挑戦的存在
北海道4デイズ 近況
■A-TEC北海道4デイズの進捗状況&近況報告です。昨年は直前までなかなか決定しなかったコースデザインですが、今年は、昨年暮れにはほぼ、全体のアウトラインが決まっています。かなり早めの動きをしているわけですが、その理由は、昨年、ちょっと冷や汗をかいた経験(2007年のSSERイヤーブックを読まれた方はなんのことかわかると思います)からなんですが。もちろん、そればかりではなく、今年はさらにパワーアップしたラリーにしたいと思っているからです。ぼくも含め、準備段階から動いていたスタッフにとって、昨年のラリーはスタートした時点でほぼ終わったような気になっていて、4日間の行程中は「来年はこうしよう。もっとこうすれば良かった」ということばかり考えていました。
■いずれは、海外からたくさんの仲間たちがやってくるようなラリーにしたい。北海道という土地の素晴らしさ、そこを走ることの悦びを世界中のライダーと共有したい、そのひとつの機会にしたいというのが、このラリーの目指すところというか、ビジョンのようなものだと勝手に思っています。願わくば、そこに一歩一歩近づいていけるよう。まだ2年目ですが、ひとつのステップを登りたいと思っています。
■ロードブックの制作に入るのは、山々の道から雪がなくなる5月の中旬以降となりますが、許可申請の関係もあって、全道各地へ足を運んでいるところです。主なロケーションはすでに決定しています。なかでも大雪山麓=当麻町の旧エンデューロ開催地は前半のハイライトとして楽しみです。また、札幌でも新鮮なロケーションでスペシャルステージが実現しそうです。スペシャルステージは全体で昨年の2倍ぐらいが目安です。
■スケジュール、運営面でも昨年とは少し違いがあります。昨年は3泊のうち2泊を宿泊施設・ホテルとしていましたが、せっかくの素晴らしい季節をアウトドアで過ごさないのももったいないし、コストも抑えられ、結果的にエントリー費も減額が可能になるということで、3泊すべて野営としています。また、SSを実施する場所での生活環境への配慮、またエゾシカやキタキツネ、タヌキ、夜行性の野鳥などとの接触を避けるため、日没後のスペシャルステージは原則廃止します。あわせて最低航続距離も短縮したため、よりスタンダードに近いモーターサイクルで参加できることになります。こうした変更は、開催地となる自治体とのミーティングから導き出されたものです。
■少し長くなりましたので、また次の機会に詳細を報告していきたいと思います。今年は、これまでエンデューロにしか目を向けてこなかった地元北海道のライダーもいよいよラリーイベントに注目し、プレエントリーも多くなっているようです。ジャンルの壁を越えて、新たな仲間が増えることで、より楽しいラリーになるのは間違いありません。いよいよ、準備にも気合を入れなくては!
ビッグタンクマガジン
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