北の島の冬の過ごし方
■言うまでもないことかもしれませんが、雪の季節になる12月〜4月、ほぼ半年の間、北の島のバイク乗りはオフシーズンとなります。ぼくなんかは、たまに雪上バイクレースに出場してみたりはするのですが、実質はオフシーズン。バイクに乗りたいなぁなんてことを考えつつ、身体は違うことをしているわけです。では、冬の間はなにをやっているの?? と聞かれれば、スキーやスノーボードと答えます。これもまた言うまでもないことかもしれませんが、北海道は、おそらく世界中を探してもそうはないほど、誰もが手軽にスキー&スノーボードを楽しめる島です。
■スキー、スノーボードと聞いて、どんな遊び方をイメージするでしょう。二通りの人がいると思いますが、ぼくやぼくの仲間たちの遊び方は、スキーリゾートでリフト券を買って、管理された(人も多い)ゲレンデを滑るというスタイルではなく、それとは逆に、管理されてもいない、人もあまり立ち入ることがないところで遊ぶスタイルです。こういうのを、バックカントリースキーといったり、またアウトオブバウンスでのスキーといったりしますが、これはまあ最近の言葉で、要するに、山スキーです。
■そんな、人のいない山で遊ぶことの楽しみは、雪山の美しさ、ノートラック(滑った跡がひとつもない)のディープなパウダースノーであったり、自然の地形をテクテクと歩いていくクロスカントリーの喜びだったりしますが、なんといっても「人がいない」ストレスフリーのひとときが最高。それに、パウダースノーでのスキーやスノーボードは、それ自体が喜びであり、目的なので、ウマイもヘタもオソイもハヤイも全然なくて、とにかくただただ楽しい。
■バイクも、もともとはそんなふうに楽しんでいたはずなのにな〜。と思うと、ちょっと反省。いつかまた、そんなふうにバイクに乗れるようになる時が、きっとくるんでしょう。
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