Organisation Voice
2001/05

2001/05/31 (木曜日) 

 

さて、もうすぐ通算では何度目になるのかは覚えてないけど、モンゴルへ出かけます。1994年から始めた試走の旅は、実に8年目。ゴビ砂漠や草原で、またはとんでもない場所で結んだビバークの夜は、おそらく本番もカウントすれば300夜は下らないのではないか、そんな気がします。どうしてそこまでこの地に通うようになったか。例えば中国西域タリム盆地やタクラマカン砂漠、シルクロードの要衝として栄えた街。敦煌、楼蘭、カシュガル、ハミ、またはさらに西方、ブハラ、サマルカンドと、これらの地名をひとたび口にするか、耳にデモしたとたんに、デジャヴにも似た、激しい郷愁の念にかられます。
ところが、かつて旅したこれらの街は、いい意味では発展し、異文化と異民族が上手く融合し、中央アジアのエキゾチズムを、色濃く撒き散らしています。しかし、もう一方の目からすると、例えば中国に支配されたそれらの街は、どこのもかしこにも、深紅の幟と横断幕に金紙で貼られた漢字。「歓迎」というようなことが書かれているんだろうが、もう単一国家にしたい中国の圧政ぶりと、内陸部の少数民族の疲弊した笑顔、漢文化と、爆発した人口を養いきれずに、砂漠もかくやと、荒廃していく大地。なんか贔屓目すぎるぞ、とお叱りを覚悟するんであれば、モンゴルの大地のなんと清廉なことか、空気が際立って美しい。人の暮らしも美しく豊かだ。確かに、多くの遺跡の残るシルクロードの町々には、興味は尽きない。しかしひとたび荒野を走るとなると、この地に勝る地が、この地上にあるとは思えない。「だからだ。」こんなに長く続けられるのも。


2001/05/30 (水曜日) 

ラストTBIに沸いた5月ももう終り、つかの間の好天が続いたかと思うと、今日あたりからは、そろそろ梅雨空が広がり始めました。 
SSERの事務所の中では、モンゴルに向けて船積みする貨物の準備が、日増しに緊張感を深めております。試走に行くチーム(って僕たちですが)のタイヤと食糧は先送りしちゃいました。それにしてもモンゴルという国は遠い、です。中国を通過するというだけで、なぜにこれほど時間とコストがかかるのでしょうか。これから、ルートと燃料の輸送に関すること、現地での様々なオペレーション、メディカルに関すること、食糧の供給やモンゴル国内のロジスティクスの面、いやっ!てほどの関係機関との交渉。いつもながら思うのですが、ラリーを行うということにかかる、下ごしらえの膨大さは半端ではありません。その上にTBI2のルート制作も来週(1週間近い旅)その次の週はなんとYUSUHARA2DAIS(SSER)のルート制作合宿!そして神戸船積み、試走出発。帰国後TBI-2。終わるとすぐモンゴルへ!帰ったらツールドニッポンのルート制作の旅の前半部分(約3週間)SSERのため一時中断して、と考えてたら「こりゃとんでもないなあ」と思いません?これ、佐伯選手のスケジュール。このあと彼は、年内何日家に帰るんだろうか?

きょうの一枚
メディカルチームが土日返上で、作業中。レントゲンから点滴セットまで、揃っているのでした。


2001/05/29 (火曜日) 

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モンゴルの試走の準備やら、本番用の準備やらで全く多忙を極めていて、「彼方へ」も更新していないし、このOVも力が入っていないことおびただしいではないか!というセルフチェック機能によって「よーし、やったる!」と久しぶりにパワーアップしてるのでした。さて、それにつけてもモンゴルの今年最大の問題はヘリ!なのです。ご承知のとうり冬に事故があって、その対策として始まった法
規制では、キャビン内のエクストラタンク(2000L)が設置できなくなった、さらに機体数が厳しくなってしまった、ということでエアメカは、ただのメカまたはグランメカとでも呼びましょうか?ルートも安全確保とヘリの航続距離や燃料補給システムなどの面から、相当の制約を受けるだろうということで、深夜までモンゴルの航空ナビゲーションチャートとにらめっこしながら、最終ルートプランを練っています。ご期待くださいね。
さてこのHPの読者の方に協力のお願い、その2.前回の食料品の協力依頼は継続中ですが、多くの協力のお申し出に大変感謝しております。今回は「ボルドバートル君たちにバイクの協力のお願い」ラリーコンプリートのバイクを、お譲りいただける方、またはお貸しいただける方、その他何か情報のある方。もちろん有償、無償いろいろと考えられますが、とにかく6月16日に神戸から船積みいたします。ご協力をお願いいたします。

きょうの一枚
RRM2000で総合3位のボルドバートル、17歳のときよりRRMに出場。この大会では1つのSS優勝を遂げています。いいマシンがあれば、総合優勝ももちろん狙えるんですが。


2001/05/26 (月曜日) 

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今日の日経新聞に「IT特区」構想!という記事が載っていた。IT特区?なんじゃそれは?中身よりもそのネーミングのセンスの無さを疑うしかないぞ。それでも記事によると「(前略)構想によると、特定の市町村や再開発地域などをIT特区に指定し、関連規制(河川法とか建築関連の諸規制だ)を撤廃するほか法人税や消費税などの優遇策も導入。企業活動の自由さや通信コストの低さなどをてこに(後略)まるで中国に記事かと思ったら、なんと日本のお話し。これが政府の経済財政諮問会議の答申?ただでさえ不公平な税制をさらに不公平にしようというんだ。まあこのHPの性格からそんなこと、どうでもいいけど、どうせやるのなら公平、公正が原則じゃないんだろうか。あっ、そうか原発の町をIT特区にするのはどうだろうか。
さてそんなことよりもモンゴル!RRM2001のカウントダウンが始まってます。事務局では、試走の準備と船積みに向けて最後の調整が続いています。

きょうの一枚
先日のOVで紹介させていただいたさぬきうどんシリーズの見本が早速届きました。ありがとうございます。食料品や飲料類の協賛・協力していただける方、引き続いて募集中です!


2001/05/25 (金曜日) 

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旅の本の続き。あっ、その前に「讃岐うどんありがとう!」一昨日の「食糧募集!」に早速にも讃岐うどんのカップめん!の提供の申し出がありました。ゴビ砂漠で食べてるとこや、商品撮影しますよ。ありがとうDさん。あ、それとIさん。明日は大丈夫だよ。というふうにメール代わりにこのOVを使ってしまってごめんなさい。もうひとつの僕の座右の書が出てきた。「四国の交通史」平成11年に四国地方建設局(当時)発行で、そこ(マルケン)の仕事をしてて頂いたのですが「これこれ!」僕が探してたのは。ホントに本は便利です、知りたい知識を満たしてくれたり、いつでもどの時代にも導いてくれます。第一自分で調べてたら、とても時間がかかるじゃない。今日の一枚は、そう四国の交通史の表紙、今年のTBIでは江戸時代の讃岐街道を通りましたのよ。


2001/05/24 (木曜日) 

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昨日に引き続いて旅の話です。考えてみれば僕の書棚には「旅」に関する本が実に多いことに気づく。まず人生の書とも言うべき山の本、これは実に多い。瀬島龍三の「幾山河」という本も旅の本とは言いがたいが、まあ怪しくも興味深い。で、お奨めランキング旅の本(あくまでも僕の本棚の中で)1位「秘境西域八年の潜行」西川一三著、これはすごい本だ。友人のとある高名なクライマーから頂いた大切な本、第二次世界大戦中に、中国及び西域への潜入を命じられた著者の8年に及ぶ旅の記録。まさにセヴンイヤーズインチベット、スウェン・ヘディンの「さまよえる湖」とセットで読むのをお奨め?第2位これも友人の小説家、戸井十月さんから頂いた本で、A・チェリーガラード著、戸井十月訳、C.Wニコル解説、国立極地研究所協力の「世界最悪の旅」タイトルカバーにはこう書いてある。{命がけでたどり着いた南極点。だが、そこにはライバル、アムンゼンの旗が翻っていた。失意のうちに帰途に着くスコット隊に、激烈な寒気が襲いかかる。「私たちはあえて危険を冒した、ただわずかな事情が味方しなかった。従ってなんの不満もありはしない」壮絶な死に向かうスコット隊、不屈の記録。}第3位、「青蔵紀行」揚子江源流域を行く。これは1994年にラリーレイドモンゴルの開催準備中に、国立民族博物館に、遊牧民研究の第一人者といわれた松原正毅先生を訪ねて、「ラリーをモンゴルでするなど許さない」という先生と議論して、「気をつけてやりなさい。」とやっとご理解いただいた時に、この先生の本を読んでみようと思って手に入れた一冊。ヘディン、西川、
松原と同じ地域を違うアプローチと、もちろん全く違う時代背景の中の対比が実に面白い。これらの旅の本?がいつも僕の旅先で、記憶の枝先に見え隠れして、「この前教えてやっただろ」とか「楽なことが旅じゃない」と教えてくれる。僕が今書きたくて書かない、何人かの人に「どう思う?」って聞かれてる件の答えは無いけど、これらの本の中に、歴史の中に、あるよ。

きょうの一枚は、昨日のも含め2枚
誰もが一目で気に入ったゾウモッドの井戸、ここ2年ばかりRRMの最も記憶に残るビバーク地になってる。なぜだか分からないが、危険な大地の中にポツリと浮かぶ生命の匂い、木々の作る陰が人に安らぎを与えるからだ。もう一枚は、机の周りにあった本、タケちゃんのワンショット


2001/05/23 (水曜日) 

何か大変ご無沙汰していたような気がします。GWのTBIのあとあわただしく東京出張、帰ってきて溜まってる仕事に取り組んでました。昨日UPされた映像の絵も本日完成!無事納品?して来ました。この絵はとあるイタリアンレストランがリニュアルするメニューの口絵というか、まあそんなもんです。松山にお越しの際はご案内しますのでお申し付けください。それにしても此処のところいろいろな出来事やら、ビックリすることが多いですね。政治もにぎやかだし、国民が急に政治評論家になってしまったのには、少し驚いてはいますが、まあ悪いことではないでしょう。この政治への興味が続くこと、正しく判断できるためにも周辺まで含めたいろいろなことを知識に加えて、マスコミなど一部の人たちに煽動されずに正しい目をもつことを期待したいなあと思います。
モンゴルの試走隊の出発準備が佳境を迎えています。食糧、機材、緊急対策、こま図制作キット(GPS,ツイントリップ、測量用GPSシステム、紙と鉛筆)いつの時代にもこうしたエクスペディションに出かける準備をするときは、心がうずきます。子供の頃の遠足前夜の延長線にいる自分を発見します。いずれにしても大切なのは、出かけること、ウキウキすること、準備をしてる自分を「カワイイ」と眺められることです。旅は人を豊かにします、一度の旅が深い思慮をあたえ、人格の形成や、ひょっとしたら、あなたを詩人にしたり、モノ書きにしたり、はたまた絵を書かせたりと、潜在能力の発見現場にもなったりします。それでは、旅先でお目にかかりましょう。あ、でもまだしばらくは日本にいます。
お知らせ「RRM2001の食糧、飲料など大調達中!協賛、協力募集中!」


2001/05/22 (火曜日) 

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今日のテツはお絵書き中のため、OVはオヤスミとさせてクダサイ。また明日。

2001/05/21 (月曜日) 

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東京出張から帰りました。晴天続きの東京は、僕にとっては珍しく、快適でした。週末には神戸に寄って帰らないといけなかったものですから、なんと新幹線に乗りました。
新幹線の車窓から眺める初夏の東海道いや日本は、山という山、川という川に新鮮な水が溢れ、陽光はまぶしく、まさにみずみずしく輝いていました。「こんなだったんだ」と久しぶりに窓からの景色を眺めていたものでした。「来年のツールドニッポン(マツモトさんはトランジャンと言ってる、これはトランスジャパンの意味)も期待できるなあ」と思ったものでした。

ところで、まもなくbibムースの展開を致します。そこで今日はこのbibムースについて。まず今までのものは、使用期限が製造後1ヶ月しかなかったものが、ニューモデルでは製造後一定の保管可能期限と装着後6ヶ月という使用期限に別れ、取り扱いが飛躍的に向上した。といっても航空便で取り寄せることしか出来ず、モンゴルで使用したい方は、ミシュランの工場からエアで直接ウランバートルへ輸送してデリバリーすることとします。一般のイベントに使ってみたい方へも、SSERとしては供給する方針です。ただし使用期限を自己管理できる方であることが条件です。希望者にはご案内を致しますので、以下に住所・氏名・メールアドレスをお書き込みの上ビブムースの案内希望とお書きください。メールで申込書・仕様書・金額・受け取り方法などをご案内します。また使用に当たっての誓約書をお書きいただくことがあります。(このサービスはネット上のみとしますので、あしからず。)元来ビブムースとは、圧縮窒素の小さな気泡の集まった「蜂の巣」状の(構造がムース状)チューブです。競技中にパンクすることなく、したがってタイムロスや体力の消耗を未然に防げるもので、SSERとしては一日も早く国内導入をして一般化したいと願っておりました。やっと使用期限の拡大に成功して、今回の導入となりました。
0.9bar.の空気圧とほぼ同等の性能ですが、最高速は130km/hMAX.です。TBI-2やSSER(Y2E)などの国内イベントにも投入します。MXなどに使用したい方もご連絡ください。

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2001/05/17 (木曜日) 

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東京に来てます。RRM2001の様々な詰めや、2002のニッポン、TBI2001のビデオの制作の最終の打ち合わせなどです。 このビデオは3カメでとってるので期待してもいいよー!なのですが、雨が多くて「少し暗い!」んです。デモ後半はバッチリ晴れて!みんな買って下さいね。「TBIのテーマソング」も聞き納めですよ、いやこれは TBI-2のテーマソングとしても使えるかな?だってあの曲はアメリカ西海岸であちらのアーティストたちの手によるもので、レコーディングもロスなんです。あら、ツールドニッポンのテーマソングを作んなきゃいけない。どんなのがいいですかねえ?プロモーションビデオなんか、チャイコフスキーでしたもんね。

きょうの一枚
昨日から、パリダカ裏方モノ特集なので、今日はCPカーなど主催者のオフイシャル車両をサポートするカミオンを紹介しちゃいますが、これがおかしい。ボディには大きくTATRAタトラと書かれてますが、よく見るとMAMとも書かれている。ヨーロッパのカミオンメーカーのマン社ならスペルはMANのはずであるが、どう見ても独特の軍用車のキャビンは紛れも無くMAN社製。でも腰から下はどうにもタトラのようで、200R81 8x8のようです。とにかくオフィシヤルカーのスペアパーツ満載で走っています。RRMにもこんな主催者用のアシスタンスが居ればねえ。


2001/05/16 (水曜日) 
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HPのアクセス数が222222になったら、プレゼントキャンペーンをしようと言っていたのに、気が着くととっくに達成!しちゃってました。このHPの運営をはじめて、まもなく20ヶ月が来ようとしております。毎日のように新しいナニカをUPし続けるだけの情報量は、さすがに持ち合わせていなかったんですが、それでも日増しに増え続けるアクセスカウントに押され、土日を除くほぼ毎日、OVを書いた
り、気がつけばいつも SOMETHING  NEWを考え、探し求め続けたり、とHPがある(つまり情報を発信する機能を自らが持った)が故に気の休まらない?日々が続いています。それにしても、この数ヶ月のイベント毎の参加者のうちのメールアドレスの保有率を見ても、またそれから類推するインターネットの可視率も 100%になる時代はそこまで来ています。そうすると、レギュレーションの印刷及び送付も無くなるでしょうし、公式通知も郵送しなくていいでしょうし、エントリーフォームも直接書き込むことも出来ますね。これにエントリーフィーの課金システムも完成させて、省力化、省コスト化。と考えています。がしかし実現の道のりは厳しそうです。そういう部分を簡素化して、その分だけ人と人の触れ合う部分や、競技としての幅とか深みとかを広げていく方向にエネルギーを注ぐことが出来れば素晴らしいと考えます。

きょうの一枚(1991、ニジェール)
パリダカールの写真から。1900年代初頭までパリダカのケイタリングサービスといえば、旅行代理店のアフリカツールが一手に引き受けていた。この頃は主催者のTSO以上に参加者から尊敬され、慕われていたといっていい。TBIやRRMを構築するのにいつも考えてたのは、アフリカツールのような存在。いまでは、もうこの程度のホスピタリティでは、ブーイングらしい。


2001/05/15 (火曜日) 

最近、このOVも反響がなくて、書く元気がなくなりそう。ってんで昨日は僕の昔の写真を載せたのにブーとか、ビーとか誰も言わないの。なんて書くとすぐ「ブー」とかって書いてくるんだろうなあ。さて今日は恐怖のTBI-2のお話を書きましょう。このイベントのコンセプトは「よっしゃ!やったる。」です、あっ違う「NIGHT-IN-THE-DARK」である。身の毛もよだつ恐怖の夜だ!ということである。チョット違うかなあ?とにかく24時間のマキシマムタイムで300kmのダートを含む600kmを走破しようということだ。深夜のCPと、生命線の給油ポイントは、「どこだ!」という仕掛け。深夜の四国の山深き中に、囚われの身のリングワンデリングを繰り返すこととなる。そこから生還するには、コマ地図に秘められた謎を解かなければならない。真夏の夜のミステリーは臨界点に達する。あー、コワ!でもこれってそートーにハードですよ。
さてRRM2001は6月16日に船積みの予定が決定。うん?予定が決定?神戸です。僕はというと明日から再び東京出張!


2001/05/14 (月曜日) 
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誰かさんからお便りが届いたら、もう7年も前の僕の写真!が同封されてる。まだドノーマル時代の 80G/S「ああ、あの頃はまだ元気だったのね!?」九州の友人に誘われて、お出かけしたときのものですね。あの頃なんて「これはなんですか?」なんて聞く人が多かったんだけどね、いまではGSも市民権を得たものです「エッ、おまえの80とかには市民権はない!?」んだそうですが、もうまもなくヒストリックマシンの仲間入り寸前なのです。しかし持ってるというだけで「いつでも飛び立てる翼」を持ってるような気がするから不思議です。しかも乗るたびにいつでもそのバイクを買ったときの自分に帰れるから、なおさら不思議でしょ。発売された 1984年は、「買いたい!でもどこにそんな金が!」とバタバタしてるうちに何台国内に割り振られたのかはともかく完売、それから雑誌の売買欄のチェックや、近くの BMWディーラーに「出たら、絶対買うから頼むよ」と、そんなある日、見つけましたね。店の前を通り過ぎる車の中から、それを見つけたときブラックマークを付けてフルブレーキング!「く、く、ください!」と、そのときの自分の慌てぶりや興奮、どんな仕事をしてたかとか全てが完璧にあの頃のイメージに返れるのであります。そんなバイクはまるでタイムマシン。子供の頃に初めて乗ったバイクのことや、DT1でみかん畑をアタックしては、みかん山の山頂で遠くに瀬戸内海の夕陽を眺めながら、すっぱい蜜柑をほおばった頃に逆戻りが出来ます。ところで僕はいま学生街に住んでいます。夜な夜なスーパートラップの爆音に悩まされています。けっして暴走族ではないのですが。街角で眺めていると、原付を除く8割のバイクがサイレンサーを替えています。それでも若い人たちが、またバイクに乗るようになったのは悪いことではないんでしょうけど、どうしたものでしょうか。


2001/05/11 (金曜日) 
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麦秋。全ての命が萌え出でる5月に、ひとり黄金色の穂を揺らす麦の実り。誰が名づけたか麦秋とは、初夏の季語。残念なことにミステリーサークルは現れませんでしたが、事務所の周りは秋をも思わせるような色彩に溢れているから不思議でなりません。昨日から今日にかけてRRM2001、TBI-2、SSER12hr.ENDURANCE(8耐は12hr.にスケールアップ)そしてTOUR DE NIPPONの企画ミーティングが続いています。そこでこのHPのデッドなゾーン=THE TALKをリニュアルして「NEXT GENERATION」っていうコーナーにして新しいイベントの情報を続々と載せていこうかなあ、と思ってます。FAQのようなことも、そちらのスペースで展開します。

ツールドニッポンは、全国からたくさんの情報や、「是非、うちの山を使って!」とか「会社の所有の砂浜があるよ。」から「広大な私有林がありますが!」などなどが届き始めました。、ほかにも何か情報があればどんどんお寄せください。また「このエリアなら手伝えるよ!」という方もよろしく。もう今の段階から、とっても楽しみになってきました。あと宿泊施設、ホテルからキャンプ場まで経営されている方、または推薦の施設があれば、誘致活動を仕掛けて下さい。すぐにも検討に入ります。また全国のイベント主催団体の皆様で、ご協力いただける方、またSSに使えるクローズドコースや民有地の林道等をご紹介いただける方もご連絡ください。ただいま全国ネットワーク構築中!

きょうの一枚
麦秋、のワンカット。確かに一瞬だけでも秋の風情。


2001/05/10 (木曜日) 

ツールドニッポンが発表されて、ビックリするくらいの反響を頂いております。質問事項も多いだろうと思い、レギュレーションが発効される前に、「こんなことはどうするの?」と言うようなことを少し説明いたします。

1.車検会場、稚内または浜頓別までのマシン輸送については、4月25日の夜、北九州から任意の地点を経由する、大型トラックと大型バスのコンボイを走行させます。このコンボイは、車検場へ向かいます。また札幌空港から車検場行きのバス、なども計画中です。各地からのフェリーのコーディネイトも予定しております。もちろん人間も運べます。ラリー中はこのコンボイは、後続してSS会場などを経由してほぼ並行して走行します。従って、チームスタッフ、メカニックやご家族の参加も実現します。また佐多岬のゴール後は閉会式会場から、やはり逆走のバス・トラックコンボイ部隊を東京まで走らせる予定です。快適な大型バスが走らせられるといいですね。

2.アドベンチャークラスはないだろうなあ?いえ、予定してます。アンダー175ccは、3クラスに分けられます。高速道路を使うシチュエーションでは、この3クラスに限り、あらかじめ予定された地点でバストラック便が待機しています。

3.北海道の林道は、雪の中じゃないのか?確かに北海道ばかりか、東北やその他の山間地域では、残雪に苦しめられるものと思われます。が、問題はないでしょう。冬の北海道に行くときには、短パンにサンダル履きではいかないですね。ということです。

3つ説明させていただきましたが、残り数点を含め、今現時点での概要をツールドニッポン公式サイトに掲載しています。公式サイトもご覧下さい。 ツールドニッポン公式サイト(http://www.tourdenippon.com)


2001/05/09 (水曜日) 
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やあ、やあお疲れさま!今日からやっと通常モードに戻ってOVも書くし、「彼方へ」も書きますよ。「終わってから山田さんが音信不通だ!」と言う声をたくさん聞きましたが、実は絵描きでもある僕は(ホントカ?)とあるレストランのメニューの絵を書いていたのでした。(半分ホント、実は寝たきり老人状態)GWの雨を償うように連日晴天が広がる四国地方です。それにしても13年間ありがとうございました。とても楽しい、いい大会だったと思います。特にエントラントは、実に素晴らしい方が多く、困難なコンディションの中、殆どの皆さんが最後まで走りぬいたことに、心より敬意を表します。
さて、次から次へとプロジェクトが始動していて、全く休まる暇がありません。でツールドニッポンを発表したものですから「キャノンボールか!」とか「ビッグマシンのイベントか?」などとの声を頂戴しておりますが、アドベンチャークラスさえやろうと思っているくらいです。SSはひょっとしたら美馬みたいになるだろうし、楽しみ楽しみ。

きょうの一枚
「気をつけよう、(主催者の)甘い言葉と、暗い夜道」

NEWS!!

さあツールドニッポン!21世紀の日本にその新しい歴史を記す。世紀を超えて受け継がれる遺伝子。維新のDNAを巡る旅、ツールドニッポンが始まります。
ツールドニッポンの公式サイトがオープンしました。URLは http://www.tourdenippon.com 続々と情報を追加していきますので、どうかお楽しみに。