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                                    よその場所じゃどうなのかは知らないが、東京じゃ"ジンギスカン"が空前のブームだ。不安材料をかかえる輸入肉の問題。高騰し続ける国産牛肉。そこで、低カロリーで栄養価の高い"羊のお肉"が、OLやサラリーマンを中心に、ブームになっているらしいのだ。 
                                    羊の肉がクサイ...というのは、もう昔の話し。 
                                    今は輸送や保存技術が発達しているので、臭いが無いらしい。ボクも羊の肉は大好きである。でもあの羊独特の匂いとギトギトの脂が、ゴハンにあうのだ。 
                                    TDNでの芦別での恒例ジンギスカンバーベキューは、毎度毎度、楽しみなのだが、いつもみんなが食事をしている時、ボクは司会をしているので、食べられずじまいなのだ。(ううっっっー、司会が終わった頃は、バーベキューの火も消えて、みんなもいなくなるのだ・・・!) 
                                    話は戻るが、増えつつある東京での注目は、下町方面(木場って言ってたかな?)に出来たらしい『ヤマダ・モンゴル』という店。北海道での人気店が東京に進出で、ウマイと噂だ!! 
                                    『ヤマダ・モンゴル』。 
                                    山田さんが聞いたら泣いて喜びそうな、まさしくSSERの為のようなネーミング。 
                                    下町方面は、ボクん家から遠いので中々行く機会がナイのだが、SSERに携わるボクとしては、是非時間を作って食べに行こうと思う。えーと、JRMの菅原さん! 
                                    一緒に行きませんか?  
                                    
                                    ■「タイで発見!? スパ太郎の 実録・盗難バイク奪還劇!!」  
                                    (7ヶ月に渡る バイク奪還までのドキュメンタリ) 
                                    
                                    =前回までのあらすじ= 
                                    バイクが盗まれた! しかも2ヶ月の間に合計3台が...。冗談じゃない!! 
                                    年間25万台が盗まれている現状を知ったボクは、バイク捜索活動を始めたある日、タイに戻ったKiyoさんからメールが届いた。『スパ太郎のバイクらしきBAJA発見!』まさか! 
                                    冗談でしょ? そんなワケないでしょ!?  
                                    
                                    第14話 『MD-30......。数字が同じだ!!』の巻き 
                                     
                                    その頃のボクはパソコンではなく、携帯にポケットボードを繋ぐ、ドコモの10円メールを使っていたので、そうそう毎日メールをチェックしていたワケではなく、3、4日に一度くらい、酷い時になると数週間に1回ぐらいのペースで(今は、もう少しマメですよ!)メールチェックしていたのだ。 
                                    チェンマイに帰ったKiyoさんからの『スパ太郎のバイクらしきBAJA発見!』という一報メールは、「な、ワケないじゃん!」悪い冗談と思って無視していたのだが、数週間してメールを開いてみると、なんとその後、Kiyoさんからチェンマイのバイク情報が何度も何度も入っていたのだ。 
                                    ソレらを要約するとこうだ! 
                                    『当初、BAJAはチェンマイにはあまりないと思っていたら、数台走っている。あるバイク屋の店頭でも、2台同じ年式、同じ色のBAJAが2台販売されている。写真でみたスパ太郎のバイクのような気がする・・・』 
                                    最近のメールじゃ、『なんで、連絡くれないんだ! 
                                    売れちゃっても知らないゾ!』と、前後の文を読んでもかなり怒っているようだ。 
                                    あわてて、 
                                    「ホントにボクのですかねー。色は何色? 
                                    バイクの特徴は?」と打ち返すと翌日のメールで、『色は2台ともシルバー/オレンジ。1台はバークバスターがついていて、ラフ&ロード、ブリヂストン、ワコーズなどのステッカーが貼ってある。折りたたみ式のミラー、ホンダノーマルのキャリアも付いている』と返ってきた。 
                                    えっ!? 
                                    シルバー/オレンジ? オレのと一緒だ。 
                                    しかもバークバスターに折りたたみ式のミラー? 
                                    おまけに、ラフ&ロード、ブリヂストンのステッカー。。。。。。 
                                    オレのと、特徴が一緒だ! いやいや、こんな特徴、オフバイクなら良くあること。 
                                    他に特徴はあったかな・・・? 
                                    なんせ、殆んどノーマルの車両だ。 
                                    大きな特徴の1つだった、前の年に使ったロシアンラリーのゼッケンステッカーは、1年間もそのままだったのに、盗まれた前日に、その年のロシアンラリー出場の為にステッカーを剥がしてしまっていたのだ・・・。「ロシアンラリーのステッカーがあれば、BINGOだったのにな・・・。でも、そんなワケないから・・・。」 
                                    念のため、メールで 
                                    「オプションのキックは付いている? 
                                    2台のフレームナンバーはみられる?」と打ち返す。もう、こうなるとメールから目が話せない。数時間ごとにメールをチェックするのだが、こんな時に限って返信が来ないのだ。 
                                     
                                    数日後、 
                                    『フレームナンバーを控えるのは、怪しまれるといけないから時間がかかるかも?』 
                                    と返ってきた。 
                                     
                                    そのまた数日後のコトだ。明け方近くまで原稿書きの仕事をしていて、「さぁ!寝るか!」の前に、何気なくポケボーを携帯に繋いで、メールをチェックした。 
                                    「ん!?」Kiyoさんからも来ている。 
                                    「どれどれ!?」2台のフレームナンバーが入っていた。 
                                    「えーと、MD-30?」 
                                    眠さの限界の中、ボーっと盗まれた3台のバイクの書類を引っ張り出してきて、数字を比べる。1台はCRM。2台はXR-BAJA。XRの形式がMD-30で始るのだ・・・。 
                                    「んーと、MD-30・・・・・。ん!? MD-30・・・・・。えっ!?」 
                                     
                                    血の気が引いた。眠気がひいてパッチリ覚めた。 
                                    「MD-30・・・・・。あっ!数字が同じだ!!」 
                                    そう、何度も何度も見返しても、ボクの手元にある書類の番号と、メールのフレーム番号が一致しているのだ!! 
                                     
                                    「えっ!? なんでKiyoさんがオレ番号を知ってるの? えっ!?ホント? タイにあるの? 
                                    えっ!もしかしてKiyoさんが犯人!?」 
                                    朝の4時半。もうパニック状態だった。 
                                    =つづく= 
                                    ※チェンマイでオフロードツアーを主宰するKiyoさんのHP 
                                    
                                    http://www7.plala.or.jp/offroad-gang/ 
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