Organisation Voice 2008/11

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2008/11/28 (金曜日)

「1年前」

OVを書くようになって9年が経ちました。日記などつけない、手帳など持ち歩かないボクにはこのHPのOVこそがマイダイアリー&アーカイブスです。そして1年前の今日は何をしていたかな?と良くバックナンバーを覗きます。すると昨年のこの週末は九州で「西村さんを励ますツーリング」をしていました。何で今年は準備しなかったのか!と悔やまれて仕方がありません。「ようし明日こそは別府に行こう!」この半年間も気になって気になって仕方がなかったのに行動しなかった自分が情けなく、他人のように見えたりします。そんなふうに心に決めたとたん不思議なものです、西村さんの奥様からお電話を頂戴しました。

ラリーとは常に前に進むものです。停滞やましては後退などあるはずが無いのです。しかし振り返ることの無いラリーでは、何の意味もなさないのです。コース上にコマ地図の散乱していたかつてのパリダカールは終わり、今は大切にコマ地図を仕舞いこんで持って帰る時代になったと思います。OVはその捨てないコマ地図のように、大切にめくりたい記憶のために、続けて書こうと思っています。その時々の思いや精神状態や、そうした何もかも多くのことが大切に仕舞われ時を積もらせて行きます。

思いのほか人生はそんなに長くはありません。ボクも自分の歳を振り返るにつけ「まさかもうこんなに・・・」と思うことしきりです。素敵な友や仲間に囲まれて歩いてきているこのSSERは、みんなにとってもとても大切なのものになってきていると思います。変に主張しすぎたり、争ったり、自らの利益のためにのみ働いたり・・・と短い人生の中で無駄な時間をすごしているように思います。日馬富士のお父さんが「ここに100ドルあるのなら、100人の友人を作るために使いなさい」と息子に言い続けたと伝えられています。今の父親は子供たちになんと伝えていますか。

先にも書きましたが「友あればこその人生」です。「友を選ばば書を読みて六分の侠気、四分の熱」そんなふうに感じる1年前のアーカイブス。明日はその友の一人を訪ねて見ることにしました。また愉しからずやです。

きょうの一枚

2007年11月25日、秋晴れの一日でした。阿蘇に行きましたねえ西村さん。 


2008/11/27 (木曜日)

こう言うのもなんですが「不況だそうですな。」それも大不況。世界大恐慌のような・・・とマスコミはことさら煽り立てます。赤字に転落してなくても減収!減益!と煽り立てまくります。トヨタ営業利益7割減の6.000億円に下方修正!!大変なことでしょうか?いや大変は大変なことなのですが、そのマスコミの書き方の責任も追及すべきでしょう。トヨタ大幅な下方修正、自動車産業界に甚大な被害が出る恐れ!てな書きなぐりかたはいかがか?たとえば「世界的な景気後退の中で北米で苦戦するも営業利益6000億を見込むトヨタは素晴らしい!」とか、ひっそりしている輸入関連のエネルギー産業なども「原油安に転じて軒並み苦戦!」は伝えられても円高による利益はあまり報じられることがない。つまりマスコミは「バッドニュースを大きく、グッドニュースを伝えないか、伝えても小さく」がモットーなのかしら。なぜに人の不幸を煽ったり覗いたり。人々を不安に陥れたり人心をさむからしめることばかりをするのか。はなはだ遺憾であります。

このところ9時のNHK NEWSしか見なくなっていたのに、あのキャスターのおじさんの最後の一言が「・・・」で、急に見なくなったし、古館さんもなんか変!F-1やプロレス実況していたころのほうが。そして感情を少し抑えて。・・朝のテレビに出まくっている方も「もういいですよ。」と思うにつけ、やっぱり筑紫さんとは偉大な方だったのかとシミジミ。いや今日言いたかったのはそんな話では無かったのですが・・・

さて次に注目すべきはアメリカの自動車産業。21世紀のニューディール政策はここに集約しますよキット。とりあえず今の経営陣は、支援をもらうことしか考えてないようなところはありますが、日本のそれとは違い各メーカーごと無駄も多いわけです。株主ばかり見て設備投資を怠った近年の姿は、やれることはまだたくさんあるし、またそうするには良いタイミングではなかろうか?と思うわけです。これをやっつけつつオバマ政権の新ニューディール政策は、おそらく自動車業界の・・・・・あとはまたこっそりとお話します。

不景気や自らの不運を嘆いているばかりでは何も進むことはありません。こんな時代こそ千載一遇のチャンスとして、温めていた新しい、ほら例のやつ!に取り組むときですよ。みんながそうすればまた日は昇りますよ。


2008/11/26 (水曜日)

NEWS!! SSER 2DAYS CLASSICS 2009 1/4 Century Anniversary

2009/08/29-30の日程に決定しました。詳細は発表会以降ですが、過去最長のルートでさまざまな記念行事を組み込む予定です。ご期待ください。

モンゴルからの帰国便がまもなく通関が終わる見込みです。オリンピックなどのスポーツ用貨物など中国滞貨に翻弄された今回は、それでも何とか荷物が帰国しました。昨今の税関検査が厳しく引き渡し出来る日程がなかなか特定できませんでしたが、やっとご案内できる見込みとなりました。大変大変長らくお待たせいたしました。と言いつつ正式なご案内は明日以降の予定です。今のところ11/28に保税に入りますので東京発表会とダブルくらいかなあ?という感じ。スイマセン、もうしばらくお待ちください。ただし来年以降はもっと早く出来ますので・・・。

ダカールのエントリーリストが発表されています。 [LINK] やはりクロスカントリーラリーの頂点。素晴らしいことです。オリオールのアフリカレースはどうなのでしょうね?こちらも心配・・・ですが世界経済の急減速ももちろん問題なのですが、そんなことははともかく、冒険心だけは忘れないでね・・・昨日も書きましたか?


2008/11/25 (火曜日)

先のSSER 2DAYS!お疲れ様でした。参加された選手の皆様もオフィシャルの皆様も、無事に仕事に戻られたことでしょう。それにしても寒さと雨に震えた金曜日・・・コースマーク設置と会場準備の日・・・でしたが大会の二日間は奇跡的な好天!!そして翌日の振替休日の月曜日は、またまた冷たい雨。明日は晴れそうなのでコースの道路補修に出かけます。

さてそのSSER 2DAYS今年24年目の大会でしたが、いよいよ来年は1/4Century!!四半世紀の記念ビッグイベントに!!しようかなあ。と思っています。この25年間、さまざまなものが変わりましたが、夜の林道を走りながら「なーんにも変わっとりゃあせんが!」と考えました。もちろん一時期の高度成長も手伝って、不要な舗装も進みましたが、一部を除き自然に帰りつつあります。人口も減少し、産業の枠組みも変わりました。そんなことにも影響されてか地域の住民の方々の気持ちも変わりました。逆に変わらなかったのはボクたちのほうだったのかもしれません。白い息を吐きながら懸命にバイクを走らせて見ると、真っ暗なコーナーの向こうに続く赤いテールランプを「幻想的だなあ」と感じながら、ダカールやらゴビ砂漠に費やしたはるかな日々の思い出に耽っているのでした。

さてまもなく発表会がはじまります。頑張って準備して長躯やって行くのでありますね。緊急経済なんとか給付金とかもどうなったのか?高速道路1000円乗り放題も12月には?ってはなしはもう無くなったの?でもまあガソリンは安くなって、ハイオクだってラクラク130円を切っているし・・・あの暴力的なファンドマネーこそどこかへ消えてしまったのですが、それが引き金になった程度の景気の後退に左右されずに(そうとう左右されていますが・・・)夢やら冒険やら、僅かばかりの人生のなかで、やっぱ、やり遂げたいものだとシミジミ思う今日この頃でございます。オオグロマキは「ヤッパリ夢を叶えたい!このまま終わりたくない♪目の前の現実は厳しすぎるけど・・・」と。

きょうの一枚

スガワラサンの御殿場生活は充実のようです。こうして日本晴れの富士山の写真!を送ってきてくれます。何かと不穏な昨今ですが、明るく元気良く。


2008/11/20 (木曜日)

「フーッ」

どこにそんな時間があるの?とスガワラサンからは良く聞かれますが、写真集(YEAR BOOK)の編集が終わりました。圧倒的なボリウム!とは行きませんが・・・なんかこういい感じです。明日には印刷屋さんに入稿します。とは偉そうに言うものの、実は超ばたばたで仕上げてしまいました。写真もデザインも紙もコピーも、ああ何もかもなのですが、もっとクリエイティヴに仕上げたい!!その欲求がある間はボクもまだ良いのかも!?ですが、コストと時間など問題があって「まあ今までと同じで・・・」と印刷屋さんに。でも12/5の発表会には印刷が間に合って、みなさんにお配りできることと思います。オタノシミニ・・・

BS11の放送も決まったので・・・新春特番1/3の21時から2時間スペシャル!!なのですが、こちらの編集作業もこのあとの大問題!!です。・・・こちらも乞うご期待。んでもってこちらのポスターも制作中。超インパクトのあるぶっ飛びポスターにしたかったのですが、現状では「えっと、こっちが去年のだっけ?」レベル。なかなかいつも言っていることとやっていることが違います。

とまれ、いよいよ明日からは、24年目のSSER 2DAYSがはじまります。24年前の最初の年はボクは29歳でした。あれから幾歳月、よくも続いたものよ。と感慨深いこの最近。めっきり歳を取りましたかしら。


2008/11/19 (水曜日)

「不穏な事件ばかりなので、楽しい話題を書こうと思うのですが」

まあここのところの寒いこと。ムッホが今朝ハグアーさんとふたりで松山にやってきました。「寒いー!!」だそうで、北国の人はやはり寒がりです。で、そういえば秋にムッホが来るときはいつも寒波と共にやってくるような気がします。事務所から見える山々はうっすらと雪化粧。吹く風はまあ真冬のそれです。でもいま(お昼過ぎですが)ムッホは半袖でウロウロしています。SSER 2DAYSの週末には少し暖かくなって天候も良くなることを祈っています。21日には盛大なコースマーク付けイベントが開催されます。どうぞ参加の皆様、お気をつけてお越しくださいませ。

例の警視の飲酒運転で次のような発言が読売に・・・警務部幹部も「これまでも、折にふれ飲酒運転をしないよう通知してきたのにこんなことになり残念だ。これを他山の石としてもらいたい」と語気を強めた。のだそうです。そもそも警察内部で「折にふれ飲酒運転をしないように通知」というのがあまりにも幼稚きわまりなくないですか?まあそれはともかく、この「他山の石として」という使い方はどうでしょうか?このことわざは非常によく使われ間違いをします。さて、この警務部幹部の使い方は正しいのか?間違っているのか??あなたはどう思いますか?

実はこの使い方で正解です。このように難しい表現を間違いなく使えるのは警察も・・・。よく間違えて「これを他山の石とせずに・・・」と言い放ってしまいかねないところです。しかし!!その・・・センスの問題としてですが、身内が起こしたこのような不祥事を「他山」として表現するのは、実はおかしいということには気がついていないようです。もっと煎じていうと、「他山の石」をもって自らを磨く・・・という意ですから、他山から取れたボロイ石でも自らを磨くと石にせよ。なわけで、今回の表現はボクは適切性を欠いているとも思いますが・・・まあほかの組織の幹部が起こした事件について「他山の石として」というのは結構。この警務部幹部は所詮「他山」つまり他人事。という解釈をしているのではありますまいか。警視の不祥事を軽視しているのでありますまいか。でもまあどこかの国の首相は漢字が読めませんからねえ。

さて、今週末辺りから繁華街では飲酒検問がやりにくいことでしょう。でもここはキッチリこれまでになくハードな取締りをやってこそ、男の子。
「すいません、飲酒検問です。ハーッと息を吹きかけてください。」
「なんでや、お前が先に吹きかけてみろや。」
とかってなるんでしょうねえ。
すいません下品でした。

年末です。飲酒運転などなさらないように。われわれこそ「他山の石」としていきましょう。


2008/11/18 (火曜日)

「みんなクルマを買おう!」

自動車が売れてない。これが不況の原因のひとつらしい。それはそーですね、クルマの楽しさの伝え方がメディア的に間違っていましたからね。大久保力さんの著書「100年のマン島・・・TTレースと日本人」を読みました。いやスガワラサンチのベッドサイドで。そうマン島TTレースも100年(SSERも24年だから凄いでしょ?)そこで大久保さんはさまざまに示唆に飛んだ言葉を発しています。「継続は力なり」まあそれはそうなんでしょうが、そんなことではない官民挙げて持続可能にするためのアイデアと努力が集積されているのです。レースウィークに大勢のライダーが押し寄せ事故が多くなるのだそうですが、じゃあとレース前の一日マウンテンコースを一方通行にして、まあフリーライディングデイを設けるわけです。もちろん危険は危険ですが、オウンリスク・・・なのであります。島にはこのレースを歓迎する人ばかりではありません。反対する人も少なくはないことでしょう。しかし100年の歴史は自動車の歴史そのものではあります。

東京都知事が「三宅島でTTレースをやろう!」と言い出したとき、反対勢力は民間でした。「危ない」「船便が・・・」「ナニを馬鹿なことを!」そんな声がたくさん聞こえてきました。でも誰かが計画して新しい何かをやろうとしたら、なかなか行政の長は「OK」とは言わないのでありますよ。モータースポーツの多様性ある発展のための貴重なチャンスを潰してしまったのは、その戦犯は二輪車メーカーだったのかもしれません。あっ、違っていたらゴメンナサイ。そう必要なのは「多様性」なのです。

ありゃ、タイトルは「みんなクルマを買おう・・・」だったのに。

そうです。今出来る緊急経済支援は国がすることばかりではありません。国民が車をみんな買い替えればとんでもない経済浮揚効化があります。今年クルマを買わなかった人の中で、国民の1/10の1000万人が200万円のクルマを買う!すると20兆円?!消費税が20%近くなって年間50から60万円くらいの消費税を払うくらいなら、こんなお気軽な経済政策で消費税アップ無し!なんてのどーかなあ?よーし今度の給付金はクルマを買い替える人に頭金としてあげちゃおう!!1000万人に2兆円でお一人様20万円也!

きょうの一枚

今日の一枚は、満を持してヒストリック部門のエントリーマシン紹介。いずれ劣らぬ名馬ぞろいですが、「無事これ名馬」という事もありますね。さて。

NO.111中原 則雄岡山YAMAHA DT1-F1972年製
NO.112近森 督生高知HONDA MT125 ELSINORE1973年製
NO.113岩崎 有男愛知YAMAHA XT5001976年製
NO.114麻生 賢司広島YAMAHA TRAIL1251977年製
NO.115小松 保高知HONDA XL125S1978年製
NO.116千頭 勲高知KAWASAKI KDX1751981年製
NO.117佐藤 薫大分HONDA XR250R1981年製
NO.118松田 裕一香川鈴木 RA1251984年製
NO.119武田 典雄香川HONDA XL125R1984年製


   

2008/11/17 (月曜日)

「SSER 2DAYS CLASSICS WEEK」

24年目のSSER 2DAYS!!の週を迎えました。ボクたちの事務所からは久万高原の山々が見えますが、まだ当たり前ですが冠雪はありません。でも何年か前のこと、目が覚めると一面銀世界!ってのがありました。今思い出してもゾッ!?とします。つまりまあ「寒いよ!」というわけですが、昨年より少しフォーマットが変わって3ステージ制・・・夜間の部分が減りました。これはボクもですが、これをお読みの諸兄のうちの半数以上が「夜はイカン!目が見えん!」とか言っているのが現実でして、地域のかたがたの騒音に関する過敏さもそうなのですが・・・それよりも視力の問題です。そうだ!ヒストリック部門を夜間にしようか?!

さていつもなら1週間も前ともなると長靴に帽子かぶって山に入っていたのですが・・・忙しさもピークで・・・ああでもこのころはいつもガストン・ライエ・ミーティングと翌週のクラシック・・・毎年2週間近く寝食を共にしていた故ガストンのことを思い出します。

久万高原の夜のダートを二人でピックアップを走らせれば「おー!WRC!!」とか何とか言って大はしゃぎ。ボクももっと精進して、あんなオープンマインドな人間にならなきゃ。えっ、絶対無理!?


2008/11/14 (金曜日)

「なにかヘン?」

今週は東京の日々、なににしても東京で行動しなければならないことが多いのですが、「最近の東京はどーのこーの・・・」と言う方も少なくはありませんが、いやどーしてなかなか、空気は澄んで夜の摩天楼は美しく、整備された公共交通網は快適で完璧です。あちこちに江戸情緒の歴史的な風景など重い歴史を感じさせる街です。なにか急に好きになっていく自分があります。海外のエクゼクティヴも最近では東京はエキサイティングな町だという認識が広がっています。

ところでボクのプチ怒り!11/20に発売されるトヨタアイキュー・・・あえてカタカナで・・・なんでカーオブザイヤーに選ばれて新聞などメディアに露出し放題!!これはジャーナリズムの崩壊を意味していませんか?どーして発売前の車が・・・デビュー前のドラフトで選らばれた程度の選手がその年の新人王とかに選出しますか?あくまでも人とクルマと社会の関係の中に成り立つべきもの・・・だとボクは思います。社会の中を走り出してこそです。売らんがための・・・また経産省グッドデザイン大賞も獲得。なにかヘンじゃありませんか?今の日本。このトヨタのクルマのデザインはそれは悪くは無いと思いますが、コンパクトなパッケージングが画期的?なのもわかりますが・・・グッドデザイン大賞とやらも企業の都合のみで決まるようになったと憤慨。

まあ崩壊・・・というのは今の時代のキーワード。公の崩壊、政の崩壊、学の崩壊、医の崩壊。なんにでも後ろに崩壊って付ければ、たちまち時事通を気取れるほどです。

でも崩壊してほしく無いのは友情。フリーマガジン「アヘッド」の何月号だったか・・・チェ・ゲバラとともにノートンで旅に出たゲバラの友人・・・お医者さんですが・・・「友あればこその人生だよ」と戸井十月さんの心うつ言葉で締めくくられていました。

菅原さんもポツリと「友あればこその人生だよ」と。


2008/11/12 (水曜日)

東京2日目。群馬にある澤藤電機さん・・・モンゴルの協賛企業に向かいました。ドライバーはパリダカの鉄人、クルマは最新ナビ搭載のマシン。ナビはボク・・・ローマの町の中でさえ、はたまたイスタンブールの迷路でさえ、間違いなくゴールにつけることの出来る、まあ自称天才。ところが二人は大ミスコースの連発!なんと「このナビはおかしい!」とかなんとか言っちゃって東北道をがんがん北に行くわけです。鹿沼とかって表示が出て初めて「ちょっと違うんじゃないか?」と気がつく始末。先方は役員会のさなかを3時に時間をとって待っていただいているというのに。鹿沼ICでUターンしばらく引き返してもどこだか判らない。それでも世間話ばかりしているので・・・今度は下道を・・・東京に帰ったら大量の生牡蠣・・・ああシャブリは昨日飲んじゃったし・・・・・。


2008/11/11 (火曜日)

東京に来ています。東京はこの冬一番の冷え込みとか、ダウンジャケットを持ってきたくらいです。東京での仕事は、先の北京−ローマのテレビ番組の編集方針の決定です。さまざまに困難と蹉跌のあったこのツアーを総括しつつどのように見ていただくかに腐心しています。それでも面白い番組になりそうです。新春特番で放送予定ですが、詳細な放送日時は後日またご案内します。

おまけに東京発表会用の資料・・・特に「写真集」の編集作業がピークのはず。ボクは書きっぱなしの原稿とレイアウトを放り投げてきました!!でもウチのスタッフがきっとボクの言わんとすることを汲み取って良い仕事をしてくれるはずです。北京−ローマのタイトルは・・・21世紀のシルクロード「水の記憶」です。アラル海やロプノールで感じたこと・・・写真集とテレビ番組で展開予定です。

それにしても世界は新冷戦の時代に向かっています。この水の記憶とは21世紀の石油ともいえる世界の「淡水」の需要と消費が戦争まで巻き起こしかねないと言うボクの予感からくるテーゼだったりします。どうぞご期待下さい。今夜の菅原家は「北海道物産展」素晴らしく美味しいシャコガイやホタテなどなどにダイエット中を忘れ、おなか一杯食べました。んでシャブリとホタテのマリアージュを堪能。あとすき焼きも・・・・・ご馳走様でした。


2008/11/07 (金曜日)

「チョモランマに行きたい2009」

漂泊の思いやまず。なのであります。西安の李さんが別れ間際に僕にくれた地図は、中国北部の砂漠地帯を貫いてモンゴル国境に至る黒くて太い線が描かれたもの。そしてもう一方には赤いペンでシルクロードをカシュガルまで行って、なんとカンリンポチェ(カイラス山)を通り、ヒマラヤ山脈の8000m峰の北麓をラサに向かうというもの。そういえば以前酔っ払ってそんな話をした記憶があるなあと漠然。

日本に帰ってその中国製の地図を見ながらため息をつく毎日なのであります。そしてその地図にはチョモランマとその中国側のベースキャンプにいたる道が、なにかこう特別のもののようにはっきりと記されています。

さてそれはそうと間もなくSSER 2DAYSです。今年は少し遅い開催なので、寒冷対策をお忘れなく。でも夜間は午後10時にはコースクローズのタイムスケジュールです。

そしてTBIは、しまなみ海道開通10周年記念のGWとバッティング。スタート会場をどうしましょか?と悩んでおります。

現在発表会の準備に余念がありませんが、最大の問題は写真集の編集が間に合うのか?!というところ。何とか発表会では皆さんのお手元に届けられますよう頑張ります。ああ、それにつけてもモンゴルのハルヌールの美しいこと。ため息をつきながら写真を選んでいます。それと、ハルヌールにビバーク!それも2泊くらいの!を設置できないだろーか!?関係先に打診してみようかなあ?と思う今日この頃。

きょうの一枚
今日の一枚は、そのハルヌールの写真から。


2008/11/06 (木曜日)

「ホテル・エコ道後って・・・」

今日からこちらのHPにバナーがついたのは、今回北京からローマまで走った李さんがOPENさせたホテル!?であります。李さんは昨年はバックパックで2ヶ月かけて回ってきて!今年は北京−ローマに参加。途中ロプノールの砂には苦しみましたが見事無事に完走!57歳なのにどう見ても僕と同じくらい?!ボクがふけているのかも・・・で元気な方です。

話がそれかけましたが、その道後温泉本館からすぐに見える古い旅館を改造して、バックパッカーやツーリングライダーに、なんと1泊1980円!!??で泊まってもらおうという企画。

どうか四国にお越しになる皆様は、要チェックですね。

「SSERの紹介!」と言っていただければ、さらに・・・なんてのはありませんから気がねなくご利用ください。北京ローマの土産話も聞けるかもですよ。


2008/11/05 (水曜日)

「日本の交通事情は素晴らしいのだが・・・」

今日は打ち合わせの際に某有名建築家が「ナポリが素晴らしい」と言った。それは人々の暮らしが町と溶け合っているのだそうで「いや、僕もナポリは素晴らしいと思いましたよ、特にあの強烈な運転マナーが」「???」そうです。世界中の都市は交通マナーが悪くて渋滞を極めています。むちゃくちゃ飛ばすクルマと、それを追い越すスクーター。これは問題なのですが日本に帰って走っていると・・・30km/hで走る原付・・・追い越せませんがな。40km/hで2車線をふさいで並んで走る軽4の群れ。ああ日本人はスピードを出さなくなりました。いやそれは良いことですから何も僕は反社会的なことを言おうと思っているのではありません。

「それにしても」なのであります。おそらくドライバーも高齢化して、若者もクルマ離れ。そこへ来て環境問題と原油高。ボクの目の前の信号で止まったバスはなんとアイドリングストップ!!いやあ良いことです。環境意識こそは市民生活にもっとも求められるのであります。でも信号が青になる前にエンジン始動しなさいよ。青になってしばらくしてからセルを回すのはいいけど、正面から来る右折車も遠慮がちに交差点のなかへ。「おやエンジンがかかりません」やっとかかったらもう黄色です。なんとそのドライバーはどうしたかと言うと、再びアイドリングをストップさせたのであります。「キィイー!!」でも後ろに続く車もクラクションを鳴らすでもなくですね、次の青を待つのでした。平和でのどかな日本の地方の風景でした。

きょうの一枚
ローレンスさんから届いた一枚、どこかなぁ?


2008/11/04 (火曜日)

「梼原へ行ってきました。」

時差ボケの直らないまま?睡魔と目眩いを連れて懐かしい梼原町へ行ってきました。ここでは古くからのSSERオフィシャルたちがヒストリックエンデューロの強化合宿とか称して集まり、酒を飲み騒ぐ計画のようです。こうした試みは往々にして竜頭蛇尾に終わることを僕は知っています。

場所はボクの定宿、民宿「友禅」。1990年から15年もの間はSSER 2DAYSの開催地として、この町に泊まるのはこの宿と決めていました。月日の流れたことを忘れてしまうほどに、数年ぶりに訪れたこの宿は変わらず佇んでいました。特にボクのお気に入りは広い空き地にある欅の古木。それはあまりにも見事で、美しく、かつ凛として素晴らしい気を放っていました。これが本当に欅なの?と思うことしきり。この木を見るたびにここでツリーハウス付きの別荘?を建てたいなと思うのですが・・・いやほんとに。

別荘・・・なんてバブルな響きでしょう?!アメリカ発の金融危機!世界の金融そして日本経済は混乱し、政治力の弱いわが国は津波に見舞われたような症状。こんな時にこそSSERのおじさんたちは強いのであります。そんなの関係ない(フルッ)!のです。この変わらぬ姿勢こそが、そういえば四半世紀ものSSERの宝物?なのかもしれませんし、全くそうじゃないのかもしれませんな。「俺の酒が飲めんのか!」と入手困難なダバダ火振も、簡単に飲み干してしまう一夜の怪、いや会でございました。もちろん翌朝はバイクなどのろうはずもなく、蛇尾のごとくでございました。

きょうの一枚
どこかの店先で休憩中のご一行様。20年前の写真かと見紛うばかりですねえ