Organisation Voice 2008/01

Organisation VoiceはSSERメールマガジンにて先行配信中です。 メールマガジンページはこちら
2008/01/30 (水曜日)

「旅は、アラル海に・・・」

西安からの今年のプロジェクトが、動き出しているのは既報の通りです。そこで「パンフ」の制作に。そんでコピーを書くわけですがその下書きの没案を紹介しようという暴挙

(head)その壮大な旅は、人類の歴史に挑む。

(read)西安を出た隊商は、敦煌、ロプノール、タクラマカンとその仏教遺跡を巡る。カザフスタンでは水を失ったアラル海、アラリスクオデッサ、そして洋の東西を分かつボスポラスの海イスタンブールへ至る。さらにギリシャ・エーゲ海を越えてイタリアへ上陸する。まさに真のシルクロード。

(body)2007年9月、第1回西安−パリは、まだ夏の余韻の残る西安をあとに西に向かって旅立った。初めての試みには、初めての海外旅行だという参加者、一度もオフロードを走ったことの無いという参加者、そんな男たちの平均年齢は57歳だった。男たちは日に日に逞しくなっていく。砂塵のロプノールでは、少年のように振る舞い、トルファンへ向かう砂漠のキャンプでは、青春そのものを謳歌した。さまざまな不安は、少しずつ自信に変化し始めた頃、辺りの風景もいっせいに輝きを増した。

困難を糧に西に向かうはずの旅は、日々に喜びに満ちてきた。パリにあと1日という行程でライン川の畔で彼らは、さらにもう1日ゴールを延ばしたいという衝動に駆られた。この稀少な旅が終わることが受け入れられないのだ。

新しい旅の計画は、パリから始った。スタートの地は西安、これは譲れない。深遠な歴史を持つ大唐の古都長安。どれほどの旅人が、ここを旅立ったことか。そして井上靖の小説「敦煌」の舞台へ。巨大な砂丘群の連なりは圧巻だ。そしてロプノールへ再び。人跡稀な天山南路、そこは封印されたシルクロードのメインルート。いまは砂が降り積もり歴史を覆い隠してしまっている。ここの走行許可を取るのは極めて困難でもある。そしてさらに西へ行く。
(以下略)
この先のルートは、かなり興味深い。しばらくお待ちください。

さて仙波君のページにもありますが、週末はローカルネタですが「えひめ輸入車ショウ2008」というのが開かれます。なんとここ3年はわれわれが運営と装飾の担当をしていますので、いつ来ても会期中ならまあ居るわけです。バイクのコーナーはちょっと!なのですが、西安-パリより帰ったバイクが・・・洗車もせずにディスプレイされています。まあ見に来てくださいな。

きょうの一枚
敦煌をあとに。後ろには巨大デューン鳴沙山、旅はいよいよ西域に進む。2007年西安−パリより


2008/01/29 (火曜日)

「ボスポラスの海を越えて」

今日はNEWSがふたつ。ひとつ目はラリーモンゴリア2008は「FAcoat Rally Mongolia2008」に決定。つまり冠スポンサーが決定いたしました!というお話。サブスポンサー様には、澤藤電機ELEMAX、など順次協賛企業も決まって参りました。

ふたつめ、西安はとっても寒いらしいです。今朝も電話で「西安はこれまでに無い寒さだー、これも温暖化の影響らしいねえー」と李さん。でニュースはそんな話ではなくて、西安-パリ2008の行程が決定したというオハナシ。ゴールはローマになりました。「じゃあ西安-パリじゃなくて西安-ローマじゃん。」というあなた、正解です。2008はXIAN-ROMA 漢字表記だと「西安−羅馬」となるわけです。ローマを舞台に戦後のニューリアリズムの名画「終着駅」のように、つまりローマがシルクロードの終着駅というわけです。途中のルーティングの大胆さは、さすが地図または地理オタクと呼ばれるほどのもの?もちろんイスタンブール・・・(昨年はストラスブールを通りましたが)洋の東西を分かつ、アムダリア川を越え、同じく西洋と東洋の混在するイスタンブールで、ボスポラス海峡を越えるわけです。本当にタクラマカン、シルクロードを越えて、イスタンブールを越えてローマにたどり着く。夢のまた夢!!のようなルートが、ほぼ出来上がっています!!


2008/01/28 (月曜日)

「雪の、お誕生日」

今日はボクはお誕生日!!でもちょっぴり悲しいお誕生日になりました。というのも、会議で高松に行く高速道。バックミラーには、赤色灯を回して先を急ぐクルマが、ウインカーを左に点けて、左へよってあげたというのに、そのクルマは先に行かない。「えー、急いでたんじゃないの?じゃあ」と加速をしようとしたのですが、まあそんなはずは無いですよね。

で、そのクルマに乗って免許を見せる訳です。「おー、誕生日ですね。」「おめでとうくらい言ったらどーよ」「そりゃおめでとうございます。」「ムカーッ」まあ立場的にも道路法規遵守の精神をつらつらと説きつつも、実はボクはこんなヤツなのです。懺悔。でこれからは、いっそう安全運転に務めることを誓った雪の高速道でした。

が、再び帰り道でメーターを見たら「イカン!イカン!」と誠に遺憾な一日でありました。

きょうの一枚
寒い中を事務所に帰り着くやいなや・・・恒例のハッピーバースデイタイム!!どーしてもこれだけは、うちの会社はやるんです。で、寒いのにアイスクリームケーキ。「めでたくもあり、めでたくもなし」そーそ、A○Kの高○さん、お誕生日のプレゼントありがとうございました!!


2008/01/25 (金曜日)

「リチァード・ブランソンは元気なのか?」

一昨日のメルマガで、リチャード・ブランソンの話を書いたものの、環境ファンドの話題以来、最近あまりメディアで見ないなあ??元気なのかなあ?と思っていたら、今朝の日経に・・・

「宇宙船模型お披露目 英ヴァージン 商用飛行来年にも」という見出しでブランソンさんの写真。キャプションは、「23日、宇宙船の模型を公開するリチャード・ブランソン氏=ロイター 」 とある。記事の内容は、「英ヴァージン・グループの宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティックは23日、制作中の宇宙船の模型を初公開した。宇宙船「スペースシップ2」は乗員2人、乗客6人が登場できる。建造は60%段階まで進んでおり、年内には試験飛行、早ければ来年にも商用飛行を始めるという。同社によると、予約者は200人にのぼり、総額3000万ドルの予約金を受け取ったという。飛行料金は1人20万ドル(約2150万円)。母船となる航空機「ホワイトナイト2」がこの宇宙船を高度15キロメートルまで搬送。宇宙船は空中でエンジンを点火して高度100キロメートルの宇宙に乗客を運ぶ。乗客はおよそ5分間の無重力状態を体験する。」

なかなか相変わらずやっています。日本で某なんとかドアの前社長の宇宙旅行会社は最近倒産しちゃったけど、こちらはやっています。宇宙まで運ぶ航空機が「ホワイトナイト」というネーミングが泣かせます。

しかし採算としたらどーにもならないような気がします。1度に6人の乗客で2150万円ということは、1フライト1億2900万円の売上。年間100フライトとしても129億円。莫大な保険料と機体の償却を考えたら・・・宇宙の耐用は厳しいでしょうから。

とまあこんな議論は百出して、ブランソンは「オマエラ、分かっちゃいないなあ。金儲けでやるんじゃないんだから。」とダレカサンのようなことを言っているはずなのです。一方で環境保護には自社の利益の大半を拠出する!と言ってこんなことをやる。素晴らしいことです。全部ヒステリックに温暖化がドーのコーのとやらないところが良いのであります。

きょうの一枚
モンテッサのワンカット。歴史も造形もそしていまの存在も素晴らしい。垂涎の一台。新しいカフェの看板娘になるかも。


2008/01/24 (木曜日)

「坂の上の雲を見つめて」

やっと晴れ間ののぞく冬の朝。最近すっかり寒さに抵抗力の出来たボクは、相変わらず暖房の無い事務所で(いやボクの部屋以外は多少は暖かいですよ)新聞に目を通すのでありました。昨夜は菅原さんや近隣の仲間達と小宴・・・お疲れ様です仙波です君も駆けつけ大いに賑わいました。どーもボクは途中で鼾を書いて寝てたようですが、そんな寿司屋の3階のお座敷は快適な一晩でした。

それにしてもここのところ連日連夜の飲み会の多いこと・・・さらに事務所移転の暁には、大新年会・・・って何月よ?!の予定ですから、近隣はもとより全国の皆さんよろしくです。

ところで今朝の新聞から
「GM、世界販売首位を守る・・・昨年、トヨタと3000台差」という見出し。ボクはどこか「ホッ」とした気分に。どちらも販売台数は936万台!!その端数はGM9524台。トヨタ6000台。「???」と思ったのはボクだけではないでしょう?なぜGMは端数が1台までなのに対し、トヨタは6000なんて丸っこい数字なんだろー?と。

GMは1931年以来世界首位の座を守り続けたそうな。1931年ってあなた、77年間?って喜寿じゃないか!!というくらい気の遠くなるような企業活動に脱帽。ですが続いての環境対応と新興市場の対応が雌雄を決することに。

それにしても2社で1900万台!!タイヤの数は7600万本。1台が年間2000リットル消費すれば38億リットル。まあ純増ということではないのでしょうが、生産も消費も拡大の一途なのでしょうかしらね。

きょうの一枚
椅子のお話・・・ボクは椅子が好きで、良く買います。右のコールマンのキャンピングチェアは最近アウトドアショップのセール品をゲット。これをしばらく眺めて、カフェの外のデッキの椅子に採用しようか否か考えています。白い椅子はフィリップ・スタルクのデザインのエッグなんとか・・・というスタッキングの可能な椅子。座りが少し深いので、小柄な女性などには座り心地になんがあるかもしれません。でも造形的にはカフェの店内はこれにしたいなあーーなんて考えてたりします。さてカフェはいつオープンし、どんな椅子が奢られているでしょうか?


2008/01/23 (水曜日)

「坂の上の雲を見つめて」

今朝は少し早く家を出て、菅原さんの宿泊する市内のホテルへ散歩がてらお迎えに行くことに。そこはロープウエイ街とよばれるところです。市内の目抜き通りから坂をゆるやかに上っていくのですが、我が家からはこれを下ることになります。坂道の少ない松山では珍しい坂で、道後のネオン坂とこの毘沙門坂という坂道が、まあ市内では有名なのですが・・・それにしても坂道というのは不思議ですね。司馬遼太郎は、松山を舞台に明治の青春群像を「坂の上の雲」というタイトルで描きました。もちろん内容の一部は軍国主義の賛美が見えるのでよろしくないのでは?という論調もあるにはあるのですが、まさに活き活きと若者たちの姿が描き出されています。今朝歩いた坂道には「坂の上の雲のまちづくり」と書かれたバナーが店先に吊られ、古くからあったアーケードは取り払われ、整備されたコミュニティ道路とあいまって、素敵な雰囲気?になっていました。

「うーむ、やはり歩いて見んとわからんわい。(完璧な伊予弁)」と、まだ開店前の古美術店などのウインドウを覗けば、店内清掃中の女の人と目が合ってニッコリ・・・と、まあ良き時代の面影が巡るわけです。

さて司馬が描いた「坂の上の雲」とはいったいなんだったのでしょうか。人生は重き荷を背負うて坂道を行くが如し、と言ったのは徳川家康。いつの時代にもその言葉の意味は、日本人にはとても共感できるものです。晴れ渡った坂道の上に浮かぶ一朶の雲を見上げて黙々と歩く。その雲とは「理想」「夢」「憧憬」その時代時代の理想。その人の「夢」いまの時代に、その雲をなんと見るか?松山もなんかこうやりそうでしょ。

きょうの一枚
バックミラー越しに。菅原さんジムニー、モンゴルを走る。今年はモンゴルでジムニーは大増殖の予感。


2008/01/22 (火曜日)

「天気悪いし、寒いし」

なんか毎日雨降って寒くて・・・もうずっとこんな天気!!が続いているような気がします。デモ数日の前のOV見ると「快晴の道後平野!!」とか言って、あまりにも気持ちの良い毎日が続いていることが分かります。

このことから推測すると、やはり景気の悪い時は、いつまでもこんな状況が続くのではないかという気になります。環境問題も同じかもです。日本は縮小している!と西安-パリから帰国後書いたら、いまや各マスコミもこぞって書きまた言い始めました。するともうこのまま、世界のなかで日本は立場を逸していくような気がしてなりません。でもまあこの際だからこの急速にやって来た貧困?を利用しない手はないでしょう。たとえば国連の拠出金も、身の丈ほどに。もちODAも下げるのじゃなくていっそ頂く側に!!先進8カ国首脳会議とかも、「すいません、それ以下ですから」と辞退して、その間に国力をつけるのであります。

とにかくみんな「安いか?高いか?」の議論ばかりになった日本国民。あっいや、そんな事も無いかもと思うくらい銀座に乱立する高級ブランド群・・・まあこれは外資系に働く一部のセレブリティ御用達とならば頷けなくもありません。で、やはり高いか安いかではなくて、上質か否かとか、真の豊かさとか、そういったものに大きく価値観をくゆらすべきだと思うのであります。

ちょうどパリダカに通い始めた頃、10回大会でしたからまさに20年前、フランスは不景気にあえいでいました。でも、いくつかの外から見ても良く分かる政策によって、時間をかけて、またEUの動きも含めて基本がしっかりしているからでしょうか、いまでは大きく見事に復活しています。「ようこそ日本」なんて観光キャンペーンなんてやらなくったって、フランスは世界最大の観光立国だと思うし、行けば納得な上質な文化や歴史や、一方では先進的なアートや食で魅力タップリなのであります。

いままさに今日の天気のような日本ですが、20年のビジョンを持って、どんな国にするか?アジアはどうするか?世界はどうあるべきか?環境はこう在るべき!!と胸を張って語りその実現に向けて進めば、必ずや再び日の昇ることもあるでしょう。

暖房をつけないボクの部屋の中では、吐く息も白いのですが、マングローブは相変わらずスクスクと生育中なのです。昨日環境フォーラムの打ち合わせで学生に「マングローブ」の話をしたら、「温暖化が止まって、マングローブが育たなくなったらどうするのか?」と聞かれました。「オー答えは簡単その時は、白樺でも育てよう」と。温暖化大歓迎だよ!と言って顰蹙を買われたような気もしますが・・・やがて、雨も上がり気温も上がり温かな浅春の陽が、温もりを与えてくれることでしょう。

きょうの一枚
このカットではどのくらい大きくなったのかは不明ですが、茎の白い部分から下はこの冬に延びた部分、もちろん幹ものびてます。カフェにはビオトープを作ってマングローブを群生させる。海老も養殖する・・・のであります。まだ言ってる。


2008/01/21 (月曜日)

「寒いので、環境問題と例のガソリン税を考えた。」

この週末も、工場の大片付け大会でした。応援に来ていただいた皆様には大変ありがとうございました。4t車4往復分の木材が搬入されて・・・工場はさらに足の踏み場もなくなりました。リフトも撤去、溶接機やらなんやらの機材も大量に搬出。でも今日は寒いのでちょっと腰が引けていたら、本業のニューな打ち合わせが入ったので事務所仕事とすることに相成りました。でもこのあとは環境フォーラムだかの出演者打ち合わせ。

そこで環境問題というか、ガソリンについて考えることにいたしました。ここのところ「暫定税率特措法はどう思うか?」とか「自民案と民主案はどちらがいいのか?」と酒の席でよく話すことになるのでございます。ボクは思うのであります・・・民主案だと彼らが政権党にならないと実現しないでしょ。じゃあ政権取ったら夏に盛んに言っていた「高速道無料化・・・」についてはどーなるんでありましょうか?そのことは言わないことにしたのでありましょうか?高速道は無料になるは、ガソリンは25円安くなるは・・・景気回復は間違いない!のでございます。がしかし果たしてそうなのでありましょうや!

ボクは提案したいのであります。25円は、まあ5円くらいは安くして暫定は止めてですね、環境特定財源として20円くらい取る!のはいかがでございましょうか?田中角栄が日本改造論をぶち上げて、土建国家を作ったのはまあ時代の趨勢からして、少しは情状の余地はあります。あの時代火急だった国土の整備は、いまは環境に使われるべきではありますまいか?環境問題の対策として道路を作らなければならないこともあるでしょうし、さまざまに環境問題におけるインフラ整備は、大きな予算を必要としているはずです。

ドイツじゃガソリンは200円以上するんだし、やがてなくなるガソリンが一時的に安くなっても、いつかは超高騰するのは自明の理でありますから・・・水素ガスステーションやら、都市交通の見直しやらをすべて環境面での公共事業として取り組むことを提案します。ということは、ボクはどこに1票を投じればよいのでありましょうか??

きょうの一枚
モンゴルの草原で繰り広げられる日常。もう10年も言い続けたことだけど、やがてモンゴルが地球上で最も豊かな国だと認知されることでしょうと。この豊かな環境、冬が寒いったって、旭川もそう変わらないみたいだし・・・冬も北海道みたいに酷く暖房はしていない。夏はエアコンは要らないでしょ。かけがえのない自然環境、温暖化問題がかまびすしい昨今ですがモンゴルのことを考えると心配は心配ですが、気もまた休まるというものです。


2008/01/18 (金曜日)

「快晴の道後平野」

菅原さんは帰国しました。ダカール中止の報から2週間。つまりこの週末はゴールというタイミングだったのでしょうか?寂しい新年でしたが、最悪のニュースを聞かなくても良かったと思うことにしましょうか。

それにしても主催者、もちろん参加者の皆さんにも、厳しい事後処理と次へのプランが必要になって来るでしょう。

プランとは、まあモチベーションですね。日々を生きるための。

きょうの一枚
菅原さんのメール添付の、リスボンから引き上げるコンボイ?本当に寂しげな後姿に見えます。こうしたカミオンが闘う!という構図は、本当に他では見られないものです。東欧のカミオンたちは、かつては戦場から、今ではラリーの現場からフィードされた情報を、有効に生かしてもっともっと厳しい販売!という闘いのフィールドへの戦闘力の強化に努めているのですね。8


2008/01/17 (木曜日)

「快晴の道後平野」

えっと、寒いけど天気が良くて汗をかきかき工場の片付け!!見上げれば、それ石鎚連山は雪を戴いて、気持ちの良い道後平野です。ちょうど井内峠というTBIがかつて1日目には必ず通った峠も目の前、何かと懐かしさもこみ上げてきます。そんな片付けしていると、いろいろなものが出てきます。カーボンケブラー製のマップホルダーのボディが2個出てきましたのでお譲りします。ポリカーボネイトの上蓋等パーツをお付けします。まあ組み立てキット・・というところです。ご希望の方はメールで先着2名様。

ここのところ日本はダメになっている!といっていたらテレビや新聞も同じような論調になってきましたね。でもやはり今の日本の問題は政治もそうだけど、マスコミもねえ・・・というのが僕の意見。確かに賞味期限が切れたりするのは良くないんだろうけど、徹底的にやっつけてしまう!とか、いつまでも事あるたびに「頭の中が真っ白になった・・・」って吉兆のあのシーン。なんか人間としてとか、思いやりとか、優しさとかは、マスコミは無くなってしまう方が良いと思っているのだろうかと思うよ全くね。

で「縮む日本」とは株が安いとか国際競争力が低下しているとか、はたまた株式時価総額が世界トップ10からどーしたとか・・・ばかり。

新しく、元気で楽しく優しい、そんな社会に憧れますね。

きょうの一枚
「ウラル」モンゴルも西部に行くほどサイドカーが多くなります。ロシアでは田舎に行くほどにサイドカーが増えます。ロシアではなにかこう好きで乗ってるという感じですが・・・フルコピーの水平対向はあまり進化を遂げずにイトウのように陸封されて、味わい深く残っている、という感じ。サイドカー欲しいなあ。


2008/01/16 (水曜日)

「西安-巴里は目的地をローマに?またTV放映も内定。」

ちょっとOVをサボっていました。というのもかねてから噂のあった?SSEROFFICEの移転準備?なのにこんなときに限って本業が忙しくて・・・でもこの機を逃すと超多忙な目くるめくようなラリーの日々が始まるのであります。ので、頑張る日々なのです。でも、寒いし。

新しいSSERのオフィスは、オオカミ少年のように何度も書きましたが、すぐ裏手は鎮守の森。森にむかって大きく開口部を取ってCafeを・・・と準備中!!昔計画していたカフェレゴラリータですね。

また一方では、今年のさまざまなイベントに向けてコンセントレーションを高めています。間もなく本格的に始動するのは、まず20th TBI・・・カナダの著名なジャーナリスト、ローレンスさんも出場に意欲的です。またラリーモンゴリアには、ドイツ人カイザーたちのほか大勢のドイツからの参加も!!

そして秋のビッグイベント「西安-巴里2008」は今年もTV放送はほぼ決まり!!あとはルート設定を・・・いまのところ有力なルートはロプノールからコルラやクチャへ天山南路大横断。そしてカザフも横断。干上がり行くアラル海の町アラリスクも通過。北アラル海にはシムダリア川の水が戻って水位が上がってきているという噂も。ここでキャンプか?そして黒海沿岸の保養地オデッサ、ルーマニアを通ってトルコ・イスタンブールへ、ギリシャではエーゲ海クルージングでイタリアへ。と旅の構想を描きつつ打ち合わせやら現地への問い合わせやらと、嬉しい多忙に明け暮れるのでありました。

そんな日々からふとカフェの名前をレゴラリータからVOYAGEにしようかなあ?!などと夢想中であります。パリからダカールに向かうフランスステージでは「ボンボヤージュ!」と沿道から声をかけられるのですが、そのことを思い出すたびになぜか激しい郷愁の念にかられます。

Cafe VOYAGEいやCafe Regoralitaかも知れませんが、目の前に広がる森の木々は、なにかこう生命力を感じさせ、また力を与えます。何かこう新しいことの始まりの2008年になりそうです。みなさんもぜひご一緒しませんか?!!

きょうの一枚
これから連載の始まるTBIアーカイブスより、爽やかな横断幕、2000という数字は、距離。でも2000年まで続きますようにとの思いも込めたような記憶が。


2008/01/11 (金曜日)

「洗車しようかな」

実はパリの帰国の際にアドベンチャーは充分な洗車ができなかったのであります。シャルルドゴール空港近くにあるコンテナヤードに搬入するまでの間に、「どこかで洗おう」と計画していたのですが、オートルート脇のいくつかしかないガソリンスタンド、クルマしかダメ!といわれて「じゃあ次で」と言っているうちに目的地が。「じゃあ、コンテナヤードで近くに無いか聞いて・・・」「あまり時間がないよ」などと言っているうちに、洗車場へ。でも、帰ってきたマシンを見て「あれ、あの時洗車しなかったんだっけ?」と不思議なほどにユーラシア大陸の泥にまみれたまま。こんなのでは通関できないはずなのに。とヨーロッパを走っている写真を良く見ると、まあそんなものではないほど汚れたままでした。

さて今日は1日かけて洗車に行って、あとどーしようかな?と考えるほどに楽しいのですが、今日はこのあとはアポがタクサン。なんと某大手メーカーの総合カタログのコピーライティングの締め切りも今日でした。まだ全く手をつけられてないっちゅうのに。

とまるで言い訳のように聞こえるかもですが、洗車さえもままならないのであります。さて皆さん、いつになったらきれいになっているのでしょうか?

そーだ仙波君、このまま泥だらけの3台を展示する?インパクトあるよ。1台はスクリーンボロボロだし。中国の自賠責のステッカーとか貼ってあるし。

きょうの一枚
スクリーンに染み付いたシルクロードの砂?旅の思い出は至るところから垣間見ることが出来ます。


2008/01/10 (木曜日)

「日本は縮んでる。」

旅の汚れもいとおしいADV.が手元に帰ってきました。引き取りに向かうついでにBMWの新しい本社にお邪魔して、まあなんといいましょうか日本のほぼ最先端のオフィスに潜入したのでございます。東京駅の八重洲口側にデーンと聳え立つ二つのタワー。日本を占領したかのようなGHQもとい、外資系金融の総本山?でございまっす。もちろんメイドインジャパンも負けては居ません。リクルートもこのビルに移転してきて、聞くところでは7000人のエンプロイヤー(社員と書いても従業員と書いても違和感があったので・・・)が、10時になるとかつての中国の自転車通勤みたく、途切れることなくエスカレーターを昇り続ける様は圧巻!!でございます。

全体受付で受付を済ますのには運転免許証とかが必要です。するとスイカのついたパスを貰って、次のエレベーターホールへすすむのですが、厳重なガードマンがギロリ。ボクの「スイカ・・・」は反応しません。すると両側からガードマンが飛んできて両手を掴まれて・・・なんてことはないのですが、田舎モノのボクはそんな幻想を抱くのでございます。若い頃ロッククライミングにいそしんだくせに、ここのところかなり高所恐怖症のボクは、先の九州ツーリングで夢大橋に行くと聞いた時の絶望感を髣髴とさせる、完全スケルトンな高速EV・・・それにしてもここまでガラス張りにしなくても・・・そしてまた22階の受付に行くと、BMWのパスをいただくということに。結局胸には2つのパスが必要で、当の面会予定者とあいさつをしている頃には、旅の疲れも出て「何を話してよいのやら」という状況に追いやられる、という巨大な装置がグランドトウキョウタワーなのでございます。はあ。

で、それにつけても思うわけです。それはここのところの日経の特集「縮む日本」です。まあ書くのもためらわれるばかりですが、世界の潮流に日本は大きく取り残されています。老後は海外移住で悠々自適と考えていたのは過去のこと?今海外では日本人はその物価高と円安で、ツイテハイケマセン。今日は金融ビッグバン不発!がテーマで「アルゴリズム取引」まあ株式のコンピューターによる・・・もーいいです、もー説明もしません。

まあ簡単に言えばヨーロッパに行くと、ユーロ高だからね!ではなく日本全面安なのだということを強く感じるということです。

「よーし、日本の付加価値を高めるように頑張ろー!」

きょうの一枚
事務所には3台のアドベンチャー到着。基本的には頑丈なマシンです。これからボチボチと手入れをしながら、超長距離仕様に改造していこうかなー!なんて考えています。四国に来る方にはお貸しできるようなシステムも検討中ですよ。


2008/01/08 (火曜日)

「やっと車両引取り」

まあボクたちも不勉強なのですが(といっても年間に結構な量の貨物を無税通関しているのですが・・・)やっと輸入許可がおりて、引取りに出かけます。「なんの?」ってあーた、西安-巴里の帰国便ですがな。10月6日に預けたのですから、なんと3ケ月!!「もー!」という感じです。でもこれからは少し早くできる方法を検討中です!!

テロ対策やらなんやらと水際は強化されています。もちろん関係当局のご苦労は想像に難くありません。われわれが「どーのこーの」言っても、当の税関も「もーやってられねーよ!」なのだろうと拝察申し上げます。所詮は人間性悪説によって成り立つ国家の法体系。「ちょっとでも緩くすると、人間ってのは悪いことばかり考えるから!」なのでしょうか。

今朝、信号でボクの目の前に、新車のアウディアバントが止まっていました。「ウーン、なかなか上品な後ろ姿。こんなクルマを選ぶ人は、きっと良い人なんだろうねえ。ぼく達みたいにアタマワルソーに見えるクルマばっか選ぶ人には、そのエレガントさなんて憧れちゃう!!」なんて思ってたら、いきなり窓があいて吸殻をポイ。唾まで吐きやがった。なんか汚らしそうなおじさんが乗っていた。なんかアウディのイメージが音を立てて墜落して行きました。

そんれよかこれから出発して、明朝都内で打ち合わせを済ませたあと、またぞろ埠頭に行きます。ではまたね。

きょうの一枚
2007年には、森の中の細いピストを走りました。乾燥地帯ですが湖がある?不思議な光景が続き、山に登ると森が出てきて下ると大平原。こうしたダイナミズムはモンゴルの特徴かもしれません。2008年には、もっと面白いハジメテの道をたくさん見つけよう!!と思っています。


2008/01/07 (月曜日)

「長い年末年始休暇から帰還」

ダカール中止の報から、何かと心に思い澱のようなものを感じる今日この頃。巷では今日から仕事始め!?の人達って何日休んでいたの?なのにまた三連休!!どーも日本人を怠慢にさせる悪辣な陰謀が蠢いているような気がしてなりません!!

発表ーーっ!!
SSER ORGANISATION のオフィスは移転します。寒い時期なのですが2月末の予定で、通称「川内」と呼ばれていた工場を、これから大急ぎで改装して人が暮らせるようにします。「やっと・・・」なのです。お待たせしました。というのも現事務所は、既に新しい計画が動いていて、今度ばかりはオオカミ少年ではなく!ホントです。

新住所は愛媛県東温市南方八幡森1992-4・・・近くには人気の温泉「利楽」ってのと同じ敷地に「坊ちゃん劇場」などがあります。ここの温泉の露天風呂はなかなか良いですぜ。宿泊も出来ます。新事務所から車で3分!!です。またすぐ近くには水無し川として有名な重信川があります。ここの桜堤も良いですし、秋には河原の「いもたき」も人気であります。

いろいろ思い巡った計画もありますが、年度末でもあり徐々に取り組むこととしますが、全館?完成の暁には、皆さんにお越しいただいてくつろげるクラブハウス的な空間も?またADV、HP-2、80G/Sやらとフライ&ライドなレンタルバイクツーリングもやろー!!と思っています。またオフィス併設のカフェ(2008年秋オープン予定)では、ここから出かけるルートマップツーリング、ダートばっかりで行く太平洋!などのツアーも企画中!!とまあ初夢。

さてダカールの続報。リスボンの菅原さんと電話で話しました。もうコメントはたくさん出ているので、いまさらという感じはしますが、菅原さんは全開で前向きです。2009年用のマシン開発の話をしていました。

きょうの一枚
地平線に昇る朝日、沈む夕陽の黄金色のまぶしさはただ事ではありません。朝日を背にスタートし、夕陽を背にゴールする、というのがルート制作上の理想なのですが。


2008/01/05 (土曜日)

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて新年早々驚くべきニュースが飛び込んできましたことはご承知のことと思います。それは30回記念大会を迎えたダカールの中止決定の報です。規模の大小は違えども、同じクロスカントリーラリーを主催する我々に取りましても、非常にショッキングなニュースでもあります。そして主催団体ASOの重い判断に、深い敬意を表するものです。

1979年にスタートしたこの大会は、政治的・技術的な多くの困難を克服し、単なるオフロードモータースポーツイベントの域を超え、世界中の多くの人々の心に共感であるとか憧憬であるなどの深い、しっかりとした存在を築き上げて参りました。

我々もこの大会に憧れ、参加し闘い、時に傷つき、時にはささやかな栄光を手にし、またそれを模してラリーを開催したりと、まさに青春そのものだったといえます。

21世紀の世界は、多大な困難が待ち構えていました。しかし、こうしたことに屈することなく続く開催を目指して頂きたいと思います。

ささやかながらASOと2008年参加の全ての皆さんに、エールと敬意を送ります。