「終わりなきもの、それが生命。」
これは手塚治虫の大作「火の鳥」の最後の言葉です。
それは昨晩のNHK!日曜日の夜7時30分、何夜かで放送されていましたのでご覧になった方も多かったのではないでしょうか。僕はずいぶん昔に「火の鳥」を読んで、その壮大で宗教を越えたところにある「生命」の概念に驚いたものでした。当時の絵とは、ずいぶん違う洗練されたアニメに違和感は覚えたものの、僕は昨晩のそれを見て「終わりなきもの・・・」と言う言葉に深く感動しちゃったのです。
その「火の鳥」では現人類が絶滅した後の30億年後に、地球上で再び生命の進化が始まり人類が誕生するのですが、まあ全くいまと同じような進化を遂げる事は、確率的にはないわけです。また30億年後というのは地球そのもの、というより太陽が終焉を迎えかけているはず。などとせっかくの感動に水をさす自分も自分なんですが、そうこうしていると9時からは民放で映画「未知との遭遇」が始まりました。火の鳥の画像と飛来するUFOの母船のイメージが良く似ている事に驚きましたが、やっぱり僕は納得が行きません。
ナニが納得いかないのか?というと、考えてゆけば必ず突き当たる「神の領域」のこと。人類にはなぜ知的好奇心、科学的探究心が与えられているのか。なぜ進化の過程でこんなにも「考える」ことがでるようにしたのか。そのくせ絶対到達できない思考と理解の限界が設けてあるのか。理論物理学が発展しても、やはり宇宙とは何か?宇宙の外には何があるのか?と考えると思考停止にならざるを得ないのです。
九州の小鶴さんの後輩が、日本最年少のセブンサミッターになりました。野口健の記録を破るものですが、世界記録はわずかの差で譲ってしまったようです。しかし8000mを越えるとそこは神の領域と恐れられたチョモランマの山頂に立つ顔にビックリ、まるでそこらの山に登った時!みたいな写真なのです。若い世代の台頭著しい昨今です。
われわれの周りにも、生命力溢れる力強い若者たちの姿が、もっと増えるといいのになあ。
http://idrisa.sea-links.ne.jp/index.htm
きょうの一枚
山田オート商會只今開店準備中!!目玉の一つR69S。古い町並みを流すのです。
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