= 日本でTTレース開催? =
来年2007年は、マン島で「ツーリスト・トロフィー・レース」(通称:マン島TT)が開催されてから、100周年なんですよね。このレースは、1周約60キロの島の生活道をコースにした、いわゆる公道レース。そんな公道を、レーサーのオートバイが走っちゃうんだから、一度は観て見たいよねぇ。
以前、番組でご一緒し、マン島で大クラッシュを起こしてしまった“高橋国光さん”曰く、1961年、62年当時のアベレージでも、時速100キロは優に超えていたとか...。当時のレーサーマシンと云えば、RC145(125ccマン島TT優勝車
No.6
L.タベリ)とか、RC162(国光さんがドイツGP250ccで優勝したマシン)とかの時代でしょ!?
※ホンダコレクションホールの写真ご参照
【http://www.honda.co.jp/collection-hall/Search/n_2_race.html】
ボクもこの時代の、実物マシンが走るのを目の前で見た事がありますヨ!幸運にも番組の撮影だったので、ホントすぐ目の前でね。当時としては最高のマシンなのでしょうが、なんたって、45年も前の話ですからね。現代のバイクしか知らないボクが見ると、「えっ!?こんなバイク(←ごめんなさい)で、100キロ以上のアベレージなの?」ってな、心配だらけのマシン。
だって、もう見た目から、細細で頼りなさそうなサス(しかもロードレーサーなので、ストロークも少ない)。ビーチクルーザーの自転車のような、タイヤの細さ。しかも超前傾姿勢での長時間ライド。
しかも、クローズドサーキットではなく、公道ですよ! マン島は...。
道は街の中や、普通の峠道。マンホールだって沢山あるし、道には砂や砂利だって浮いている...。縁石の向こうは塀や木があったりするんですよ! おまけに当時は、たいしたプロテクターだって無いし、ヘルメットだって、クロムウェルに代表されるダンボール紙を圧縮した半ヘルメット。ゴーグルの隙間からはピューピュー風だって入ってくるんだそうです。
スゴイよね!? 昔のレーサーの人たちは。。。。
ボクは乗りなれたオフロードバイクか、モタードで良いから、ゆっくり走ってみたいな〜。マン島。プロテクターフル装備で、オフロードブーツもしっかりと履いてねっ。
実は、このマン島のTTレースを、東京都で開催する構想があるっての知ってます???まっ、正確には「マン島レースのような公道を使用した、日本版TTレース」って言い方の方が良いのでしょうが、それにしても日本で公道レースですからね。
構想を練っているのは、石原都知事。実際に今年のマン島レースには、視察にも行っているんですよ。どうやら開催候補地の三宅島の村長や、八丈島の村長を連れて...。東京の情報を発信している「東京MXTV」では、石原都知事の定例記者会見の模様を、毎週生中継で放送しているんですが、台本のない都知事と記者とのやり取りが、面白いんですよ。記者が勉強不足だったり、中途半端な質問すると都知事が「オマエ、もっと勉強してからオレに質問しろ!」って、平気で言ったりしますからね。
日本版TTレース。どんな内容のレースになるかは、まだまだ未知だけど、ホントに東京で開催されたらスゴイよね。
石原都知事の本気モードは、東京都のHPにも掲載されていますヨ!
都知事の記者会見録 平成18年6月9日分 ご参照(中段くらいに載ってます)
【http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/KAIKEN/TEXT/2006/060609.htm】
(都庁のウェブサイト内で、「マン島」で検索しても色々と出てきますヨ!)
(写真)
栄光のゼッケン100番、高橋国光さんのRC162。
'61年世界選手権ロード第2戦、西ドイツGP250ccで、日本人ライダーによる初優勝をもたらしたマシンで、出場した10戦で全勝、初の世界制覇マシン。現在はホンダコレクションホールに展示されている実物のマシンです。こんなレーサーマシンが、45年前のマン島を走っていたのです...。「でもゼッケン100ってコトは、速いライダーからゼッケンNo.1が貰える訳だから、かなり期待されていなかったってコトですよ!」と、国光さんが笑って説明してくれました。
この写真は、マシンを管理するコレクションホールの人達がエンジン始動をさせる風景。45年もの歳月を経ても、まだ当時のスペックのまま走れるなんてスゴイよね。
実はHonda Collection Hall
所蔵の車両って、全て走れる状態で保管されているんだそうです。年に何度か「動態確認テスト走行」を一般公開で行っているんですよ!次回は11月7日(火)の予定のようですよ...。 |