びに茶目っけがなくなってきたかな? と反省したのが昨年です。今年は、そんなことにも気をつけながら試走を楽しんでいます。
7月の北海道で、みなさんと再会するのを楽しみにしています。お互いにスポーツマンとして4日間に向きあいましょう。その前に、ノースアイランドラリーの皆さんとは、もう来週ですね。6月末の札幌でお会いしましょう!
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ユジノサハリンスクで一番のホテルのひとつ「ガガーリン」で試走は終了!
ビッグタンクマガジン http://www.bigtank.jp
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