=茂木でドラッグレース=
去年、「三宅島モーターサイクルフェスティバル」(石原都知事が力を入れている、三宅島を日本のマン島としてバイクイベントを展開する、三宅島復興の都の事業)に参加した友達に、「面白かった?」という問いに「ん~~。 ドラッグレースが面白かったかな!」という答えが返って来た。一般参加者からすれば、三宅島のツーリングや公道での競技がメインだったのに、ドラッグレースが面白かったとは、コレどうなのよ…??
そんなドラッグレース、ボクもこの前“もてぎ”まで見に行きました。大会スポンサーのグッドイヤーのお計らいで、パドックのみならず、スタート地点にも入れる最強のパスを入手したのです。
頂いたパンプには、「直進安定性を最大限に憂慮した全長9メートルのマシンは、8200㏄V8スーパーチャージャー付きエンジン。レシプロエンジンの限界、6,000馬力。燃料は「ナイトロメタン」。戦闘機の空母発艦を超える異次元の加速、最速500㎞/h オーバーの地上最速のマシン。」
なんだこりゃ??? それから、なんなんだ!? こっちの“ジェットカー”っていうマシンはもっとスゴイぞ!
「米軍の爆撃機に搭載されていた、ウェスティングハウス製J-34ジェットエンジンを搭載。1万7千馬力から発生する超重ジェットエンジンから発揮される推進力で、最高速は400㎞/h を超え、1/4mile(402.33m)を5秒台で走りきる世界屈指のジェットカー。スタート前の20mを超える炎を噴射する姿は圧巻!」
ボクには6,000馬力とか、最速500㎞/h オーバーとか、クルマなのに“ジェットエンジン”とか…よく理解出来ないコトばかり。炎や煙を吐くマシンの写真が載ったパンプからは、「スゴイんだ!」というコトだけは伝わってくる。
ドラッグレースって、2台のマシンが「よーい、ドン!」で1/4mile(402.33m)をどっちが速いかを競う単純明快なルールなんですね。さすがアメリカって感じ。ものスゴいエンジン音とバーンアウトの煙で、競技はスタート。このバーンアウトは単なるパフォーマンスだけではなく、スタート直前にタイヤを暖める意味があるらしいのです。
カテゴリーは沢山あって、二輪車の入門クラスとして“スーパースポーツバイク”のカテゴリーも。ここに参加するV-MAXや、GSX-R1000、アプリリアのRS250など。本来なら加速力があるハズのこれらのバイクでさえ、改造された(いや、ワンオフかな?)ドラッグマシンと比べてしまうと、なんともモッタリ走っている感じに見えてしまうのです。。。
このイベントはピットを散策していても、オモシロイ! 参加車両には、古~いコルベットを改造したマシンや、78年型のカマロを改造したマシンもあって、レトロでいい感じ。そうかと思いきや、最初は軽のミゼット(ノーマルエンジン)で、ストリートクラスで参加していたのに改造がエスカレート。今はフレームを延長して、レース仕様のV8・3,200ccエンジンを積んでしまい、なんとも“おバカ”なミゼットも発見! 本格的なドラッグマシンに乗るジュニアのカテゴリーの、小学4年生の子も発見! なかなか迫力ある走りを見せてましたよ!
さて、アトラクションの目玉とも云える、ナイトロメタン、6,000馬力の500㎞/hオーバーで走るマシンが登場。コレは“TOP FUEL DRAGSTER”というアメリカのレースカテゴリーらしい。耳栓をしていても鼓膜が振動する、もの凄い爆音と迫力でした。500㎞/hって云えば、羽があれば飛んで行ってしまうスピードですからね。1/4mileの距離じゃモッタイナイ。ソルトフラッツのような長い直線で見てみたいなぁ~。(ちなみに、このナイトロメタンの排気ガスは、目がとっても痛かったデス…)
そしてもう一つの目玉、ジェットエンジン搭載のジェットカー。
爆撃機のジェットエンジンですからね。そりゃあもう。それにしても、何で米軍 のM-1式戦車をベースにしているのか、良くわからない・・・。
アメリカっぽさを満喫した、とっても楽しい1日を過ごしました。
今年の「三宅島モーターサイクルフェスティバル」でも、2輪のドラッグレース、シリーズ最終戦が行われるそうですヨ。
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