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No.103
2005/04/14

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観劇編

■「ジンガロ」という劇団が日本公演をやるということで出かけてきました。「騎馬オペラ」と銘うたれたそれは、フランスを本拠に15年ほど前から活動している集団。バルタバス(本名ではなく、プロフィールの多くが不明という人物)がこれを率い、これまでにわずか4演目のみが演じられているという馬と人の劇団。

■今回は「ルンタ」というチベットの世界観をテーマにした劇ということで、チベット僧の「声明」との共演。馬のサーカスとは違う、だからといって「劇なの?」と、決め付けられない雰囲気なのですが、アクロバティックな演技、そしてなんといっても騎馬という状態の美しさが、このジンガロの魅力と感じました。

■全然バイクと関係ない話で恐縮なんですが、世の中にはこんなものもあるのだな、と感心した一夜。そしてバイクとライダーも、ぼくたちはとても美しいその姿を知っていますが、世間にはあまり理解されていないだろうな。でも、本当の姿を上手に見せることができれば、このジンガロのように、魅力的なものになるに違いないのに、と思ったりしたのです。

■バルタバスという謎めいた人物は、おそらく、馬と人の美しさを知り、その美しさのすべてをどうやったら人に伝えることができるのか、それをこのジンガロで成功させたのに違いない。うーん。カリスマだなあ。なんかオッサンだけどモテそうな感じだし…。

http://www.zingaro.jp/

 

 

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