今年も楽しくやろう!!
■みなさん今年もよろしくお願いします。年末、ちょっと仕事がたてこんでしまって、この連載「北の島」を休載してしまい、ごめんなさい。でも、そのぶん、ばっちりネタを仕込んでありますから、けっしてみなさんのソンには…。なんて、新年早々、言い訳してますが・・・。
■その年末、気になっていたKTM640Adventureを試乗してきました。北海道はもう雪でバイクには乗れませんから、場所は関東某所です。ラリーで使うことを前提としての試乗ですから、その実力をきっちり試せるシチュエーション、ディープサンドでがっちり乗りました。このマシンの成り立ち、素性についてバックナンバーを参照いただくとして、実際に乗ってどうか、ということです。
■結論からいえば、やっぱり思ったとおりこれはいける。正確にいうと、ちょっとモディファイすればいけるという感触です。同社の2気筒マシン、KTM950Adventureにも共通して言えることですが、ダートでの高い走破性を持っているマシンだとはいえ、基本的な使用状況であるハイスピードトランスポーテーションのために、車体はかなり高速時の安定性志向に振ってあります。簡単に言うと、高速時にフロントが浮き上がって直進性を損なってしまうことのないように、重心がフロントにかかるようなディメンジョンを作ってある。これがダートバイクとしてみた場合には、つまり前下がりの車勢で、特にサンドやグラベルでフロントがもぐりがちになって乗りにくく、重く感じてしまうことにつながる。
■このマシンを試乗して、そんなふうに感じたら、ディメンジョンがもっと後ろ下がりだったらどうだろうか、と想像してみてください。きっと、違うものが見えてくると思います。このフロント下がりの傾向をラリーに向いたディメンジョンに変更するには、ハードスプリングだけでいけるのか、インナーチューブを625SXCとかの長いヤツに交換するだけですむのか、あるいはカートリッジも交換しなきゃいけないのか、サスペンションユニットごと??
■そういえば、先のファラオラリーにKTM625SXCで参加したK林のさんのマシンはどうなんだろう。とか、今年も、まあ新年そうそういろいろと遊ぶことばっかり考えている北の島の住人であります。
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