■ガストンライエクラシック(SSER Group-N)も終わって、いよいよシーズンは終幕といった感じですね。ぼくのこのシーズンを振り返ってみると、春から準備がスタートしてボク的にはシーズンの中核的イベントとなったラリーレイドモンゴルがあり、時間軸的なスタートとしてはラストTBIへの参加があります。「ビッグタンクマガジン」なんていっていながら、これまで一度もビッグタンクをつけて走ったことなどなく、どちらかといえばエンデューロ的なもののなかに身をおいてきたのですが、TBI参加、そしてラリーレイドモンゴルと続いたラリーレイド的なものそのもの世界での体験は、ぼくのなかにひとつの変化をもたらしたようです。それがこれからどんなふうに、書いたり、見せたりする活動に影響を与えていくのか、自分でも楽しみなところですが、もちろん一人のライダーとしてもその可能性の広がりを感じることができて、最近とても意欲的になっています。来年からは、さらに積極的になっていきますので、みなさん注意してくださいね(なんのこと??)
■ライダーとしてなにか目指すところがあるわけではなく、コンペティションに対してシリアスであることを求められるプロフェッショナルでもないぼくですが、最近は、それなりにレースに参加する際のコンディションに気を使うようになってきました。それはどういうことかというと、コンディションを気配りしないと走れなくなってきた、つまり、身体が以前のようには言うことを聞かなくなってなってきたんですね。「まだ若いクセになにいってんの!!」といわれるかもしれません(ぼくの年齢に興味があるヒトはこのサイト内の過去のリザルトやエントリーリストを探してみてください)が、ちょっと運動不足の日が続くと、身体がカタクなったり、少し飲み過ぎると調子が出なかったり、また寝不足の時の反射の鈍さがひどかったりと、もう確実にフィジカル的に融通が効かなくなっている。つまり「まだまだイケルのはもちろんだけど、前とは確実に違っている」という感じですね。
■そんな感じなので、レース前にはある程度食事の仕方に気をつけて、適度な運動もなるべくかかさない。なるべく毎週ライディングする、レースの前日もバンクの8の字ぐらいは練習はしておく、試合用のサプリメントも少しはする、なんていうことをして、なんとかコンディションを保とうとします。そして友人の名言「トシをとったら、テクニックと体力はカネで買うようにする」という言葉に従って、マシンには少々のお金を惜しまない。レースでは新品タイヤを使うなど以前では考えられなかったこともする。ゴーグルなどのギアにも少しお金を使う。そんなふうにしていくと、意外に、以前よりもずっと良い結果がでるようになってきました。良い結果が出ると「調子に乗る」わけで、気をよくしてもっとがんばったりするのが人情というものですから、良い循環が生まれて、ますます良い結果が出てくる…。
■ただがむしゃらにアクセルを開けて、勢いに頼って走ってばかりではなく、身体は少々言うことを効かなくなっても、コンディショニングを上手に整えることで、より以上の成績を得ることができる。満足できる結果を残すことができる。マシンを使ったスポーツならではのこと、やっぱりモータースポーツって人間的な(知性的という意味)活動だなぁと思うわけですが、フト気が付いているヒトはもうとっくに気が付いていると思うんですが、ぼくが最近気をつかっているコンディションニングって、フィジカル的にもマシン的にも実はすごく当然のことなんですよね。以前のぼくって、いったい…。
■最初からやっていれば、もっともっと…。と後悔すでに遅く、すでに少年は過ぎているわけであります。でも、まだまだライディングは続きますよ!!
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