■最近はデッカイバイクのムーブメントが熱いですね。2気筒のBMW-GS、HONDAのアフリカツインを筆頭に、SSERでいうところのインターナショナルクラスのバイクたちが闇の世界からメジャーへと顔を出すようになってきています。R80G/Sヤマダ号も、数年前までは誰も見向きもしなかったのに、最近じゃ急に脚光を浴びてとまどっているんよ。なんて言ってますが、自分も盛り上げた張本人のクセして何言ってるの。って感じですよね。
■ぼくはデッカイバイクなんていうのは、いったい何のためにあるんだろうねぇ。なんて思っていたクチで、昨年一緒にTBIを走った仲間たち、それもあのどうしようもなく手に負えないアフリカツインやBMW-GSのライダー、伊井サンや稲毛サンたちが、どうやったって無理でしょう!! と思うコースを連日ちゃんと走り抜いて戻ってきているのを見て「ほほう。なかなかやるね。」と思い、やや見方を修正し、これはなかなか楽しそうだと思うようになりました。タチゴゲしただけでハンドルバーがぐんにゃり曲がってしまったシーンを目撃したときには、さすがにサブイボがたちましたケド…。
■やがてそんなインターナショナルクラスのマシンとライダーに畏怖と尊敬の念を抱くようになったぼくですが、SSの手前では「やっぱりジャマである」と、急いでパスしてスタートラインについたりしてバチ当たりなことをしていました。でも、50ccのアドベンチャークラスのライダーも含め、いろんなチャレンジをしているいろんなひとたちとひとつのステージで遊ぶっていうのは、なんだか小学校や中学校の頃を思い出すようで楽しいもんですね。大人になると、自分の価値観にかたくなになりがちで、価値観のすりあわせというものをする必要が無くなったり、それから逃げていても生活できるようになります。時には、自分とは全然違うモノを持っている人達とひとつの体験をするってのも大切だなぁと思ったわけです。
■ぼくもそのうちには、デッカイバイクを手に入れて新しいチャレンジをしてみたいなぁ、なんて思います。でも意外に、北海道ってそういうバイクに乗ってるヒトが少ないんじゃないかな。持っていても、ちょっとハンドルの高いロードバイクとして使われていたり。フィールドはこんなに広いのにね。結局、問題はフィールドじゃなくって、アイディアやオリジナリティってことなのかもしれませんね。
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