お疲れ様です。仙波です。
私もやっと見る事が出来ました。「陽炎の彼方へ」!!!BSデジタル放送にたじたじでした。デジタル放送=地デジか?やハイビジョンって?と地方なのか私だけなのか?BSを意識したのは今回が初めてでした。私の周りにはその環境がなく、お客様にもないのか「仙波くんDVDにでも撮っておいてや」とお電話をいただくのですが、その環境がない・・・どうしよ・・・と放送日を向かえました。何とか当日に当社のスタッフの自宅が見れるそうなので、録画を頼みました。しかし、出来上がってきて、私のDVDデッキで再生するも「認識できません。」との事・・・「なんじゃそりゃ~」と、デジタルになり本当にややこしくなったようです。メーカーで録画方法も変われば再生方法も微妙にずれがあるのですね。
そんなある日、お客様が「仙波くん見たよBS11」と声を掛けていただき、私もだめもとで「録画なんてしてませんよね?」と聞くと・・・「VHS」になら録画してるよ。とのこと!!!!!!!「かかかかか貸してください。」と嘆願。快くOK!その日にお客様の自宅まで取りに行き、その晩に2時間もあるので、ワインとチーズなどコンビニで購入(ワイン500円:チーズ160円)何故か、そんな雰囲気を感じました。
再生をすると、最初はインタビュー的な部分が多かったのですが・・・参りました。奥さん方、家族の皆さんに参りました。参加される皆さんの奥さんの方々が、あ~も笑顔で送り出す姿は、決してこの冒険がそこら辺の旅行とは違う事を物語っていました。若僧の自分が語るのもなんですが「夫元気で留守が良い。」などということわざ?がありましょうか?この世代になると、元気でいてくれればそれでいい。近くにいてもらっては困る。嫌いだからそばにいて欲しくないではなく、いぶし銀な夫婦関係なのでしょう!と感じました。
冒険が始まると、中国を抜けるまでの状況は凄まじい感じでした。しかも、日々の移動距離が相当の距離でしたので、団塊の世代の方の体力というか、少年の心というか、驚かされます。ロプノールに到着した時など、本当に西遊記のシルクロードの時代に戻られたのでしょう。
あまり内容のことを書くのもなんなのですが(これから見る人もいるかもしれないので)自分はこのドキュメンタリーをワインを開けずに(栓を抜く事すら忘れ)大げさではなく、2時間鳥肌を立て、2時間を感じず、もっとヨーロッパの雰囲気が見たい。2時間の二部校正が必要だ!と思うくらい見入りました。
そして、山田さんが道中に届けていたレポートの一文が頭をよぎりました。以下は山田さんの9月27日のレポート内容の抜粋です。↓↓↓
バイクに乗るのにいちいち意義を見つけなければならないなら、もうバイクというものの存在すら怪しくなるんじゃないかと思う。バイクの存在意義を問われているようでもある。
答えは割りと簡単だ。ただひたすらに「走る。走る。走る。」走りながら、そして走ってから考えればいいことだ。
それが証拠に、今朝の高級ホテルに横付けされた黒塗りのメルセデスの男たちの、羨望のまなざしを見たか?
エナメルの靴に、馬鹿の一つ覚えのような黒ずくめのアルマーニな男たちの驚きを見たか?
今朝、うす汚れたライディングウエアで食事をする時、あるメンバーに尋ねた。
「こんな高級ホテルで、こんな格好で恥ずかしいと思うか?」 「少し!」
僕はまったく思わない。上質な黒いスーツなんかはるかに及ばないほどに、汚れたおじさんたちの姿は格好がいい。
そう思うひとつの理由は、ここが中途半端な高級ホテルではないからだ。
豊かそうに見える男たちが実は貧しくて、泥んこのユーラシア大陸を越えてきた男たちのほうがはるかに男として豊かなのだと。
旅人を見続ける、こうしたホテルの人々は理解するに違いない。
出発する時にはベルボーイはおろか、成金趣味な黒塗りのメルセデスの客たちも、ホテルの支配人たちも、われわれの旅を眩しそうに眺めていたではないか。
以上
僕もこんな旅がしたいし、こんな親父になりたい!
ではでは |