「イタリアの誘惑・その2」
暖かな小春日和の日差しが窓いっぱい。オフィスの植木鉢も気持ちよさそう。オフィスにはなんとモンテッサと80G/Sがディスプレイ(しているつもりじゃないけど、鎮座)実はコピーの前に置かれていてジャマっケ!?だったのを昨日移動したのさ。デスクからはG/Sが最も美しく見えるボクの一番好きなアングル。製造年月日的には、ちょうど20歳のマシンだ。いい年のとり方ができているか?そこに置いてあったイタリア製のソファは、部屋から出て行ってしまって、奥の編集室?に移動。久万高原町の友人の作業場で見つけて譲ってもらった丸太の寝椅子・というかベンチと空間を作り出している。
その友人の木工所に、ボクがデザインするから家具を作ってネットで販売しよう!と言って「やろうやろう!」となってもう3年くらいになるけど、これもまた手付かず。相変わらず久万高原は林業が衰退の一途、二次加工品が出来ないままだ。いや、そんなことを書こうと思ったわけじゃない。イタリア家具の話を書こうと思っていたのに前置きが長くなった。
やっぱり服と家具はイタリアのんが良い。僕がまだ24か5の若造だったころ、ジョルジュ・アルマーニのオートクチュールのスーツを手にして驚いた。「世界にはこんな服があるのか?」と、彼は確か当時メンズなんてやってなかった。75年にアルマーニは自社ブランドをスタートさせたのだからその直後のことだ。それ以来ボクはイタリアン??街ではイタカジなんて言ってマリテ・フランソワ・ジルボーなんかが日本でも流行りはじめた。最近では、古くからボクの愛用の英国のベルスタッフも、イタリアンデザインに変貌して結構なプレミアムブランドになってきた。
オフロードバイクに乗る傍ら、ドカやマーニを乗り継いできたボクは、やっぱイタリアンレッドが好きで、自身のデザインも赤と黒の組み合わせは相当に多い。で、いろんな人に「お前は日本人じゃないね。イタリアンだ」とよく言われた。また前置きが長くなったので本文は割愛。要は愛でるのならイタリアンが良くて実用にはドイツが良いんだ!ということが書きたかったのに・・・・・どこから眺めても手触りも含めてすばらしいイタリアンデザイン。哲学的で複雑な表情のドイツプロダクツ・・・じゃあ日本はどうなのか?ということ。建築家はここんとこジャポネーゼががんばっているね。わけわからない変なOVでした。
きょうの一枚
3年前に久万で手に入れたベンチ。大洲の街角でイベント中にこれでよくお昼寝しました。 |