夏の思い出
■ベイジン~ウランバートルももうすぐ!!
梅雨明け宣言とともに本格的な夏の到来ですね。レースのほうは、むしろ一時的なシーズンオフとなる地方もあると思いますが、北海道はまさにこれから1ヶ月ぐらいが、一番気持ちよくて楽しいシーズンです。
■夏とバイクの思い出といえば、ぼくはレースとかイベントではなく、兄貴と二人で走った道東地方のツーリングかな?
免許を取ったばかりの頃、ローンで買った新車のトレールバイク。兄貴は流行りのロードスポーツ。まだ高速道路がなかった札幌~旭川間。層雲峡、石北峠、そして留辺蘂へ。置戸町から田舎道を飛ばして、足寄、阿寒湖、美幌峠と巡ったツーリング。道東の田舎道はどこまでも続く青空。すれ違う車もほんのわずかで、初めて自分の運転で旅をすることのうれしさに、有頂天になった夏の日でした。
■「夏の道東はいいよ」。と、いつからかぼくは、そういうようになりましたが、それはこの時の思い出があるからかもしれません。最近はツーリングで北海道を訪れる若者も少なくなったようですが、きっと今でも道東の田舎道は、クルマも少なくて気持ちがいいんだろうなぁ。最近のバイクの姿かたちといえば、なんだか奇妙に曲がったハンドルをつけたりしてバカみたいに見えますが、それがきっと彼らにはかっこいいのでしょう。そんなことより、彼らが道東の大空の下で、なにを発見するのか。ほほえましく、そしてうらやましくてしょうがない気持ちになります。
■旅、またツーリングなどというと、つい海外のどこそこ、などと考えてしまいがちですが…。夏の思い出は、もしかすると秋、冬、春と過ごしてきた同じ土地でこそ、輝いて残るものなのかもしれませんね。
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