新しいシーズン!
■南の人たちにはピンとこないかもしれないですが、北海道はまだまだ雪と氷に覆われていて、シーズンインという感じはしません。でも全国区のイベントはまもなく開幕! 否応無しにこちらもそれに適応していかないと置いていかれてしまいます。ぼくも、とっくに今年の主力戦闘機が届いていて準備万端!! と言いたいところなのですが、マシンは出来上がっているものの、身体のほうがさっぱり。なんというか、ここ2年ほどは仕事ばっかりで、自分でバイクに乗る時間があまりない。いや、もちろん乗ってはいるのですが、やっぱりダートバイクは強靭、タフな身体があってこそ。毎週コンスタントに長時間乗りこなしてこそ。ここのところの体力では、とても2日間のエンデューロを走りきるような自信がありません。いや、走って走れないことはないとは思うのですが…。
■写真のハスキーは、雪の上でやっと慣らし運転が終わった、ぼくの'09 TE250です。早く土の上で思いっきり走りたいものです。雪の上はヒルクライムなどで、もうさんざん走りましたので…。このマシンにも採用されているフューエルインジェクションによるエンジンマネージメントは、今や珍しいものではありません。おそらくあと1~2年で、ダートバイクにおいてもEFIは主流になるでしょう。そして、今、待望されているのは完全なエレクトリックパワーのモーターサイクルです。ロードレースが有名なマン島では、あのマウンテンサーキットでゼロエミッションモーターサイクルの本格的なレースが開催されます。[URL]すでにKTMでは、オーストリア政府の肝煎りによる、EVの開発が進められているとも聞きます。多くの意欲的なメーカーが参戦してくるでしょう。レースは6月。
■過去のモータースポーツとは違い、レーシングはゼロエミッションビークルにとっての走る実験室にはならないだろう、という人もいます。が、それはそれとして、ぼくたちと同じようなマインドを持つエンスージアストたちが、この新しいセグメントに情熱を向けないわけがありません。ぼくたちの楽しむモータースポーツに、静かな動力のマシンが登場するのは遠い将来ではないでしょう。
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