Organisation Voice 2008/02

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2008/02/29 (金曜日)

「塙 郁夫選手 FAcoat RALLY MONGOLIA 2008 出場!」

昨晩、白金で晩御飯をご一緒したのは、ジャーン!塙選手でした。いわずと知れたオフロードレーサー!クロスカントリーラリーへの興味もあって、なんとも最速オフロードドライバーがモンゴルにやってくることが決定!!今日の一枚のバハ用のマシンではないのですが、それでも驚くべきドライビングを見せてくれるはず!!とっても楽しみ!!と、さらにまたもう1台、ビックリィ!なエントリーが進んでいます。ナンダロネエ?また近々このサイトでご報告!!する予定なのでオタノシミニ!!

さて今日からはもう春です!!春といえばお遍路さんの鈴の音と、TBIのルート制作が四国の春の風物詩?!今回のテーマのひとつ「美味い物を食う。」ためには試走チームが食べなければいかん!ということで例年になく入念なコース制作になる予定!なのですが・・・。

きょうの一枚
塙郁夫選手!!参加車両はこのマシンではないですが、まあぜひオタノシミニ。


2008/02/28 (木曜日)

東京出張中です!!強風でしたが大快晴!!なにかと忙しかったのですが、これからは某著名オフロードドライバーと晩御飯に行きます。彼のモンゴルへの出場が実現すれば、ちょっとニュースになるかもです。もちモンゴル初出場。あとはね某有名映画制作プロダクションで打ち合わせ・・・映画を作るんだ!!と張り切っているのですが、これまたどーなることかです。TBIも20周年記念のなんかこう胸にぐっと来るような映像をしたいなあ。

きょうの一枚
S先生のニューウエポンをキャッチ79年製ドカティ・スクランブラー125ccの巨大フィンが・・・。


2008/02/27 (水曜日)

「北京出発」

速報で?お伝えしましたが、西安-ローマは、北京-西安-ローマとなりました。したがって3日間ほどスケジュールが前になりましたのでご注意ください。もともと北京-パリで計画していた昨年のツアー!西安と北京の両方を叶えられる今回のルートは、感激もひとしおです。

すでにレンタルバイクは終わりそう!!レンタルバイクが必要な方は、急ぎ予約を入れてください!!もちメールで結構です。もう1台は3月からレンタルをしますので、夏の船積みまでは存分にライディング&慣らし!をお楽しみくださいな。問題のイモビライザーは対策品に全交換!!しました。しかしそれにしてもアレだけ走っても、どこも悪くない状態には「さすがあー」と言わざるを得ません。ただいま完全オーバーホール中ですが。

きょうの一枚
3月の壁紙より
西安-パリ2007、ロプノールからウルムチへ向かう。黄土高原の西、乾燥した青空と大地とマシンの、あまりに美しいコントラスト。


2008/02/26 (火曜日)

「TBI試走開始!」

いよいよ雪を掻き分け試走が始りました。頭の中では全く新しいプランが動いているのですが、案の定、年度末の工事やらの通行止めに阻まれています。まあとにかく良く舗装されていますわ。道路特定ナンチャラのお陰でしょうか?熊しか通らない道路・・・なんて菅さん?実は鳥も通わないような道路まで舗装しているのですよ。

とまれ、この20年間にわたる試走とコマ地図を書くという行為は、まさにボクのライフワークにも等しく、モンゴルのコマ地図書きと併せると、ギネスに申請出来るのではあるまいかと思う今日この頃です。

さて、コマ地図に魂を込める!言葉にすれば簡単ですが、それは情念のようなもの。無機的な記号の連続の行間にいかなるメッセージをこめるか?何を伝えたいのか!?時に「不親切な」コマ地図ですが、今のように情報過多の時代に、手繰り寄せても届かない程度の情報のほうが、イキイキとして輝いていることが多いはずです。書きたいのに書かない部分・・・微妙なニュアンスですね。

古くTDNでは国道や県道、道道等の路線番号を記しました。それだけで情報の量が飛躍的に増えすぎて、内部でも議論を呼ぶことに。決してミスコースをさせてやろうなどという意図は微塵もありませんが、ルートファインディングの楽しさ、例えば不安や確信、たどり着く感激。とぎらすことを許さない緊張感の連続!さまざまなものが、時に無機的なコマ地図には表現されています。だから、GPSカメラで撮影して、コマ地図に挿入する!なんてアイデアもいつも間際で立ち消え。ちょっと心細げなニュアンスとニュアンスの戦いこそ?もうひとつのクロスカントリーラリーの側面なのではないでしょうかねえ。

四国といえども、大陸のそれのように感じるのは、まさにコマ地図のなせる業。ゆめゆめGPSを頼って走るなどという、ちょっとイージーな考えをお持ちくださいますな。

きょうの一枚
SSER NEW OFFICE まだ正式な呼び名が決まっておりませんが・・・こんな感じで、入り口のない建物にしてやろうという目論見。ある材料(半端モノばかり)で作っているので、どこかの林道で見かける山賊屋敷のような佇まいに。まるでアーティストのインスタレーションのような、オブジェのような・・・そんな勢いですが完成はいつのことでしょうか?

「最新情報!!2008」
「西安-ローマ2008」は、中国サイドの協力もあって、「北京-西安-ローマ」となることが本日決定的になりました。このため当初の予定より数日早く中国入りすることになる予定です。通関は天津を予定し、かつ運転免許の取得(半日行程)も同じく天津にて実施いたします。また1日は北京観光の予定。参加ご予定の方は早めにお問い合わせください。これでついに完璧に洋の東西が結ばれます。かつてマルコ・ポーロのように、好奇心に溢れた旅を。詳しくはこちら


2008/02/25 (月曜日)

「建設工事進捗状況の報告」

かねてより工事中のSSER NEW OFFICEは、もうすぐ中間完成予定です。中間?というのは、事務所部分が移転できるような状態になりつつあるという感じですが、なにせ寄付とボランティアで作製されているようなものであります。

近くに壊す家があると聞けば、材を貰いに出かけ、断熱材が大量に余っていると聞けば近県まで車を飛ばし。建築用プレカットメーカーからはキャンセル材を大量に貰ってくるわ。次は土壁を自分たちで塗る予定であります。ところが高いのがトイレ!!身障者用トイレも作る予定ですので今晩はこれからトイレと厨房の図面を引かなければなりません。明日から配管工事が始るというのにです。んでトイレはただいま楽天で物色中!!こんなんでよいのだろーか?しかも金額はあまりにも天と地ほどの差がある建設資材費・・・うー、暇さえあればなあ?と思う日々。ほとんど現場に行く時間もないので、時々見に行くとビックリ!?それにしても行き当たりばったりの、残材で作るというコンセプトに、どうもトイレばかりはそうも行きそうにありません。それ以外は見事に中古材または落ちていたもので作っているような勢いなのでオタノシミニ。

さてTBIも締め切りました。懐かしい名前がかなりあります。10年ぶりの出場!!なんて普通!!な人達。サテサテどのような大会になることでありましょうか?ルート制作ちょっとやってきました。こちらもなかなかですぞ。

きょうの一枚
TBI08のラリープレート。ちょっとふざけすぎた?和柄なラリープレートは世界初ではありますまいか?ちょっとジャパネスクなノスタルジックツアーがコンセプト。ローレンスさんの目には、いかに映るのでありましょうか四国の山村が・・・。


2008/02/22 (金曜日)

「黄砂マニアなボク」

春の話題は、花粉よりも黄砂なボクは、やはり大陸への憧憬から来ているものなのだろうか?と思うことしきり。これから春は例えば北京やソウルも、昼でもライトが必要なほどに黄砂にやられます。古くから黄砂はあるのですが、近年ことさら酷く感じられるのは環境破壊や温暖化による砂漠化などを、よりいっそう深刻に感じるからでしょう。ヨーロッパでも季節風シロッコが吹き、大量の砂混じりの熱風が地中海から吹いてきます。まあこのような気象環境で、大陸は繋がっていると感じさせられるものです。

さて、今日も春の1日。温かくなると、やはりモチベーションも高まってくるというもの。さて、山の低いあたりから花粉に負けず、黄砂にも負けず、試走をはじめることとします。

きょうの一枚
これは秋の衛星画像。大陸から太平洋に向かって黄砂が舞い上がって吹き出している様子。揚子江河口から黄海に流れ込む大量の砂が緑色に見えています。もう一枚はモロッコ、リビアからヨーロッパに熱い風と砂を運びます。ちなみにこの風のことをアフリカではギブリと呼びます。


2008/02/21 (木曜日)

「春だよ。」

カフェは鎮守の森を背に建つので、なかなか気分がよろしい。で、後ろと前を入れ替えて、森に向かって開口部を取って道路には背を向けようと絵を描いた。だいたい最近の日本人は、道路に向かって暮らし、海や森、川や山を背に暮らしている。人がやって来るところが玄関なのは分からなくはないが、もっと自然と向かい合って暮らすほうが良いのではなかろうかという結論。

大きな木々の上に、赤い大きな満月がかかった。春宵一刻な季節の到来。春には出来上がるのだろうかこの工事。なぜなら今回は図面をほぼ引かずに、「ここはどうしますか?」「うーんと、こうしよう」「じゃあここは?」「うーん・・・土壁で、スサ入り!」「えーっ」「じゃあトイレは?」「ウーン、また考えておくよ」みたいなゲーム感覚な工事の進め方・・・そのハプニング性や首尾一貫しない思いの蹉跌?がテーマ。朝考えていることと、夜思うことの違いが建築に反映されるという、新しい取り組み??さてどーなることやら。さらに予算も無いしね。

もうそんなこんなでカフェから見る田園風景と石鎚連山は紫にたなびく春霞に覆われています。美しい日本の春のはじまりなり。

最近思うこと
「イージス艦の事故」メディアはやっぱりバランス感覚を取り戻さなければならない。事故の過失割合をメディアが決めるのは良くない!!もちろん行方不明者が甚大な被害者であり、それに関してはイージス艦が加害者というのは間違いあるまいが・・・そんなことより、もっとメディアが今取り組まないといけないことはなかったのか?メディアが司法権のような権力を身につけてはいけないと思う。報道は常に中立で、公正に。自衛隊を加害者=悪いやつ、みんな守屋前次官と同じような体質・・・ではねえ。

「サッカー日中戦」日本サッカー協会は抗議文を出すとか出さないとか?果てどうするのでしょうか?アレだけタフなゲームとおそろしく反日な北朝鮮の主審。文句を言わずに闘った選手たちに、何か拍手を送りたかった。それを何も日本協会がぶち切れて抗議文なんて送らなくて良いのではないかと思う。こんなこと、分かっていることじゃないのかい?!彼らと同じレベルになってしまう。それよか次のゲームを見据えたほうがよろしい。

きょうの一枚
カザフスタン、夕陽の中を急ぐ。1日走ると疲れると思うでしょ?それがなかなかおじさんたちは疲れなくなるのです。体力が無いのに順応力はあって、こんな夕陽の時は適当にバイク停めて写真撮ったりするのですねえ。


2008/02/20 (水曜日)

「コンスタンチノーブルへ」

今年は、イスタンブールへ行く!!なにかサンクトペテルブルグから、そう思っていた節がある。「洋の東西」を繋ぐシルクロードは、またローマへの道でもあった。なにかイスタンブールとかって言うとイスラムの香りが高いようだけど、やっぱりビザンチン文化だ。

うちの(ではないけど)赤松カメラマンは、バルカン半島にビザンチン美術を追って、写真集まで出しているくらいだから、今回のイスタンブールをレポとする壮大なツアーには並々ならぬ意欲を示しているけど。まあそれは良いとして・・・ボクはとにかくモザイクタイルだと思っている?なにがって東ローマ帝国のユスティニアヌス王朝を築いたユスティニアヌス1世の肖像画のモザイクは、なんとも可愛くて素晴らしい!!

さてその東ローマ帝国(395年 - 1453年)は、 東西に分裂したローマ帝国の東方地域を継承し、オスマン帝国によって滅ぼされるまでの1000年以上にわたって存続した帝国。一般に「ビザンチン帝国」「ビザンツ帝国」「中世ローマ帝国」「ギリシア帝国」とも呼ばれるが、これらの名称はどれも後世の人間による呼称であり、その政府や住民は自らの国を単に「ローマ帝国」と称していた。首都はコンスタンティノポリス(現在のトルコ・イスタンブル)。中国の文献では「払林国(拂菻國)」と表記されている。ウィキペディアより。

で、この東ローマ帝国の首都コンスタンティノポリスが今のイスタンブールで、やがて東ローマ帝国もイスラム国家オスマンに取って代わられるようになるのだけど。

きょうの一枚
ユスティニアヌスの壁画のモザイクを見ていたら、タリム盆地に残る仏教遺跡の中で最も古いとされる、新疆若羌県のミーランの寺院あとから発見された、羽根の生えた肖像を思い出した。ヘレニズムだかビザンチンだかの芸術は、タクラマカンの東のほうにもやってきていたのだなあ、と感慨深い。で今年のツアーはこれを遡ることになるのだ。


2008/02/18 (月曜日)

「春遠く」

この時期は、1年のうちで最もビミョー?な季節。早く毎日が過ぎて春になって欲しいぞ!という気持ちと、「ああお願い!時計を止めてえ!」という!!気持ちとが交錯するのですね。

ボクの1年のうちでは2月は、まあ仕込みの季節。GWから夏にかけて豊饒なる日々のための丹精をこめた仕込みの日々でなければならないと言っても過言ではありません。なのにこの寒さ!この忙しさ!毎日が打ち合わせばかりで仕事が(もちろん打ち合わせも仕事ですが・・・)できません。クリアーな状態で1人じっくりとデスクに向かう時間が必要なボク。その欲求は歳と共にいや増すばかりであります。

きょうの一枚
「ただいま改装中!のカフェレゴラリータ?の上空に春宵の月」
ほら、ご覧のとおり工事中のNEW SSER OFFICE は裏の鎮守の森が凄い勢い!でしょ。それに春の宵の月が・・・これはボクの携帯の画像初披露なり。2月末完成の予定は、少し後ろに押しそう。バリアフリーで車椅子OKのトイレの新設も手抜かりなし。しばし待たれよ。


2008/02/15 (金曜日)

「おいらは北風小僧だ!寒いけど、もう春だい。」

なんかインフルエンザでしょげてたので、ちょっと景気良くタイトルをつけて見たものの、寒いっちゃあ寒いわなあ。

でも厳寒の中にも春の兆し!!

TBIのレギュレーションは2月25日に発送予定!!おっとFA-coat RALLY MONGOLIA も2月25日発送予定!!よろしく。んでもってモンゴルもかなりパワフルなエントラントがMOTO-AUTOとも大量に!!で、オフィシャル強化!!大ミーティングな飲み会を近々NEW SSER OFFICE!と言っても未完の状態でやる予定です。よろしく!!

きょうの一枚
忙しくて行けなかった商売繁盛の神様「椿さん」熊手はお金をかき集めて、宝船に載せて・・・どこへ運ぶの??


2008/02/14 (木曜日)

「学級閉鎖」

ただいまSSER ORGANISATION オフィスではA型インフルエンザが猛威をふるい、学級閉鎖状況です。いや学級というのはあれで、事務所閉鎖ですね。やっぱ予防接種しとかねばですねえ。自らできる予防方法があるのにそれを怠るのは、やはりだめです。えっ、注射が苦手??お陰で今週はメルマガも、もちOVも休刊が続きました。やっと少しだけ復活したのではありますが・・・。

さて、そんなこんなで寒さもピークですが、寒さの中から少しだけ春めいた部分を感じる今日この頃。

そろそろTBIのために山の積雪具合を見に行かなければなりません。どーか大量の降雪で林道たちが大きな被害にあっていませんように、と祈る日々でもあります。


2008/02/12 (月曜日)

「SSER2008発表会−広島・名古屋・大阪−」

SSER2008発表会にお越しいただきましてありがとうございました。今年も多くの場面でみなさまにお会いできることを楽しみにスタッフ一同お待ちしております!


2008/02/08 (金曜日)

「ガストンの写真の怪?」

今日はガストンの3周忌だ。そんな日に菅原さんはダカールの連続出場の世界記録のギネスの認定証が届いた。その認定証の写しを額にして、ガストンの写真と共に並べて置いた。何かこの二つの出来事は、ボクにとって運命のように人生の中に大きな存在として深く根を張っている。

今年は西安からローマへ旅をする。予定のルートではサラトフという町に泊まることになった。「サラトフ、サラトフっと?」頭の中のハードディスクを検索すると、検索結果・・・サラトフのビバークで菅原さんのカミオンの荷台でガストンと3人でインスタントラーメンを食べた。ガストンはモスクワの手前でクラッシュしたときのことを面白おかしく話した。菅原さんはフンフンと頷きながら笑いながら楽しそうに聞いていた。

事務所に飾ってあるガストンの写真は、東に向いて置いてある。でも気が付くといつも北に向いているんだそうな。北向きの事務所だから、道路は北に面している。そちらからはバイクに乗った友人らがひっきりなしに出入りするのである。

まあなにかそんな不思議なことのように感じる心が大切なのだろうと思ったりしたガストンの命日でした。

きょうの一枚
その菅原さんのギネスの登録証とガストンの写真。


2008/02/07 (木曜日)

「仙波君ポルトガルへ」

デキニチでもおなじみの仙波君は、ポルトガルへBMWのディーラーズミーティングへ出張!?ライディングウエア持参?あー、ちょっと心配。

ダカールシリーズは、既報のとおりですがセントラルヨーロッパで3000km7デイズ、これも今回の西安からのルートでもちょっと被る感じのルーマニア、ハンガリーあたりでこの春開催です。春浅い東ヨーロッパ、トランシルバニア地方には行かないのでしょうかねえ?いかにも絵画的なまた音楽的にインスパイアーされる旅になれば良いですねえ。

また2009ダカールも間もなく発表になります。既にヨーロッパではいくつかリークされていますね。南米の模様です。世界中にはそれは素晴らしい環境(ラリーにとってのね)はまだまだ存在します。風景や走るべきルートもそうなのですが、文化や歴史やそしてそのラリーの必然、そうしたものが求められます。またインパクトという意味においてのキャパシティに対してラリーの規模をどう考えるかというところも、主催者に頭の痛いところになってきています。

それにしても先週はモーリタニアの首都ヌアクショットでは、イスラエル大使館が襲撃されるという事件も起き、マグレブ諸国の治安は最悪の事態になってきています。ダカール中止の決定は、完全に評価されるものとなりましたが、テロに屈したという見方もあります。

時代と共に人類は知恵がつき進化するもの、そうして21世紀は平和と輝きに満ちた世紀になるのだと、ボクは少しだけ信じていました。いやでも日本と中国の摩擦は拡大して21世紀初頭には危険な水域まで行く!なんてことを言ったり書いたりもしていましたがな。なんか一気に追い越されて置き去りにされた中距離ランナーのような日本。また頑張ればいいじゃないですか。

仙波君はきっと今、初めてのヨーロッパへ向かう機上の人となっている頃でしょう。洋の東西を繋いだユーラシア大陸の、西の端までボクが今からクルマに乗って東京に向かう時間くらいで飛び越えられる時代。バイクで走っても必死で走れば1ヶ月もかからない現代。もう少し人類は、真の意味での知恵を出せないのでしょうか。貧困、戦争、憎悪、環境、いつまでもこうした問題が解決しないところがまた人間なのでしょうか。

きょうの一枚
最近こだわっているアラル海。上2003年10月、下2007年10月。北アラル海が大きくなって来ています。コカラルダムが出来て、シルダリア川の水が北アラル海を潤してきているのが分かります。すいませんアラル海ネタ今日くらいまでにしておきます。


2008/02/06 (水曜日)

「砂の海へ」

さまよえる湖ロプノールは、人為的なものではなく、流域の砂の堆積によって流れを変えたりしたものです。さらに崑崙山脈の雪融けの水量の減少も影響してはいるのですが、産業革命前もたびたび彷徨っていたわけです。

一方アラル海は、ここに流れ込む南からのアムダリア川の流域の大規模な綿花畑への灌漑で、回復不能なほど川の水が流れ込まなくなったのです。

北を流れるシムダリア川は、グーグルアースで見ると、細々ですが流れ込んでいます。そこでカザフスタン政府は、この今では北と南に分かれてしまったアラル海のシムダリア川の河口のすぐ南にダムを作りました。堰堤の距離は13kmばかり。これによって北アラル海の水位は徐々に回復中。ここのところはチョウザメの稚魚放流もはじめたそうです。

アラル海の漁港の町アラリスクでは、海まで数十キロ走らなければ行けないそうなのですが、やがてこの町まで水が帰って来ると良いですねえ。実はダムから町まで運河建設中とのこと。

そんなこんなで、今年のシルクロードツアーの中盤の目的地はアラリスク。さて地球環境の最先端はいかがなことに。

きょうの一枚
砂漠の中に船の残骸があるという奇妙な光景。しかし今小さくなったとはいえ16600平方キロ琵琶湖の670平方キロメートルがいかに小さいのかってオハナシ。


2008/02/05 (火曜日)

「もうすぐTBI」

今日なんか、もう春の予感。温かな日差しで一杯です。広島の恐羅漢山の不明の7人も、この天候回復に助けられ元気に下山するといいなあ!と思ってたら全員無事との報。とっても嬉しい気分になりました。

春を告げる、と言えば四国では「椿さん」と「お遍路さんの鈴の音」もうひとつはTBIのルート制作?椿さんは13、14、15日、新しいGarage(呼称が未統一です)の第一次工事完成&プチ引越し予定日と被ります。応援に来松の皆様も伊予路に春を呼ぶお椿さんに出かけましょうか?でも第一次工事完成ったって、倉庫部分が完成したのみですから。本格的な工事はいつの事になりますことやら。

さて、そんな四国の春TBIはもうすぐ。準備周到な(気の早いとも言いますが)菅原さんはニューウエポン完成!!きょうの一枚はすがわら号2008TBI仕様XR230です。そして、もう一枚は昨日書いていたアラル海。


2008/02/04 (月曜日)

「旧正月」

いやいや寒いですねえ。こう寒いとさすがに暖房つけちゃいました。今日は市内に打ち合わせに行くので、ちょっとバイク乗っていこう!!と思っていたのですが、なーんのことはない!ちょっと環境にはもうひとつな大型4X4で出かけてしまいました。「環境ねえ。はあーっ」とため息。というのも、この数日間、輸入車の山と暮らして(輸入車ショウというイベント開催中でした)思ったのですが、やっぱチンクのディーゼルにしよーかなあ?っと。(ヨーロッパでは売れに売れているらしいのであります)で、もう行動するべきときですよ!キッパリ。なんて。

でも良く見るとチンクのミラーはドラえもんの手だしなあ?なんせ目の前にはマイバッハとロールスロイスファントムが。やっぱ良いですわロールスロイス。世界観が違う!!ボクがお客さん役になってスチールの撮影。セールスはイギリス人のセールスマネージャー。「まあこんな世界もあるのね?!」「これ、買います。来世で」そんな日本語は彼には分からなかったようで、少し日本語の分かる彼には「買います!」の部分の後に続く言葉がきっと「インシャラー」と聞こえたかのようでした。そうイスラムの世界ではこのとまあ、そんなことを考えながらもそう言えばもうすぐ旧正月。長崎のランタンフェスティバルや中国各地の春節の大騒ぎやら、モンゴルの暴飲暴食な旧正月を思いながら、何故アジアの各国は旧暦で正月を祝うのに、日本はどーもな?と毎年のように考えるこのごろ。

日本ももう少しだけ旧暦を取り戻して。日本人の心を取り戻すのはいかがでしょう?なんて言うと右より?

きょうの一枚
かなり右よりなイメージさえ受ける、この面構え。言語道断ですな。


2008/02/01 (金曜日)

「アラル海の話」

むかしパリダカールがニジェールからチャドに向かっていたころのお話。チャド湖も大きな湖だったのですが、年々水位が下がってきて、20年近く前のそのころでも、20km以上も湖岸が奥に移動していました。

そこで激しいバトルを繰り広げるのですが、そこにはすでに水の気配はなく、あたり一面はフェシュフェシュと呼ばれる龍角散のようなダスティーな路面に。舞い上がったそれは軽いからでしょう、いつまでも辺りに漂い続けるばかり。

アフリカ中央部の悲しい出来事のように、この湖の水が失われるのを感じていました。やがて世界的に環境意識が高まりつつあったころ、アラル海でも同様のことが起きていると言うニュースを聞きました。

でも最近は北アラル海の水位が回復してきていると言うニュースを見ました。ボクのグーグルアースはアラル海を良く見に行きます。いまでは北アラル海から南アラル海に流れ込まないようにダムが建設されています。パリ北京1992の時見たアムダリア川。加藤登紀子の「川は流れる」がニュース23のエンディングで流れて、画像に「アムダリア川」とスーパーが入ると、ボクは激しいノスタルジックな気分に襲われたものでした。

そのパリ北京の時のビバークでも使ったウラリスクという町に行ってみようと言うことになりそうです。その手前の行程ではアラル海の辺の村アラリスクでキャンプの予定。テレビ的にも必見です。

きょうの一枚
こんな原稿も実はえひめ輸入車ショウの会場設営中に書いています。ここでは実は僕は全体の演出家。ぜひ来てくださいって松山ですからね。ボクのGS1200Aも2台展示中!!