HKD4 2009 Edition
■SSERオーガニゼーション、A-TEC、そしてBIGTANKの共同での運営体制、そして開催地北海道の自治体、さらに各エリアでエンデューロを開催してきたモーターサイクリストたちのクラブ、エンスージアストたちの協力体制で形作られるラリーイベントも今年で3度目の開催となります。過去2年間手探りながら、皆さんの力強いバックアップを受けて、新しいフィールドに、新しいラリーを展開することができました。今年も大きく前進したいと思っています。
■そのモチベーションの源泉は、ひとえに「この美しい北海道を世界中の人に見て、感じてもらいたい」ということに尽きます。これはきっと、ローカルのライダーが、普遍的に持っている欲求でしょう。ISDEというイベントがあります。1913年から、世界各国の持ちまわりで開催されているクラシックイベントですが、あちこちのISDEに出かけて行って強く感じるのは、そのことです。その国、その土地のライダーたちが、世界中から集まるゲストに心から楽しんでもらいたいと心底思っている、そのことが、コース作り、イベント作りのすべてに表現されている。「なんでこんなところを登らされるんだ、なんでこんなひどい道なんだ」と、やっとこさたどりついた稜線から見える絶景! 遠い国から来てくれるライダーたちのために、お母さんに教わって作ったのでしょうか、小さな女の子たちが「これどうぞ」と出してくれるクッキーのバスケット。ライダーだけじゃないですね「ようこそきてくれました」という気持ち。こうしたイベントは、自分たちの仲間を歓迎し、そしてお国自慢をし、自分たちのアイデンティティを確認する最高のチャンスなのです。ぼくたち北海道の人間が、北海道4デイズをせっせと準備する理由は、まさにそこにあるのだと思います。
■いずれ、世界中から仲間=ライダーが集まるイベントになってほしいと思っています。そのためには来てくれた人に「北海道4デイズすげー!」と思ってもらう、それしかありません。仲間が仲間を呼んで、いずれ、世界中の仲間に伝わるでしょう。去年より、さらにアドレナリン量が増えます。こんなこと言ってもいいですか山田さん。いいですよね。では、北海道でお待ちしてます。
もうコースの試走やってます。ここのところどこ行っても鹿がいっぱいの北海道です
ビッグタンクマガジン http://www.bigtank.jp
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