「温暖化対策の大合唱」
世はまさに地球温暖化の恐怖が現実のものとなって大騒ぎです。遅すぎはしませんが、まあギリギリのところでしょうか?
原油高はこれを加速させる好材料でもあります。
それにしても、いつかはなくなるはずの石油。それで豊かになった国と人たち、そしてそのオイルマネーの行く先は???また産油地と輸入国の格差問題は?空母の使う1日あたりの燃料の量も驚異的で、平和であることが一番温暖化対策になるという角度で認識をさせた自衛隊の燃料補給量間違い事件など、エポックメイキングな出来事だったともいえます。
この先人類は、いったいどのくらいのサスティナビリティを果たすのでしょうか??ボクはよく言うのですが「変わらないものは無い」「変わらない唯一は、変わらないものはないということだけだ」と。また「窮すれば変ず、変ずれば通ず。」とも。つまり変わらなければ取り残されてしまうと言うこと。で昨今の開き直りで「取り残されてどこが悪い」と言う気分もありはしますが。しかしそうだからといって未来永劫に人類が存続すべくもありません。
ボクはでもやはり人類は変わらないだろうと思います。いえ決して悲観論者ではありませんが、人間の持つ業が世界を繁栄させ、そして衰退させていくのだろうと。
こんな記事がありました。
(11/22)温暖化ガス削減抜本策、議定書達成へ6項目・環境と経産省
環境省と経済産業省は21日、地球温暖化対策を話し合う合同審議会を開き、温暖化ガスの削減に向けた抜本策として検討するサマータイムや環境税など6項目を公表した。京都議定書の削減目標を達成するため、今後これらの項目について導入の可否を議論。抜本策の考え方を12月にまとめる最終報告書に盛り込む方針だ。
両省が開いたのは中央環境審議会(環境相の諮問機関)と産業構造審議会(経産相の諮問機関)の合同会議。抜本策の候補は、(1)太陽光など新エネルギーの導入促進(2)温暖化ガス排出の上限を設け、その過不足を取引するキャップ&トレード方式の国内排出権取引制度(3)コンビニなど店舗の24時間営業の見直し(4)環境税(5)サマータイム(6)住宅・建築物の排出削減策――の6項目からなる。排出権取引制度や環境税など賛否の分かれる項目もあり、調整は難航しそうだ。
「調整は難航しそうだ」というところあたりがお味噌でしょうか。地球温暖化対策は総論は大賛成の大合唱!!しかし各論ともなると経済性やら公平性やらで人類が営々と培ってきたエゴがのさばるわけですね。エコの敵はエゴ!!そんなコピーどこかにありましたね。
きょうの一枚 敦煌にあった古代シルクロードの図、湧き上がる果てしない漂泊の思いに、めまいをおぼえたものでした。 |