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                                    ちょっと、ちょっと!ナニこれ!? 
                                    ボクのタレント生命を、殺す気かっ!!(怒!!) 
                                    メルマガじゃ解らないんですが、SSERのHPでこの原稿を読むと、 
                                    ←このあたりと、♂この上のトコに、ボクの似顔絵(!?)があるじゃナイですか! 
                                    あまりにもキモイので、自分でおどろいちゃいました! 
                                    ったく、誰がこんなの描いたんだ! 
                                    ひょっとすると、描いた人のボクのイメージはこんな感じなの・・・・・・!? 
                                    いいさ、いいさ。 
                                    前回のあらすじ 
                                    ボクの愛するバイクが盗まれた!しかも2ヶ月の間に2回。合計3台が・・・。しかも全部オフ車。冗談じゃないゾ!!結婚式を1週間後に控えながら、怒り爆発のボクは深夜パトロールを始めたのだ!! 
                                     
                                    「タイで発見!?スパ太郎の 
                                    実録・盗難バイク奪還劇!!」 
                                    第2話『深夜のパトロール怪しい車を発見!』 
                                    ニュース番組のスタッフが、木刀を片手に深夜パトロールするボクの後を、カメラ片手に付いてくる。カメラマン、デイレクター、AD。こんな夜更けに賑やかだ。イヤ、一番怪しいのはボク達ではないか? 
                                    
                                    井の頭通りを中心にした世田谷の下北沢から笹塚に抜ける界隈は、深夜1時を過ぎても車の往来が沢山あり、人もまだまだ歩いている。通りすがる人達が、ボクらを不信そうに振り返る。「すみません。ちょっとカメラ、目立ちすぎなんですが・・・」『スパさん、良かったら僕らのロケ車に乗ってパトロールしません?』お言葉に甘えて座席に座るコトに。 
                                    
                                    『おわっ!』免許取りたての女性ADがいきなりの急発進させたので、シートの背もたれに叩きつけられる。ボクの背中で「ジャリン♪」と鎖の音がして、背中にゴリッと激痛が走った。「痛たたっ〜!」背骨に沿うように、ジーンズのベルトに挟んで上着で隠していたヌンチャクが、当たったのだ。『スパさん、そんな物まで持ち歩いていたんですか?』「一応ね。犯人がどんな人達かわからないですからねぇ」『それにしてもこの辺は人が多いね』「もう、終電が終わったんで2時を過ぎれば殆んど往来は無くなりますよ!」2時半過ぎ、ボクの発言が的中!グッ!と嘘のように人通りが無くなった。 
                                    
                                    警察では「少年の犯行ですよ!」と軽くあしらわれたが、今まで聞き込んだジャーナリスト達の話では違っていた。「バイク盗難は今や“プロの犯行”が多数」だと言う。しかも「犯行は単独ではなく、複数。行き当たりばったりではなく、下見をして情報収集。その後、犯行に及ぶ」のだそうだ。 
                                    
                                    今回のボクのケースも“プロの犯行”とボクは確信していた。その理由は、最初にXRバハとCRMが盗まれた時、同じ場所にとめてあった、少年達に人気のあるハズの、“スクーター”や“ゼファー”には被害が無かったコト。そして2回目の時には、場所の状況からクレーンなどの重機が無ければ、運び出すのが困難であると考えられるコト。更にどちらの場合も、固定物とバイクを結んでおいたU字ロックや、市販で一番太いワイヤーロックもろとも消えてしまっているコトなどなどの様子から。住宅街ですんなりと“コト”をこなすには、それなりの度胸と準備、熟練度が無いと出来ないハズ・・・と、ボクは思うのだ。ボクらは車の中から怪しき人物を探し回り、ボクのバイクが放置されていないかを見回った。 
                                    
                                    ここで問題発生!道端にとめてあるバイクの情報をボク達も収集する。バイクの名称、カラー、ナンバーなどなど特徴を書き出していく。ところが、バイクに興味が無いスタッフ達には、車種を言ってもオフロードバイクと他のバイクとの見分けが付かないのだ・・・。「これはロードバイク、これはオフロード、これはアメリカン、これはスクーター、」路上にとめてあるバイクを1台1台説明していく。スクーターだけは見分けが付くようだ。ん〜、納得! 
                                    
                                    その時だ!住宅街をノロノロ走る白い乗用車が・・・。窓はスモークが貼られていて中は見えないのだが、時々街灯に照らされシルエットが見える。携帯電話を片手にキョロキョロして、一戸建ての庭の中を覗き込んだりしている。様子がおかしい。 
                                    車の中からカメラが廻り始めた。同時にディレクターがナンバーを控える。世田谷の住宅街なのに、八王子ナンバーだ。乗っているのは男性が一人。フロントガラスもスモークで真っ黒。ゆっくり追い抜いて1つ目の角を曲がると、ボクとカメラマンが車を降りて尾行する。今度は隠しカメラを使用している。 
                                    そして白い乗用車は路上にとめてあるバイクの前で停まった。暫くすると走り出し、またバイクの所で停まる。バイクを振り返りながら電話をし、メモを取っている様子が伺える。あきらかに怪しい。15分ぐらい尾行しただろうか?住宅街の一画をグルグル回った後、白い車は通りにでると、スピードを出して走り去ってしまった・・・。 
                                    
                                    いったい何をしていたのか?ボクには下見をしている・・・としか思えなかった。スタッフも同様意見だった。やはり犯人グループの一人だったのか?もう一度オートバイのとまっていた場所に戻ってみる。だがこの一画にとまっていたのは、殆んどがロードバイクとアメリカン。オフ車はジェベルと、古〜いXL1台だけだった。違ったのか・・・? 
                                    
                                    だがその日の明け方、更に不信な人物を見掛けるコトになるのだ・・・! 
                                    =つづく=  |