「おお175馬力!220万円!」
これは新しい1300のエンジンを積んだBMW K1300Sのオハナシ。ギヤシフトアシストなんてのが付いたら220万円!175馬力って確かハヤブサと同じ?スイマセンヤツは今はもう200馬力に手が届こうかってオハナシのようで・・・しかしその方向性、どうしたのかしら?時代性はどーなのか。
バイクのハイパワー化!!って、かつて日本のオートバイメーカーが落ち込んだ穴に落ちてっているような気がしますが大丈夫?いやスタイルとかプロダクツには文句のつけようも無いのですが・・・仙波君の言を借りるまでも無く、バイクは素晴らしい乗り物だと思っています。なんせ子供の頃からもう40年ばかり乗っていますからねえ。でも最近は乗れなくなったけど。そして永遠にカッコ良い乗り物であってほしいとも思っています。しかし今の時代のかっこ良さというのを忘れてしまっているような気がしてなりません。
そう、それはダンディズムです。仙波君のナルシズムとは?一線を画しています、キッパリ。ダンディズムとは「諦めの境地」のことだった「ストイシズム」だったりします。たとえば映画「カサブランカ」フルッ!でハンフリー・ボガードが演じた諦観がダンディズムだと世界は感じたはず。うーん、例えがぱっとしませんでしたねえ。
「諦める」とは「明らかに究める」ということ、つまり物事を真正面から受け止めることなのだそうでありますな。そうすることによって、己の生き方や価値観が浮き彫りにされてきます。もちろん実力も。
クルマやバイクは男にとってそうした道具(つまり、まあそういうことです。)として扱われてきた時代がありました。だから背伸びもし、ローンも組んだわけですよ。今は120回ものローンがあるそうですね。120回10年、それでも価値のある車を作ってほしいものです。10年経てさらに魅力を増し続けるもの。
まあ、いまはダンディズムとクルマの関係なんて崩壊していますから、家族が楽しいミニバン、ワゴンはてはKカー、でなーんも問題ないわけです。いやその選択こそ諦観ダンディズムやも知れませんが・・・そこに200馬力ものバイクを投入するのは、無駄な意味不明のメッセージのように感じます。・・・ボクハシバシバこんなことを言ったマシンを買ったりすることがあるので要注意・・・なんかBMWらしい新しい乗物の提案は出来ないものかと、ボクみたいなBMWファンの小さな心は揺れ動いています。「おお!これだ。これだよボクが待っていたのは」みたいなやつ。エコなのにカッコイイ。おとなしそうな顔してかなりワル!なんか見たとたんに血圧が上がるやつ。
「で、そのバイク1300?HONDAインサイトも1300だったなあ!」インサイト、エンジン88馬力とモーター14馬力で合計で102馬力。1300Sは175馬力・・・でも189万円税込み!と金額は微妙に同じくらい。
K1300を買うかインサイトを買うか?なんて、そんなことを考えているのはおかしいとは思う?けど、なんかいまのバイク、新しいパラダイムを示してはくれません。
話は逸れますが、前にも書いたけど国民の10人に一人が200万円のクルマを買えば1000万台、20兆円の売り上げが上がるというお話。日本は未曾有う・・・「みぞうゆう」と打ってみた、の好況と化すのは疑いようがありません。おそらく世界一景気の良い国になるでしょう。そういうことで、国民が出来る急激な経済対策!!インサイトを買おう!!もちK1300Sも良いけど。
きょうの一枚
K1300Sとハヤブサ・・・腰と首が痛そう。でも人類にとって?速いということは魅力的なことでもありますよね。でもK1300S、カッコヨイカモ。
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