98→96db
■MFJの全日本モトクロス規則では、来期から2ストローク、4ストロークともに98dbから96dbへとより厳しい音量規制が敷かれることになっています。これまでも、コースによってはFIMエンデューロ規則と同様の94db(4ストローク)の規制が行なわれてきたのですが…。モトクロスではこのように積極的な対応がとられているのですが、ぼくたちは意外にこの問題に鈍感のようです。
■エンデューロマシンのほとんどは、FIMルールに適合させているわけですから、本来は94db以下のはずなのですが、使っているうちに、サイレンサーの性能は落ちてきます。2年も経っていれば、94dbどころか軽く100dbを超えているなんていうのも普通です。サイレンサーは、純正部品やアフターマーケット製リパックキットで、ほぼ新品と同様の消音性能を取り戻すことができます。ぜひ、このあたり注意して、いい性能を保っておきたいものです。
■音が大きいほうがかっこいい、とか気持ちがいい、などという人はすでに消滅していると思いますが、気がつかないうちにサイレンサーの性能は低下しているものです。2006年モデルの試乗会が各地で開催される季節です。新車が、新品のサイレンサーが、いかに静かなもか、ちょっと意識して聴いてみてください。
ビッグタンクマガジン
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