冬海岸の日曜日
■春、北海道で普通にダートバイクに乗れるようになるのは早いところで4月中旬。野山の林道の雪がすっかりとけるのは、5月の下旬といったところでしょうか。それから11月まで。ほぼ半年の短いシーズンです。
■モトクロスコースがオープンするのも4月からですが、それまで全然バイクに乗らないというのでは、競技をメインに楽しんでいるぼくたちはいいシーズンインを迎えることができません。やっぱり、人よりも少しでも早くバイクに触って、身体を慣らしていく。冬の間はせいぜい雪かき(これはこれで大変なんですが…)ぐらいしかしていなかった筋肉をほぐしてやれば、シーズン緒戦からいい走りができるというものです。
■ということで、ぼくも砂浜に造られるモトクロスコースにでかけてきました。前日はオイル交換、タイヤ交換など簡単な整備もしました(雪の上で、おお寒い!!)。翌朝は早く起床して、太平洋岸の苫小牧へと向かいます。北海道も太平洋岸はあまり雪が降らないのです。
■気温はマイナス2度、海岸は風が強く、雪も吹き付けています。モトクロスコースについてみると、トランポはぼくのほかに2台しかいません。やっぱりまだまだみんな冬眠中なんだな〜。と思いきや、愛車を下ろして、ウェアを身に着けているうと、ぞくぞくとトランポがやってきて、あっというまにモトクロスコースは大賑わいの様相に…。エンデューロライダーたちの顔もちらほら、「あけましておめでとうございます」なんて、あいさつを交わしたり。
■ふかふかのサンドのモトクロスコースは、ぼくのウデにはかなり手強いものでした。ウデはパンパン・。すぐに息もあがって「こんなんで大丈夫かいな」と、これはシーズンインにはいつも思うことです。ここから、ぼくの一年が始まります。今年も怪我なく、思いっきり突っ走りたいですね!!
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