北軽井沢という、オートバイレースの"聖地"で行われた週末の「浅間ミーティング」には、結局HONDAの広報車両XR400のモタードで行ってきました。普段はXR250-BAJAに乗るボクですが、高速道路移動、ワインディングでの追い越し、250ccと400ccってこんなにも違うのか・・・と実感。でもコレが日本のクネクネオフロードになると、ボクの技量に合うのだろうか・・・?
それにしてもHONDAの広報には"CBR1000RR"の貸し出し希望を出していたのに、勝手にXRに変更になったのは、ボクの技量不足が原因だろうか・・・?
浅間ミーティングには、250名ぐらいの方が参加。ゲストとして、元・ホンダ
スピードクラブのメンバーで、浅間火山レースはモチロン、HONDAがマン島に初参戦時から、6度の入賞した経歴を持つ、谷口尚己さん。同じく田中髀浮ウんが参加。そうそう、ボクのメル友になった、高橋国光さんも急がしい中、駆けつけて「家にあっても捨てられちゃうから・・・」と、浅間で優勝した時のトロフィーを、浅間ミーティングクラブが設立した「浅間記念館」という、バイクの博物館に寄贈していかれました・・・。
お年寄りの共通点として「一方的にしゃべり続ける・・・」と言うのがボクの持論なんですが、いやいや、谷口尚己さんも、田中髀浮ウんもスゴかった・・・。偉大な方から、大浴場の湯船の中で、ずーっと浅間の話し、マン島の話しを語られるものだから、湯当たりしてクラクラになってしまいました。年とると湯当たりとか、無いのかな?
そして風呂の後も、部屋で昔の思い出話。とっても興味深い話しばかりでしたが、浅間ミーティングならず、朝までミーティングでした・・・・・・!
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えっ!?うさぎの耳って持っちゃイケナイの!?
今回の浅間ミーティングで得た、知識の一つ。じゃ、ドコ持つんだろう・・・。
■「タイで発見!? スパ太郎の 実録・盗難バイク奪還劇!!」
(7ヶ月に渡る バイク奪還までのドキュメンタリ)
=前回までのあらすじ=
バイクが盗まれ、捜索活動を始めた。すると、一時帰国した、チェンマイでバイクトレッキングを主催する、元・国際A級ライダーKiyoさんから、タイへ流れるバイク情報を入手したのだ!
第12話 『えっ!? 日本のナンバーの付いたバイクが売ってる!?』の巻き
タイに持ち出されるバイク。バラバラにされて、肥料や農薬の袋に包まれている・・・。そんなKiyoさんからの貴重な情報を受けて、番組でも"埼玉県北部"の可能性をかけ、更なる取材が続いた。
コト、タイ情報に関しては、Kiyoさんの証言だけではなかった。バイク仲間に出していた「情報お寄せ下さいメール」を見た友達から、『バンコクに住んでる友達が、日本からの盗難バイクを、日本に戻す運動をしてたハズだよ!』と、紹介をしてくれたのだ。ホント、仲間は有り難い・・・。その方は"サワディさん"というハンドルネームの方。バンコク在住の日本人ライダーとして、あるHPの掲示板では有名な人らしい。
"サワディさん"に連絡を取ると、既に話しが通っていて、直ぐに本題になった。"サワディさん"自身がオフローダーで、タイではアジアエンデューロ、タイエンデューロなどなど、オフロードイベントが盛んらしく、XR600が欲しいな~と、バンコクにある近所のバイク屋で捜していたのだそうだ。そんな矢先、XRの掲示板に掲載されていた"盗まれたXR"の写真と同じバイクが、バンコクのバイク屋に並んでいたのを発見した・・・というのが、どうやらきっかけらしい。控えたフレームナンバーと、もう一度見た掲示板のフレームナンバーが一致した時には、驚いたそうだ。
店にそのバイクのコトを言い、日本に戻すように促してからというもの、身の危険を感じることが幾度もあって、今はおとなしくしていたのだそうだ。
更に『"ニンジャ"、"9R"などを、店のメインの場所に、日本のナンバー付きで展示されていたのを見たことがある』のだそうだ。とにかく、日本の盗難車と思われるバイクが、バンコクには沢山あるんだそうだ。
『でもこっちじゃピストルだって安く出回っているし、日本では考えられないコトが起こりますから十分注意しないと・・・』後日"サワディさん"から、「怪しいバイク屋リスト」なる物がメールで送られてきた。
ソレには数件のバイク屋の情報が・・・。どこもバンコクじゃ大きいバイク屋だそうだ。
その情報を元に、番組が動いた。
現地にいるコーディネーターから、店で販売されている、疑わしいバイクの情報がFAXで送られてきた。1店舗だけなのだが、80台程の車名と、フレーム番号などが書かれている。モチロン、カブとか古いバイクではなく、日本でも人気のあるロードバイク、アメリカン、オフロードバイクだ。以前、埼玉北部の元・盗難をやってたオジさんが、『今はもうダメ。儲からないよ!』と言っていたのを、疑ってしまう。中にはナンバープレート、マンション名の入ったステッカー、買ったバイク屋のステッカーなど、情報が記載されている物まである。
残念なコトに、この貴重な情報を警察に届けても、捜査情報とされてこちらには、情報が降りて来ない。こちらで調べた情報なのに「リストの内、何台が盗難されたバイクだ!」とかすら、こちらには教えてくれないのだ。情報を開示しないままでは、今までとまったく変わらない。ボクやスタッフは、少しでも世間一般の人達に、盗難バイクの現状を訴える為に取材をしているのだ!それでも番組スタッフが、独自のルートで調べただけでも、80台のうち、6台程が盗難車両と確認できた。おそらく盗難届けが出されているバイクはもっともっとあるだろう・・・。
6台のバイクの所有者全員に連絡をとったが、全員が『盗まれたバイクなんだし、今更どうするの!?』的な感じで、タイにあるってわかっているのに、誰一人『取り戻したい!』という希望の人はいなかった。そんなもんなの?
ボクは必死になって捜索しているってのに、みんなはそうじゃないんだ・・・と、この時初めて感じたのだ。
『日本人は、世界的に見ても無くなったら新しいの買えばいいや的なトコがある人種だからね。』と、Kiyoさんが言ったコトを思い出した。タイに来た観光客が盗難被害にあっても、すぐに諦めるのは日本人なのだそうで、欧米人はそうじゃナイらしい。
「でも、オレは諦めないゾ! 絶対に犯人は許せないんだ!」
盗難バイク、年間25万台。それをそのまま放置している、警察、日本の政府組織はもっと許せない。ボクの怒りの捜索活動は、もうまもなく激変が起ころうとしていた・・・。
=つづく=
※KiyoさんHP:
http://www7.plala.or.jp/offroad-gang/
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