アジアンパワーとぼくのブランド意識
■山間部はとっくに雪に覆われていますが、サッポロもいつ積雪路面になってもおかしくない季節となったので、今年は思い切ってスタッドレスタイヤを新調しました。それにしても、北海道でスパイク(スタッド)タイヤが全廃となってから20年近くにもなろうかというのに、未だに「スノータイヤ」ではなく「スタッドレスタイヤ」と呼ばれているのはなぜでしょう。いつかまた「スパイク」に戻ろうという意識が、どこかに残っているからなのか、あるいはスパイクの時代が忘れられないからなのか。
■店頭にいくと、15インチサイズのスタッドレスタイヤの実勢価格は、交換工賃と旧タイヤの処分料金を含んで、大体\80,000前後であることがわかりました。いわゆる一流メーカーB社のものです。ここのところ大人気で「あれはいい」と評判の舶来ブランドM社のものは、それよりももうちょっと高い。価格帯としてはB社の下に2~3のブランド製品が並んでいます。
■そして、ここにも登場するのがアジアンパワー。ショップオリジナルブランドの「超安い!!」タイヤがあって、これなど1セット\40,000を下回っている。「ずいぶん安いなぁ、大丈夫かいなぁ」とトレッドのゴムを爪で押したり引っ張ったりしてみますが、性能を推し量ることなどできるわけもなく…。隣で同じように感心している見知らぬ客と「どうなんですかねぇ」と首をかしげたり、苦笑してみたり…。
■で、結局ぼくが選んだのはB社の製品。M社の製品はもちろん魅力的なのですが、そこまでのクルマに乗っているわけではないし、などと自分をなだめて少し経済したわけです。ショップオリジナル製品は、ちょっと迷いましたがやはり却下。3シーズンぐらいは使うということを考えると、耐久性も大切。仮に、安いものを選んで、2シーズンで取り替えたくなったら、結局高いものについてしまうし…。実際、この「超安い!!」タイヤは、あまり人気がないようです。反面、M社、B社は価格的には強気ではあっても、信頼のブランドとして支持を受けているという事実。
■価格差にして200%、一度の出費で\40,000もの差があっても、高いほうを選ぶ傾向。やはり北の島の住民にとって、冬の凍結路面は、本当の意味での脅威なんですね。運転には多少の自信があるぼくも、タイヤはやっぱり…!!
ビッグタンクマガジン
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