=ちょっと、スウェーデン!=
10月29日~11月8日にかけて「スウェーデン・スタイル・TOKYO」が、都内各地で開催されたんです。音楽イベントやデザイン展、クラブベントを通して、「もっとスウェーデンを知ろう!」って趣旨のイベントです。
ボクはスウェーデンで人気の若手ミュージシャンの取材をしたんですね。
でも正直なトコロ「スウェーデン!?」と、イマイチ、ピン!とこなかったんです…。まぁ、北欧のスカンジナビア半島にある…くらいは知ってましたが、恥ずかしながらスウェーデン、ノルウェー、フィンランドの位置関係がイマイチ…。でもね、3組のアーティト・インタビューを通して「スウェーデンの人って、なんでこんなに温かいんだろう…」と感じたんですよね。みんな素朴というか、スレてないというか…。最近ね、都内のカルチャーセンターでは「スウェーデン語講座」が人気だったりして、ボクもちょっと気になって色々調べてみたらスウェーデンには「へぇ~」が沢山。ボクが無知なだけなのかもしれませんが、せっかく調べたので、ちょっぴり気になる“スウェーデン”を紹介しちゃいますネ。
まず、周りの知人に聞いてみても「スウェーデンってドコ?」 「ムーミンの国だっけ?」(←コレはフィンランドです)ってな感じでした…。そこで『SWEDEN
SOUNDS IN JAPAN
'07』のパーティで知り合った、大使館の方を尋ねると、いきなりビックリ! だって大使館って「警備が厳重」な感じがしません? ソコは、日本でありながらも外国。治外法権ですからね。高い塀に厳重な警備。そこへ駆け込む脱北者の映像を、何度も見たからかも知れませんが…。トコロがスウェーデン大使館は、いつでも門が開いていて、門のトコロに警備もいない。オマケに、建物1Fの展示スペースへは、昼休み時間以外は、誰でも出入りが自由。コレを聞いたら喜ぶ国の方もいるんじゃないか…? これはね、開かれたスウェーデンを世界でPRしているからなんだって!
その一方で、いまいちスウェーデンに馴染みが無いのは、日本からはスウェーデンへの直行便が無いせいでしょうか~?
ライダー的な目線では“ハスクバーナー”ですよね。元々はマスケット銃(先込め式の歩兵銃)の会社。「三銃士」で出てるような銃ですね。BSAもそうだけど、銃砲を作る技術を生かしてバイクのフレーム作りに生かしているバイクメーカーは、当時多かったようです。それから“ボルボ”や“サーブ”もスウェーデンのメーカー。あと、最近関東近郊では店舗数を増やしてきた、家具の“イケア”や、それにもうすぐ授賞式が開催される(12月10日ね!)“ノーベル平和賞”は、スウェーデンのオスロってトコで開催される…ぐらいは、ボクでもなんとなく知ってました。
このノーベル賞、スウェーデンの化学者アルフレド・ノーベルさんの「毎年、人類に多大な貢献をした人を受賞するように」って遺言に基づいて、1901年に創設されたアカデミーなんですよね。
ノーベルさんは、ダイナマイトを発明した人。ダイナマイトっていうと、戦争で使われるイメージが強いけど、元々はトンネルや道を作ることに使用されていたんだそうですヨ。他にもスウェーデンで発明されたモノは多くて、工具のモンキーレンチもそう。冷蔵庫や船のスクリュー、今や収集家もいるコカコーラのビン。コカコーラはアメリカのイメージが強いですけど、スウェーデンのデザインなんですね。他にもファスナー、牛乳パックに代表されるテトラパック、ペースメーカー、コンピューターのマウスも、スウェーデンで発明されたんだそう。発明家が多い国なのかな?
それからボクが小さい頃にTVで観た、世界一力持ちの女の子「長くつ下のぴっぴ」(←「♪チョラホプ チョーラララ
チョラホップサンサ」って歌のやつ…。皆さん、知ってるかな?)や「ロッタちゃん」、ガチョウに乗って旅をする「ニルスの不思議な旅」なども、スウェーデンの児童文学作家の作品。「長くつ下のぴっぴ」なんかは、スウェーデンの人気TV番組をそのまま、日本語吹き替え版で放送していたんだそうです。
ミュージシャンで言えば、ABBA、カーディガンズが超・有名ですよね。ピアニストのフジコ・ヘミングさんもスウェーデン国籍。最近CMソングでもよく耳にする、“口笛ソング”のピーター・ビョーン&ジョンもスウェーデン出身。スウェーデンはね、世界第3位の音楽産業が盛んな国なんだって。「へぇ~。じゃ、4位はドコの国だ? オースラリア? カナダ?」(←スミマセン! 今回そこまで調べられませんでした…)
スウェーデンの人口はというと、神奈川県の(約890万人)、大阪府の(880万人)より少し多い900万人。日本より大きな国なのに、人が少ないんですねぇ~。ちなみに南北の距離は、≒1,600km、東西最大距離は≒500km。総面積は≒45万平方キロメートル。でもね、その人口の殆どは、首都のストックホルムを中心にした南部の方に密集してるんだって。北部の方では冬は日照時間が0時間の極夜、夏は日照時間が24時間の白夜がある北極圏に位置するので、少しでも暖かい地方に人口が集中しているってワケ。それでも、ストックホルムの1月の平均気温が-2.8C。7月でも+17.2Cっていうから、バイクに乗れる季節は限られていそう…。
最高峰のケブネカイセ山は、標高2,111mと以外に高くない。森林は国土の53%。寒い国とは言え“ハスクバーナー”があるくらいだから、やっぱりオフロード天国なのかもね。
物価の方は、マクドナルドのチーズバーガーが現在キャンペーン中で、≒¥180-。ビックマックのセットが≒¥980-。ちょっと高いよね。でも牛乳は1リットル≒¥100-とリーズナブル。気になるガソリンは、レギュラーが1リットル≒¥221-。意外にもディーゼルもガソリンとあまり変わらず1リットル≒¥216-。日本よりも全然高いんですねぇ。ビックリ!
スウェーデンって税金も高く、福祉大国としても有名ですが、ヨーロッパの中でも環境先進国らしく、ゴミ焼却でダイオキシンをほとんど出さない国なんだって。更に首都ストックホルムにはバイオ燃料のGSがあったり、中心部に入るには車両規制があって、それでも入りたい車には環境税(渋滞税?)がかかって。だからストックホルムでは、公共の乗り物や自転車があたりまえ。それから、使用済みのペットボトルはキレイに洗浄しての再用。ペットボトルを店にもって行くと、1.5リットルで≒¥90-、500ミリリットルで≒¥35-のデポジットが金されるんだそうですヨ。良いコトがいっぱいあるね。
んなに環境先進国かと言えば、保育園、幼稚園の園児の頃から、ムッレ教育なる「自然循環」「環境問題」を遊びながら学ぶプログラあるんだそうです。森には、スウェーデン語の壌」を意味する“森の妖精・ムッレ”がいるんだそう…
例えば、子供達触れて花や生き物の名を覚えるだけじゃなり株にナメクジを発見したら、ナメクジが木屑を土に分解するところまで観察する事で、自然の力循環がされているコトを知るんだとか! イコーラスチックのゴミ袋を、森に捨ててはいけない」ってコトを自ずと学ぶんだそうです。このムッレ国でも注目されていて、日本でも本が出版ました!
こ考ていくと、ハスーナーは、モトクロやスーモタードガンガン走るイージが強いですけど、スウェーデンをバイクで走るなら、森の中ではガンガン!って感じではなくて、トライアルタイヤを履いてなるべく轍をつけないように優しく走る…のが良さそうです
インタビューしたアーティト達から“温かみ”を感じたのも、幼少の頃に、“森の妖精・ムッレに出会ったからなのかも知れませんね。こんなケガレたボクでも、“森の妖精”に出会えるでしょうか…?
12月2日(日)は、お台場で開催されるSSER“東京発表会”でお会いしましょう!
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