気がつくとずいぶん更新が滞っていました。すでに、こんなコラムがあったことすら皆さんの記憶からは消えていたと思いますが、またぼちぼち始めていきたいと思いますので、どうぞよろしく! 最近は、ちょっと仕事が忙しくなりすぎて、自分でしっかりとバイクに乗る時間を持てなくなってきしています。これではいかん! と、昨年はラリーモンゴリアにエントリーしていたのですが、マシンの準備の途中で、思わぬ難問にぶつかり、結局それが解決できなかったこと、チームメイトの負傷も重なり、好条件が少なかったことから断念することにしました。その判断は間違っていなかったと思いますが、そもそも準備の過程がよくなかったと反省しています。ラリー運営の皆さんにもご迷惑をおかけしてしまいました。
ラリーは、忙しい大人にこそ求められるイベントだなぁ、とつくづく思います。タフですが、エンデューロやモトクロスのように短時間で爆発させるフィジカリティを求められない。ライディングに熟達していれば、普段はなかなかトレーニングもできなくて、少々おなかがでっぱっていたって、ラリーを楽しむぐらいの走りはできるでしょう? そしてロケーションは最高(砂丘に大平原)! しかもボリュームたっぷりのスケジュール。旅でもあり、冒険(アバンチュールね)でもあり、そして戦いでもある。一週間に一度の休暇をとることもままならない、でもだからこそ1年に一度ぐらいはたっぷりと休んで、1週間、2週間のラリーに遊ぶ。これが大切でしょ??
最後にラリーモンゴリアを走ったのは、2008年になります。近いうちにまた行きますけどね。2008年の時は、本当に素晴らしい経験をしました。同じ日高モーターサイクリストクラブのナバエ君と一緒に走ったということもいい思い出です。熱い砂丘! 宝石のように光る湖(本当にびっくりしました)。地平線に菅原照仁のカミオンを追いかけたゴビハイウェイ、ビバークの星空、冷たい雨のリエゾン、どれも心に焼きついて消えることがない映像です。キャンプでの食事、持ち込んだ最高のスコッチに、コニャック。普段は吸わない煙草が、アドレナリンの名残りに実によくあってうまかった!! また行きたいなー。今年はカナダの友人、ローレンス・ハッキングさんもラリーモンゴリアに行くとメールが来てました。
昨年、ぼくは数年のうちにラリーに供するつもりで、KTM690ENDURO-Rという素晴らしいマシンを購入しました。まだラリー仕様にはなっていませんが、こういうマシンはやはり手元にあるべきです。夢がふくらみますからね。LC4エンジン、大陸にはやっぱりコレです。
7月にはHKD4デイズもあります。これもぼくにとっては素晴らしい休暇です。たくさんの仲間と、ライダーたちとともに、北海道の美しい大地を駆け巡る! モンゴルに行かない人は。ぜひこちらにも来てください。100%の準備で大歓迎します!
ビッグタンクマガジン http://www.bigtank.jp
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