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No.199 2009/02/13

「ジャンボ」

■このシーズンオフはどういうわけか、札幌~東京の往復が多くて、今月と来月は、どうやらほぼ毎週この往復が続くようです。空港や駅、飛行機の中や電車の中では、本を読むのが楽しみで、いつもは好きな本を読む時間があまりないのですが、こう移動が多いと、忙しい割には本だけは読む時間がある、という変な具合になります。

■ごく最近読んだのは「747 ジャンボをつくった男」。ジャンボジェットの愛称で親しまれ、世界中で、航空旅客、航空貨物輸送の主役を担ってきた、ボーイング747型機の開発、そのバックヤードの話を、開発プログラムの責任者であった、ジョー・サッター氏の筆つづったものです。友人のミカミ編集長に「読めよ、面白いから」ともらったのですかせ、本当に面白くて、わくわくしながら一気に読んでしまいました。

■アメリカという国の強さ、その背景にあるモザイクのような市民の多様性が見えてくるようで、なんだかうらやましくもあり、翻って日本の弱さや、自分の中にある「日本っぽさ」を知ることにもなったような気がします。

■ジャンボに乗りながら、ジャンボの本を読むのもおかしいですが、読んでいくと、747型機の安全性にも一層の信頼がおけるような気がしてきます。確かに、ジャンボは現在の旅客機が「もっとも安全な交通機関」と言われるようになったもとになる機種なのだな、と納得もします。

■この本を読む人は同時に、「沈まぬ太陽 山崎豊子(著)」も、機会を見つけて読むといいかもしれません。

747 ジャンボをつくった男[amazon]

沈まぬ太陽[amazon]

ビッグタンクマガジン http://www.bigtank.jp

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