「トヨタの憂鬱」
なんかビーチバレーが大人気なんだって?とサイトを見に行くと「うーんなるほど・・・」でもあの格好で競技をするなら水泳もそうなんだけど、やっぱり明るい太陽の下!なんてのが良いのか?・・・んで「トヨタの憂鬱」とビーチバレーになんの脈絡があるのか??
BMW-Mottradのギアカタログ2007を見ていると、モデルとロケーションなどが劇的に若くなった。けっこう「おおっ」と思うような写真も使っている。まあトヨタではないわな。BMWの世界では、いまやチョイワルオヤジは迫害を受けて、若き恋人たちが急増中!な感じだ。
コンサバティヴなおじさんたち相手に疲れたBMW(バイクね)は、購買平均年齢を10ポイント近く下げたい!という強い姿勢が見て取れる。でトヨタとは何の関係があるのか?
今日レクサスのLS600hの内覧会の案内が届いた。もちろん専用封筒には箔押し!中身のインヴィテーションたるや、ゴミに出す時の分別は考えているの?といいたくなるような作り。こうしたコストを一部のユーザーに負担させるのは申し訳ないので「じゃあ、買おう!」というような立派なトヨタファンはいない。で、ターゲットはどこなのか?これまでになく迷いが見て取れる。憂鬱を感じる。走っているレクサスもどこかに憂鬱を纏っているように見える。
レクサスブランドの確立を目指して、攻勢時なのにだ。
乾いた雑巾を絞ってきたトヨタも、ブランディングにはひと苦労もふた苦労もしている。さらに「レクサスは失敗しない!なぜなら成功するまで続けるからだ。」といった語録は世の経営者たちの度肝を抜いたしね。そんなトヨタは連結売上高23兆円!!という国家予算級の売り上げ!営業利益2兆円!は、いつかは1000億企業に!なんて考えている地方の起業家たちからは、100万光年先の話にしか見えない。なんとも、素晴らしいのではあるが憂鬱ではないのだろうか。
実は華々しい数字の影で、国内販売は昨年に続きマイナス・・・日本では自動車離れがゆるやかに進んでいる。もちろん少子高齢化もあるにはあるが、実は「軽四がいいよん」なんて話だ。クルマへの夢を見させなかったのはトヨタの責任?だというつもりはない。しかし、クルマなんて大たいでいいよ・・・みたいになってしまっているような気がしてならない。
ビーチバレーの人気のような、若さや色気プラススピード感・・・本来自動車が持っていたイメージだ。それがなくなってしまったのではありますまいか?BMW-mottradのように、コンサバティヴからの明確な脱却!それはいま世界に冠たるトヨタにボクタチが求めるメッセージなのですね。
きょうの一枚
北海道、んにしても絵はがきのような風景が目の前に連続するのでしょうかね。こうした撮影時にも交通ルールは守ってね。 |