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No.212 2011/11/14

 


ラリー選手

今年から始まったSSERツールド・ニッポンシリーズ。5月の四国TBI、7月の北海道4デイズ、そして先日、初開催の九州4デイズが終了し、シリーズとしての勝者、初代チャンピオンが決定しました。そのライダーは、尾島嘉男選手。3大会のすべてで総合優勝というパーフェクトウィン。 ひとつのラリーで優勝するだけでも難しいことです。これらのラリーをよく知る人ほど、この記録のすごさに驚くことでしょう。

日本を舞台に展開しているこれらのラリーは、長いリエゾンと、1日1~3本のスペシャルステージで構成されています。スペシャルステージは、当然のことながら、大陸のラリーのように百キロ単位の長さではなく、長くても20~30キロ。5キロ前後のこともあります。いかにも短く聞こえるかもしれませんが、それと競技性のあるなしは別の問題で、それぞれに違う難しさがあるというのも当然のことです。四国、北海道、九州のラリーでは、いかに短い時間で100%に近いライディングに高めていくか、ミスをせずかつ、秒単位のアドバンテージを稼ぎ出すことができるか。そして全日程を通じてわずかずつのタイムを積み重ねて最後にライバルの上に立つことができるかどうか。まあどんな競技でも同じといえば同じなのですが、スプリント的であり同時に耐久的であるという点が、ツールド・ニッポンシリーズの各大会の難しさであり面白さであると思います。

速さ、強さ、戦略。今年のラリーに参加した多くの選手は、決して、尾島選手にそれらの点で劣っていたわけではないと思います。しかし、ほんのちょっとしたミス、あるいは不運、いろいろな要因で、大きく順位を落としたり、あっさりリタイアに終わったりしています。さらにいえば、速いライダーなら実はいくらでもいます。ですが、だからといってすぐにラリーに勝てるわけではありません。ラリーは難しく、そして面白いのです

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