「モンゴルに出かけるよ!」
(第一話) モンゴル試走の準備が佳境です。
地図とかGPSなんてのは当たり前ですが、ボクタチはまず食糧を1週間ばかり前に送り出しました。なぜだか、たくさん使うのが油です。いつも足りなくなります。そこで今回もキャノーラオイルだけじゃなく、ごま油とオリーブオイルなどを送り出しました。いや、モンゴルでもこれらは手に入るんですが・・・なぜかいつも。なんたって数年前に持ち込んだロッジのダッチオーブンが、とにかく良い仕事をしてくれます。れます。
どこかで手に入れる新鮮な羊肉と、そこらのハーブとジャガイモと玉ねぎ。ついでに強情極まりないモンゴル産のニンニク・・・などなどを放り込んで、塩コショウして火にかけとけば、もうあとは夢のようなディナータイム。地平線の沈み行く夕日を眺めながら・・・とかって書くと「いいなあ」って思うでしょ。ょ。ょ。
「そう、良いのは良いのですが・・・」それもせいぜい5日間くらいまで。そこからをいかに、素晴らしい食生活を実現させるかが、その年のルートが素晴らしくなるかならないか!?という大きなファクターになっちゃう、といっても過言ではありませんから。ら。ら。
そして日本の味への郷愁は、日増しに高まるというわけです。普通の旅とかなら、何週間でも現地の食事でOKなボクなのですが・・・持ってくのはさらにキッコーマンのお醤油やら、キューピーマヨネーズ、おたふくのお好み焼きソース、だしをとるための鰹節や利尻昆布。布。布。
モンゴルの大地を試走する時の楽しみは、まあ日本の味だけなのかもしれません。そんで、毎日お弁当を作るのです。冒険の旅の最大のテーマはいつもかわらず「今日はなにが食べれるか!?」だということですねえ。え。え。
今年も、美味しい試走になりますように。
(第二話) 最近の政治ショウを見ていて
前にも一度、書いたかもしれませんが、昨年の暮れだか年が明けてからだったか。 私どもの事務所のある市の市長と、少人数で酒席を囲みました。テーブルには、肴が少しと、アサヒビールの壜。和やかな空気で、それでも少しばかり経済やら地域の話がポツリポツリ・・都合のいいことに座敷は、密談場所のような趣です。す。す。す。 「ヘッヘッヘッ、お代官様・・」気分なボク。ウソです。
「ところで、民主党政権になって、良いことがひとつでもありましたか?」 と、唐突な質問をボクに。
質問の意味を訝しがりつつ・・彼らの政治的な立ち居地を認識していなかったことを悔やみつつ・・
「ひとつだけありました。」 とそう言いました。
一同 「ホホウ?」
これで、おおかたの立ち居地は瞬時に理解できました。そうなると次には、やや批判的なことで締めくくらなければならない空気を感じるボク。
「それはなんぞ!?早く言うてみろ」な空気。 それはまた「つまらんこと言うと、酒がまずくなるぞ・・」という怒気を含んでいます。
ええーい、もう勝負です。
おもむろにビールをグビと空けてボク 「日本人は、子供のころから旨い話には気をつけろ。と教えられてきました。ですから大きな過ちはしにくかった。それでもオレオレ詐欺や、高額配当を歌うサギの被害は無くは無いわけです。でも、そんなのに騙されるのは、騙されるほうが悪い!みたいな空気が日本人にはあるのです。それこそが勤勉で、こつこつと働くことを美徳としてきた日本人の心情です。情です。情です。
そんな日本人がですね、民主党の旨い言葉にはコロリとだまされたわけです。なるほど、もう一度ここらで、子供のころから聞いた戒めを日本国民が再認識した。つまりこれが民主党のただひとつの善行であり、壮大なスケールの再教育だったのです。」
一同 「なるほど、その通りかもしれん。」 「そうか、騙されるのが悪いのか・・」 「旨い話なあ・・」
ボク 「それはそうと市長、良い話があるんですが・・」
市長 「ほう、良い話しかね?」
とまあ、夜は更けていきました。
というエピソードを、思い出しながら最近の政治ショウを見てました。
誤解を恐れずに言えば、自分たちのことは自分たちで守る。ということで、いかないといかんです。防衛というのは、人にやってもらうわけには行きません。今回のさまざまな世事が、たとえば中国海軍の行動や、有事と呼ぶべき朝鮮半島、そして基地移転の問題を踏まえて、ヒステリックな評論家や活動家たちではなく、旨い話には気をつけろと教えられた日本人が、新しい議論をスタートさせなければならないと思います。います。います。
モンゴルに試走に行こうとするころには、必ずこうした国家のありようみたいなことが気になってしゃーない!のです。出発まであと3日!
きょうの一枚
「うちの事務所のキッチンに積まれた鉄鍋たち。」
SSERの事務所には、まあキッチンというか厨房と呼べるようなものがあるのは、ご存知の方も多いと思います。ラリーなどの食を伴うイベントのオーガナイザーとしては当然のファシリティです!エヘン。
で、いつの間にかご覧の通りの鉄鍋が転がっています。よく手入れされて黒光りしてるでしょ?倉庫には寸胴が山と積まれていて。でもボクの目下の心配は、TBIで使ったスペシャル鉄板!あのホテルの鉄板焼きコーナーの鉄板のように、下ろしたてのような美しいあのヘアラインのような地肌。ああ、心配。
(おまけ)
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