久しぶりの更新
■レイドトレックチョモランマのみなさんお帰りなさい。毎日ウェブサイトで旅の様子をチェックしてはうらやましく思い、みなさんがマナサロワル湖に至った夜には、思わず、あの河口慧海師(*1)の名著を書棚から取り出して読み耽る始末でした。山田さんの日記を今後も楽しみにしています。
■さて、久しぶりの北の島更新です。度々話題にしていたエンデューロ世界選手権におけるBMW G450Xの戦いも、最終戦フランスGPで今シーズンの幕を閉じました。序盤は苦戦したBMW、E3クラスを担当したデビッド・ナイトが早々にチームを離れるという事件もありましたが、E2のエース、ユハ・サルミネンはチームに踏みとどまり、エンジニア、メカニックたちとともにG450Xの戦闘力向上に心血を注いできました。その成果は、終盤、ギリシャGP、そしてフランス最終戦での優勝という形で結実します。もっとも、ギリシャとフランスではジョニー・オーベル(KTM)がリタイヤというイベントではありました。しかし勝利は勝利。BMWチームにとっては最高のフィナーレだったということができるでしょう。モータースポーツは、人間とマシン、テクノロジーのスポーツです。技術的な困難を克服していくことは、このスポーツの真骨頂。昨年の、アプリリアVツインとステェファン・メリマンの戦いぶり(*2)にも通じる感動を、サルミネンとBMWファクトリーチームが与えてくれました。
■一方、日本のエンデューロチャンピオンシップも9月の日高で終了。最高峰クラスでは、今年の北海道4デイズにBMW R1200GSで初出場し、インターンナショナルクラスで優勝、総合でも14位と活躍した池田智泰が年間タイトルを獲得。乗りに乗ったシーズンですね。
■北海道は、あと1ヶ月もすると雪に閉ざされる季節です。来年の北海道4デイズに向けて、新たなルート、スペシャルステージ開催地の選定を進めています、みなさんお楽しみに!
*1「チベット旅行記(河口慧海)」 [HP]
*2 関連記事 [HP1][HP2]
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