Organisation Voice 2013/4

 

 

2013/03/25 (月曜日)

「TDR、ごきげんでしたね。」

このところSSERといえば好天だけ!晴れ男SSERが定説になりつあるようですが、この週末の土曜日は風が強くて・・・2日目は雨の予報も気が付けば、いつの間にか晴れ。結局、先の九州4デイズ、TDRと降雨量0mm!!もうあの忌まわしい記録とは完全におさらば!!昨年は吹雪の中のTDRでしたものね。

それにしても今回のルートは愛情たっぷり!溢れんばかりのラリーへの愛情を感じました!!そして桜満開の大井川鉄道のSL、本当に豊かな大河が見せる様々な表情にしばしうっとりと春の日曜を満喫しました。ついでに帰りの大渋滞もまあ満喫しましたが・・・。

さて、このTDR、ラリーを広く門戸を開けて!という趣旨ではじまってもう4年。
ラリーがどうのということばかりではなく、本当に走ったことのないところ、行くなんて考えたことのなかったところ!そんな思いがけなかった土地!を走ることが出来て、改めてまだまだボクタチは日本を知らない!のだということに。

加えて言うならば、日本のどの土地も、人も風景も、おもてなしも素晴らしいの一言。旅は、楽しですよ、まことに。

本当にご機嫌な2日間でした。
そこで来年からは、この磐田に腰を据えてもっともっと楽しいイベントにしていこうと画策中!「もっとラリーを」というような提案で行ってみたいと思います。
とりあえず朝方に帰りついて、機能しない頭でぼんやりとしたいところなのですが、とにかく忙しいので、これらのオハナシはまたゆっくり。

きょうの一枚

家山駅のSL。これとうまく時間が合うように設定されたルートだったのですが、残念。見れたのは一部のオフィシャルとテルさんのクルマ。。桜に蒸気機関車、日本はやはりノスタルジーに酔っています。

 
 
2013/03/18 (月曜日)

「なんか、TDR。面白そう」

TDRが今週末。桜の便りも聞かれる頃。京都では早すぎる吹雪?に見舞われるは、林道はことごとく雪で塞がれているわ、で「雨の」SSERを象徴するような1年前。そして今年のルートインフォメーションを見ていると浜岡原発は出てくるし、SLの到着だか出発だかにタイミングを合わせようと努力しているし、なんたって磐田市の協賛で開催されるんだそう。いや主催者が・・・だそう。なんて書き方はけしからんので、開催されます(キッパリ)・・・最近とみに思うんですが、やっぱり「人生は旅」なんだということ。
旅に出ることは、小さなものから大きな旅まで、心は穏やかなりません。
孔子は「どこに行くにしても、心を込めて行け」と言いました。磐田市と聞くとボクはさっそくその歴史やら文化やら、成り立ちやら産業やら企業やら世界観まで予習をします。あっ、今回は忙しいのでまだしていませんが・・・

そうしていると、それがどこの土地であろうと興味というか好奇心はむくむくと起き上ってきます。旅の楽しみ方の一つは、これです。
それに「天竜川」確か諏訪湖から流れ出る唯一の河川?のはず。となればマナサロワール湖からガンジス川が・・・みたいな空想を膨らませます。
そうか、諏訪湖から彼らも旅をしてきて遠州灘に注ぐのかあ。と、川の流れにも心をときめかすのが旅人のあるべき姿であります。

そのうえ大井川鉄道、通称ダイテツ。。。地方の路線にしてSLを動態保存しているのは見事なうえ、経営もなかなかのものと聞いています。そんな、全国でも類を見ない存立基盤のささやかな一部でも垣間見ることができるのなら、これまた面白いではないですか?

そうそう大井川といえば遠江と駿河を隔てた戦略上の要衝。小田原征伐やら、秀吉や家康の姿を思い出せば、これまた旅もまた愉し、ですねえ。
それにしてもルートも良くできていて、楽しそう。土曜日は篠塚さんもやって来ますよ。 

2013/03/15 (金曜日)

「かつおのたたき」

一緒に現場をやっている大工のマコちゃん。日曜日は1月以来の休みを取って、高知にツーリングで鰹を食べに行くんだそう。ロードバイクでいくんだそう。。

ふと「なぜ高知のかつおのたたきは旨いんだろう?」
さらに「目に青葉、山ホトトギス、初鰹」
と詠まれた鰹のシーズンはどーしたのか?江戸では
「にょうぼうを質に入れても食べたい初鰹」ではなかったか?
と、ひとり日曜日に行くマコちゃんのツーリングの鰹の事を考えていた。

香川の人が日本一うどんを食べるように、高知の人は日本一鰹を食べる。
つまりそこに秘密があるというわけだ。
「名物にうまいものなし」の場合の名物とは、
普段にはその土地の人が食べないものをいう事が多い。
じゃあ旅する時のヒントは、そこが何が特産であるかではなく、
その土地の人が特異的に消費しているものが何かという事だろう。

高知に行くと鰹は藁で焼いてくれる。
焼き加減も素人ならずともみな一様にうるさければ、
おそらくこれも全国一の消費と思われる「ゆず」の加減もうるさい。
つまりその土地の人間の生活と気象が味を磨く、ということだ。

この前も、高知市内に昼前に着くと行きつけの店、
戸を閉めれば時間の概念を無くすほどの酒の席。
「ああ、これが高知だ。」
多くの酔客は土佐の酒と鰹。
そこで出てくる鰹のタタキは、一口で口に入れる事が困難なほど。
つまり、でかく切りすぎている。

そんなことを考えながら
TBIではカツオのたたき・・・藁焼き実演をお願いしますね・・・
・・と、婉曲なお願い。
それにうどんも。鹿児島の夜は、ソラマメと焼酎と、宮崎では・・・
そうそう大分では、あの「だご」を汁ではなく、なんか面白い食べ方はないかなあ??

とダイエット疲れのボクは週末は食べるモノを考えては喜んでいます。

2013/03/12 (火曜日)

「それが人生だよ。」

どうも最近のボクの口癖らしい。
今日、現場を一日一緒にしていた大工のマコちゃん。
ボクが
「それが人生よ。」
というと
「今日それ3回目」
だという。

フランス語だと「C'est la vie (セラヴィ)」
ガストンも口癖だった。

ボクは震災関連の映像を見ることができない。
石巻のSSERの緊急支援テントに並んでいた一人の老婦人の姿を思い出して苦しくなる。
その老婦人は、全てを失っていた。家族や家財ばかりではなく自身を完全に失っていた。
こんな過酷な人生があるんだろうか。
我々の人生なんて恵まれていて、
なにの不足や文句があるんだろうか。
あの、歩くことも考えることも、あるいは呼吸することさえも困難なほどの一人の老婦人に、かける声も勇気もなにもなかった。
その姿を見て、ボクは一生分の負荷を負った。

日々の生活の中で上手くいかないことなんて普通の事だし、最悪の結果だ!とか言うのも、案外大したことはない。
言葉ばかりが感情を煽っているに過ぎないし、そんな過激な言葉に救いを求めて居るばかりだ。
ボクタチの日常なんてたいしたことはなにもない。
それが人生だからだ。

ならどのように生きるか?
難しいけど、考えるのが人生なのかもしれない。
われ思う故にわれあり。
Je pense, donc je suis
なのだ。
存在が絶対なのは、自分自身の思考のみなのであるから。

ほんとうにそう思う。
みんな過酷な人生を背負って生きている。
どのように感じるか。どのように見るかは、自由だけれども背負うものの量は実はみな等しいのではないかとも考える。
それは思考の力の量に比例するから、とまた説明が付かなくなった。

それが人生だよ。

というわけで、ボクタチは新しいTBIに取り組んでいますからね!! 

2013/03/08 (金曜日)

「美しき日本の山河」

中国の環境問題がひどい。ひどいとは思いますが日本も原発による放射能汚染もそう棚上げできたものではありません。
人のふり見て、なんとやらとは、美しい?日本人の姿勢のはずです。
そういえば2001年ころからボクタチは「日本の美を愛でる」をテーマに日本を縦断する企画を立ち上げました。ツールドニッポンです。

北海道の芦別市にスタートを設け、宗谷岬を走り鹿児島の佐多岬までを駆け抜けるという壮大なプロジェクト。2年目は奄美大島をスタート、3年目は長崎のハウステンボスをスタートとしました。
3年目は日本の原子力をテーマに長崎の平和公園、それに雲仙の普賢岳、さらに日本海側の原発銀座や、青森の六ヶ所村やら福島の原発も眺めながら走りました。
ゴールは東京タワーの麓。すべてのエネルギーを大量に使い捨てる巨大都市にゴールした時の不思議な感覚はいまも忘れられません。

さはさりながら、この3年間にわたる試みで最も感じたのが、日本の河川がどこを見ても美しくなったという事でした。80年代には、それは汚く悪臭を放つ川も少なくありませんでした。
川が美しいという事は人体でいうところの血管とその中を循環する血液が美しいという事で、言ってみれば日本の水の循環が美しいという事になるでしょうか。

TBIでは90年代「もっと、美しく」というテーマでラリーの開催に臨みました。
四国の山々は実はいたるところに不法投棄のごみが散乱していました。これはいまも減ったとはいえ、ときどき見かけてげんなりとします。
林道にも廃車や家電製品のごみが野積みにされているところを見かけます。
美しい風景の中に、それがあって富士山といえど世界遺産の評定に難儀をしていると聞きます。

でもこれも時間の問題で美しい姿を取り戻すでしょうし、多くの方々がその努力をいています。
そうしてボクタチは美しい日本の山河を大いに堪能することができるし、そうしようと思います。

これからはじまるTDRやSuper TBIで「本当に日本は美しいんだ」そう実感することと思います。

■TDR 2DAYS 2013 in 磐田
人気のTDR。今回は磐田市の協力で、オートバイのふるさとを走りますよ!3月15日エントリーが締切!お急ぎください。http://www.t-d-r.jp/

■superTBI2013 4×4エキスペリエンス
一気に暖かくなってきました。野山は春の花たちが精いっぱい咲き競っていて、美しい色で山が染まっている感じ。となればGWのTBI。今回は大阪から九州、そして四国。3000kmを超える素晴らしいグランドレイド。走らない手はありません。といってもこちらは4×4のエキスペリエンス部門のお話し。いよいよ締め切りが近づいてきました!! [4x4エキスペリエンス]


2013/03/04 (月曜日)

「試走70、発進」

SSERでは、このほど国内ラリーイベントの距離測定用車両としてTOYOTAランドクルーザー70を投入しました。

これはそれぞれのイベントごとに違う車両や、違う機器で計測していたものを1台に統一しようという作戦です。テラトリップも2連装で、メインのマシンの作動不良やナビゲーターのミスを助けてくれるはずです。

これで若干ともコマ地図の精度が向上することになるでしょう。おまけにドライブレコーダーもついていますから、コマ地図を書くときに距離を口に出してくれれば、その位置のGPSポイントもわかり、かつ前方の風景も確認できるというもの。また夜間にまでなったことを想定して、4灯の補助灯、ひとつはワイドもう一つはドライビングランプで、およそ国内の林道ならば明るく目標物を浮かび上がらせてくれるはずです。

九州も各チームの下見も終わったようなので、これからそれらを繋ぎ合わせたコマ地図作成がはじまります。25回記念大会にふさわしい、クオリティの高いそして精度の高いコマ地図による気持ちの良いライディングで、思い切り駆け抜けてください。SuperTBIは終わると、この車両は長躯、北の島まで出かけて行きます。

さあ、シーズン突入ですよ。

きょうの1枚

すでにFB等でご紹介済みのランクル70SSER試走スペシャル。。年々バージョンアップしていくよ。次はプロシードパワーアップ計画も進行中!!板金を見つまりさせたら「このままのほうが良いんじゃないか?!」と言われてしまいました。さらに4tのパワーゲート付きも投入予定!もう老齢化はマシンに頼るしかないきね(土佐弁)