時期ハズレの湘南ビーチで、クリスマス会のお呼ばれに行ってきました!!場所は通称サザンビーチって呼ばれてる場所です。当日はあいにくの雨。いや、天気予報では関東でも雪になるって場所も・・・。そんな悪天候の中、みんなやる気満々でたくさん集まってました。そのうち、3分の2を占める20名以上が女性だから、みんなドタキャンしなくてエライ!!!!
ちなみにボクは、NHKのディレクターと彼のブリティシュグリーンの"MG"で行く予定だったのですが、彼は寒いから・・・とドタキャン。今体調をコジらすと、年末の"紅白"に響くとか・・・。何言ってんの!?
あんたの仕事は、スイッチ押すだけでしょ!(出演歌手・ゲストの名前のスーパーを、タイミングを合わせて出すんだそうです。実はコレ、超重要な役割なんだとか!)
お蔭で急遽"MG"便乗じゃなくなったボクは、TDNで使用した防寒具を引っ張り出して、グリップヒーター付きのBAJAで行きました!!
そうそう、コレ、タイから取り戻したBAJAですよ。
寒いって?
なんのなんの。こんだけキレイな人達が沢山来てんだから!!しかも見渡してみると、オレが一番厚着ジャン!!
主催者である料理研究家の作った"揚げたてチキン"、中まで味がしみ渡ったあつあつの"おでん"とデザートのチョコレートケーキも劇ウマでした!!
(写真上)
料理研究家:藤原セリカさんのHPアロハデリ
【http://www.kairakusha.co.jp/】
★New! 放送開始 New!★
『あっ!とおどろく放送局』(http://tandm.tv)の
【カー&バイクチャンネル】『La Festa Mille Miglia 2005
〜憧れの名車を愉しむ人たち〜』も観てネ!
(写真下) "MOMODESIGN"のシンプルなバイクウエアに興味のある方
【http://www.momodesign.jp】ご覧下さい!
■「タイで発見!? スパ太郎の
実録・盗難バイク奪還劇!!」
(7ヶ月に渡る バイク奪還までのドキュメンタリ)
=前回までのあらすじ=
2ヶ月の間に、3台ものバイクが盗まれた。7ヶ月後に、ボクのバイクが"タイ"北部の街で売られていう情報が入り、タイへ乗りこんだ。ボクのバイクを買った、デンマーク人のピーターから無事BAJAを返還してはもらったのだが、日本で盗まれたバイクを日本へ送るという事例が無く、送るのがタイヘンそうなのだ・・・。
第37話『優雅なタイ・キケンなタイ』の巻き
のどが渇いて目が覚めた。頭がガンガンしている。
「先輩の家だ!」
そうだ!夕べはホンダの方とハシゴした後、ホンダの運転手さんに先輩の家まで送って貰ったのだった。先輩の家には、日本から共通の知人が来ていて、久しぶりの会話に盛りがってまたもや酒盛り。いつ寝たかは記憶にナイ。
先輩達は朝からゴルフで、ボクが起きた時はもういなかった。
ちなみに先輩は、ボクよりも4・5歳程年上。10年ちょっと前に、単身バンコクに渡り後に起業。最初は"水シャワー"しか出ない安アパートに、タイ人と共同で暮らしていたが、今や年商20億を越え、タイで成功している事業者の一人だ。今は高級マンション在住だが、直ぐ近くの高級住宅地には豪邸も建設中。だが、若くして贅沢三昧。旨いものも食べ過ぎたせいか、痛風になって食事制限がたくさん。見た目は"痩せたヤギ"のようだ。最近はリハビリと証しながら、ゴルフ三昧、海でトローリング三昧の日々らしい。
「ん〜、優雅だ・・・!」
バンコクで知り合ったという、日本人のキレイな奥さんも、数日前から奥さん同士で、子供とメイドを連れてリゾート地へ泊まりに行っているらしい。しかも運転手付きで・・・。
「ん〜、優雅だ・・・!」
ちなみにバンコクで仕事をする日本人は、殆んどの人がお抱え運転手を雇い、殆んどの家庭ではメイドを雇っているそうだ。奥さんは家事をメイドに任せ、自分の有意義な時間を持つことが出来るので、『もう日本には帰れない・・・』と言っているそうだ。そりゃそうだろ!
そんな訳で、ひろーい家には、ボク一人。
キッチンに3つもある冷蔵庫の中から、すぐに食べられそうな物をあさる。タイだってのに、日本食がたくさん。タイで日本食を揃えるのは、そうそう高い金額。調味料はモチロン、お好み焼きの粉や、お好みソースまである。さすが大阪人やな〜。
食事を済ませると、プールでひと泳ぎ。
「ん〜、優雅だ・・・!」
タイに来てあわただしい日々が続いていたので、久しぶりにのんびりした朝を迎えた。一方、バイクの輸送手続きだが、昨日のうちにバイクを日本へ送れるかどうかの返事が業者からなかったので、結論が出るまでしばらく待機である。今日は土曜だから、数日は先輩の家にご厄介になることになる。
シャワーを浴びると、ガウンを着てボクより先にバンコクに戻っている番組スタッフに連絡をとってみた。すると今から、バイクと一緒に押収した書類を元に、バンコクの輸入元を取材するらしく、TAXIで合流する。
ボク達を乗せた車が、巨大なパーツ街の中を徐行する。
ほとんどガラクタとしか思えない中古パーツの小さな店が、狭い道路の両側に並ぶ。狭い店先からハミ出して、道路にも並べられている。ストリートによって、バイク、車となんとなく別れているようでもある。地元タイで作られているバイク(タイカブ)なんかの中古パーツが殆んどだが、日本のスポーツバイクのパーツもある。
ボクはその光景を見ながら、日本の取材中に見た「埼玉県北部」を思い出していた。
キレイな店は、輸入車を扱っているようだ。日本のバイクだ。表からははっきり見えないが、中にはVFRのカウルや、ライムグリーンのニンジャのタンク、マジェスティのフロント回りなど、ロードバイクのパーツ、スクーターのパーツが置いてある。その店先には日本のナンバープレートが並んでいたりもするから、盗難車を扱っていると疑っても、まず間違いないだろう。
コーディネーターが、押収書類片手に指示を出している。先にある店が、ボクのバイクの輸入元らしい。店と言うよりは、事務所っぽい感じだ。
車は少し先のスペースに停められ
『スパさんはキケンなので車の中で待機して下さい!』
と言われる。
じゃあ、なんの為に来たのか!?
店の人の話、しいてはまだ在庫されている日本からの盗難バイクをこの目で確かめたいのだ!!
「ムッ!」としたが、ホントにキケンらしい。
お忍びで付き添っている、タイ警察の捜査官が、カチカチとボクの座席の後ろでピストルの装弾を確認している。『コレ使うトキは、イノチなくなるトキですよ!』笑っているが、目が真剣だ。「キケンな為、最小人数で行く」という結論で敢え無く一人待機。
その警察官がボクにタイ語で何か言って、車を降りて行った。コーディネーターが通訳する。
『絶対に車から降りないで下さい。窓も開けないで。とってもキケンな地域なので!!』
と言い残し全員が降りて行った。
「そんなキケンな場所に一人残すなよ!」
暫くすると、スモークウインドを貼られた窓の外には、目を窓にこすりつけ、車の中を見ようと、数人が集まって来た。ボクのコトは見えてはいないだろうが、覘かれているのはブキミだ!そうかと思うえば、大きな工具を持ってきて車の周りをウロウロするヤツも。タイヤを物色し、仲間を呼ぶヤツも・・・。
車が揺すられ、怖くてスタッフに電話をしようにも、携帯がナイ。
心細く待つこと30分弱・・・。
スタッフ達が慌てて戻ってきて、車はタイヤを鳴らして急発進。車の中はタイ語が飛び交っている。コーディネーターは何度も何度も電話をかけているのだが、電話が繋がらず慌てている。捜査官も電話を取り出して、何か命令をしている様子だ。
いったいどうしたというのだ!?
店でキケンな事でもあったのか!?
脅しがあったらしい。
輸入元を取材中に、コーディネーターの奥さんから『殺される!!』と泣きながら電話があったらしいのだ。奥さんは家にいるのにナゼ!?
何がどうしたのだ!?
バイクの取材とは関係があるの!?
=つづく= |