お疲れ様です。仙波です。
師走も中盤に差し掛かっております。お忙しく過ごされている方も多いのでしょうか?あの忙しさは、年内にすべてを終わらそうという気持ちから発生する忙しさなのでしょうか?やはり日本人はよく働くのでしょうか?その点について今回は少し・・・別件ですが、仕事が終わって帰宅すると嫁さんが・・・
「公務員のボーナス平均80万円らしいよ、やる気なくすわ。」
と僕を見つめてきます・・・いつかあるさ80万・・・ないな、でも夢を見る。それも日本人。
では、話を戻して本題です。
日本人は何故そんなに働くのか?自分が今読んでいる。外国人向けに日本の文化を載せている本にその題があります。よく働く日本人は「日本の文化」なのです。
基本的に日本人は「恥」と「誇り」を重んじています。良い仕事をしないと恥をかく、恥をかかないために仕事をする。その達成感評価、喜びが誇りへと変わります。それは働くことに例えても言えます。働かない事は恥で、ある人間は働いていて、自分だけ休んでいるのは恥であり、罪悪感に似た感情を覚えるのも日本人です。働くことは善、休むことは悪と考える日本人は働かずにはいられないのです。師走の中、忙しくしている人がいれば、忙しくしていないといけないと考えるのが日本人のようです。
そして、ボーナス80万ではないですが、日本人の根底にある感情、それが・・・
「苦あれば楽あり」
があります。今を苦労しておけば、将来はきっと良いことがある。そう考えるのが日本人です。私のように、今は80万のボーナスがなくともいつか、いつか。いつか・・・と考えているのであります。(一生無いか?)
そして、日本人の強い特徴に
「帰属意識」があるようです。
家への帰属意識、町への帰属意識、その上に会社への帰属意識があります。
日本人は、我が社と、自分の名前の前に会社の名前を出したり、立てたりします。この感情は外国にはあまりないようであります。この意識が強い日本人は、会社のために働くことが、自分に跳ね返ってくると信じて働きます。
そもそも、忙しさとは何なのでしょうか?それは誰のために働いているのでしょうか?
その答えは本にも書いていますが「みんなでやる。」が答えのように感じます。日本はやはりみんなで手を取り合い、最高の結果を目指して、進むのが日本の文化であり、日本人のあるべき姿だと思います。今現在、日本人の帰属意識は薄れ、一度入った会社は辞めることは「恥」と考える感情は若い世代には余りありません。それは世の中の能力主義、個人査定、年功序列の排除等、日本人に向かない方向への転化であると感じます。
日本人は協力していろいろな状況を打破してきました。オイルショックをこれほど早く脱したのは日本人くらいのようです。
働きすぎることを決して肯定するわけではありませんが、一度入った会社のために必死で働くほうが筋が通っていると思います。師走大いに働きましょう!
皆様、あと少しの2006年です。
働くことは善、休むことは悪でいきましょう。極論か?
ではでは! |