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No.013
2000/04/15

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Super-Nに出場したんだよ!!

■Super-Nでは、久しぶりにみなさんにお会いすることができました。北海道にも遠征してくるライダーたち、そして四国でしか会うことのない仲間たちと顔を会わせ、そして夜はたくさんお酒もいただいて、楽しい時間を過ごすことができました。こうした競技会の楽しみっていうのは、別に約束したわけでもないのに、示し合わせたかのように懐かしい顔や、会いたいと思っていた人に会えることもひとつにありますよね。こういう機会・時間を、ずっと大切にしたいなぁと思っています。その意味で、全国各地でこうした競技会を開催してくれる人たちに感謝です。ありがと〜!! 次はブルーアイランド、行きます!!(なんだ、もうすぐじゃん)

■って、ここで終わっちゃいそうな感じですが、そんなことではもう原稿の依頼も来なくなってしまいます。なので、ぼくのSuper-N参戦記を少し書こうと思います。本当はBTMの4月号で書きたかったんだけど、スペースのカンケイでほんのちょっとしか書けませんでした。だからこの場をちょいとお借りして…。

■まず、輸入エンデューロマシンの試乗会。楽しかったですねぇ。山村雅泰さんも、この試乗会のためにだけワサワザやってきて「こんな機会ないよねぇ」なんていって、全車種制覇していましたけど、子供みたいですね。まったく。でもホントに、こんな機会は少ないですよ。輸入車ユーザーのほうが多いぐらい(レースではね)の北海道でも、まずこんな機会はありません。ラリーに参加しないヒトも積極的に来てくれれば良かったのに、っていうのがちょっと残念。次の機会には、もっとたくさん集まりましょう。で、ぼくのラリー運びはというと、友人からせっかく借りたスペシャルXR600が、ぼくの愛車600とは少し違うクセがあって、エンジンがかけられませんでした。しかもスタートが最後尾だったので、一人誰もいなくなったスタート会場に取り残されてしまいました。「そんなことで動じるワシではないわい」と自分を信じていたのですが、やっとエンジンが始動したと思ったら、不安定な電流が流れたらしく、いきなりハイビームのフィラメントが切れてしまった!! なんとSSスタート前のCPを過ぎていたので、SS-1はそのまま走りきるハメに…。精神的なダメージはやはり意識下に影響するのか、どうも調子が出ないまま、モトクロスコースのSS-3へ。ライトの調子は良くなったし、マシンにも慣れてきた(すごく良いマシンだった!!)ということで、意気揚々とスタート。走り慣れていない夜の林道よりは、モトクロスコースのほうがラクに感じるので、まずまずの調子で走っていたつもりが、ちょっとしたタイミングのズレで、渋滞に捕まってしまいました。

■前半ゼッケンの速い人たちが、かなり短い間隔でスタートしていたので、少し間が空いた時にスタートしようと、ちょっぴり遅れ気味でSS-3に入ったのですが「策士、策に溺れる」。渋滞は別にどうということもないアップヒルだったのですが、少し空いた時に、やや強引なラインでトライすると、ロッピャクがサオダチになってドウと横に倒れ、自ら渋滞を悪化される結果に…。どうしてみんな急いでスタートしていったのか、やっとワカッたのです。

■結局、全く自分のペースをつかむことなくフィニッシュ。ああ、SSERのラリーって難しいね。普段の5割のチカラも出せずに終わってしまうんだよ、これが…。では、なぜ普段の5割のチカラも出せずに終わってしまうのか、分析してみます。
●1.夜の林道を走ったことがない。(四国でだけ、ある。)
●2.マシンに十分慣れていない。
●3.普段から林道を走っていない。
●4.酒が好きだ。
●5.気持ちだけはトップグループの仲間に入っている。
●6.すぐ慌てる。
●7.なにより、すべていきあたりばったり。
……これじゃあ、全然ダメですね。四国のラリー参戦3回目にして、自分が全然成っていないことにようやく気づいたわけです。バイクの操縦が上手い(ぼくはウマイ!!)ということは当然必要なんだけれど、SSERのラリーほど、戦略の展開が重要なところもないかもしれないですね。車検からスタート、リエゾン、スペシャルステージ、夏のSSERの場合にはデイライト、ナイトの切り替えもあるし、とにかく決められたスケジュール(一所にとどまることのない時間の流れ)のなかで、自分がどう考え、動いていくかということが難しいです。100%のシミュレーションを頭の中で行い、自分や自分のマシンに欠けているものをリサーチして、克服し、良いタイミングで本番に持ち込むということが必要なようです。どんな競技でもそれは同じなのですが、如実に結果に反映するのが、SSERのラリーのようです。でも夏に向けて、ぼくはヤリマス!!

■リベンジ。という言葉が流行していますけれど、ぼくの場合には、できていないことをこれからヤルというだけで、リベンジには当たりません。ホント、白銀荘(今回の宿泊場所)でのぼくって、情けない存在です。「たしか去年のブルーアイランドでも、ここで悔しがってたねぇ」とイケマチ君が言ってました。そうです。昨年のTBI。ぼくは夜のSSで大ミスコース!! その夜のビバークが白銀荘だった。「イケマチ君、聞いてくれ〜。オレはもう死にたい…。帰りたい…。」と泣きついたのが、ここ白銀荘だったんだ!! でも、白銀荘で泣いてるのって、ぼくだけじゃないと思うよ。

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