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No.72
2004/05/13

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ツールドニッポン 北の島に…

■舞鶴を出港後30時間の船旅を楽しんだツールドニッポンを迎えたのは、未明の小樽港でした。気温は5℃ほどと寒く、午後からは雨の予報。荒れる日本海を左手にして宗谷岬、そして芦別に至る長い道のり。春まだ浅き北の島にしても、少々手厳しい出迎え方をしたように思いましたが、これもまた旅。この種の遊びに、意味のない行程などなにもないのだということを、知っている人は知っているはずです。

■とはいえ、北海道の五月の雨は「濡れていこう」などというなまやさしいものではありません。北海道に住むぼくたちなら「雪のほうがましだ」と本気でそう思っています。雪は、身体をあまり濡らさないからです。雨、は、そうはいきません。容赦なくウェア、ブーツの隙間から入り込んできて、身体の熱という熱を奪い去っていきます。

■北海道上陸、翌日も雨。真っ白な十勝連峰の美しさを、ちらっとでも見てもらうことができただろうか、と心配しましたが。おそらくきっと、雨雲がすべてを覆いつくし、白い峰どころではなかったに違いありません。

■やっと晴れた北海道上陸三日目。芦別をスタート、千歳のスペシャルステージを経て道南へ。太陽の光と乾いた風を受けて走るライダーたちの気分は、どうだったでしょう。XR250で走っている菅原義正さんの言葉が印象的でした。「いやー、太陽って素晴らしいね!!」。サハラの太陽とは、また違いますか? と聞きたかったのですが、先はまだ長くて…。

■太陽は素晴らしい。空の青さも素晴らしい。太陽の光に照らされた緑も素晴らしい。牛も山も人も素晴らしい。風もエンジンの鼓動もタイヤのノイズも素晴らしい。突っ走っているこの感じがたまらなく素晴らしい。まぶしいばかりの色彩。

■昨日までの雨は、この日のための助走だったんだなあ。やがてラリーは、函館港を船で離れて本州へ…。旅の要素がいっぱいのラリー。ツールドニッポン。また来年も北海道に来るのかなあ。

写真は美瑛の田園地帯から望む十勝連峰。
携帯電話のカメラの解像度がうらめしい・・・

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