=東京の“桜”=
山陰や関西地区の山間部の桜は、今、見ごろのようですね。北陸や福島あたりも、満開のようです。東京の“桜”は、先週の雨で散ってしまいました。。。
いや〜、今年もアチコチで、“桜のトンネル”の中をバイクで駆け抜けましたよ!
コレって、バイクならではの醍醐味ですよね。桜が散る桜吹雪の頃だったりすると、また格別!!!
東京都心にもね、桜の名所、花見どころが沢山あるんですよ。江戸時代に、八代将軍・徳川吉宗の命で、大規模な“桜”の植林が行われたんだそうです・・・。
それまで“桜”は、全国的にも皇族や貴族の住居、神社仏閣などの敷地内に咲く、一部の人達の楽しみだったそうなのですが、江戸庶民にも楽しんでもらおう!と、徳川吉宗公の命で、浅草の東に流れる、隅田川の土手・今の墨田公園に、桜の木を植えたのです。
以来、桜見物は、春の江戸文化の象徴となり、江戸のあちこちでも桜の植林が行われたんだそうですヨ。
今でも、隅田川沿いに約1キロに渡って咲き乱れる桜は、桜の名所。人出も多し、公園だし、バイクでこの桜トンネルの中をくぐるコトは出来ませんが、隅田川沿いに走る、首都高6号線の下り行きからは、バッチリとこの“桜”が見下ろせるんですよ。
いつもはビュンビュンと飛ばしている車も、この季節だけは、桜が見下ろせる左車線は、ちょっとばかりノロノロ運転。ボクもバイクで左車線を走って、見下ろしてしまいました。 いや〜、まさか、徳川吉宗公も“鉄の馬”に跨って、桜を楽しむ時代がくるなんて思わなかったでしょうね。
メチャ綺麗でした!
最近話題を呼んでいる、都心の新名所・六本木ヒルズの下にも“六本木さくら坂”ってのができました。でもここの桜はまだ木が若いので、名所となるのは100年後くらい?
そうそう、忘れちゃいけないのが、青山墓地の桜並木。青山墓地の中を、南北に細い一通の道が走ってるんですが、ここの桜並木も、都内じゃ知る人ぞ知る名所。桜とは関係ありませんが、一昔前には、深夜にココを走ると、駐車されている車の窓がナゼか曇っていて、車が勝手にワサワサと上下運動する怪奇現象が見られたんだそうです。今は交通量も多いし、周囲には街灯もあるので、そんな怪奇現象はみられなくなりました。(といいつつも、深夜ここを通ると、ついつい駐車されてる車が怪奇現象が起きていないか気になってしまうボクなのですが・・・。だって、どの駅からも遠く、周りに何もない場所に、駐車されてるコト事態が怪しいでしょ?)
そうそう、桜の話し。
今年はココの青山墓地の桜並木も、日中の明るい時間に、沢山の桜吹雪を浴びることが出来ました。でも18年東京に住んでいて(ボク、埼玉出身です)、今年初めて、墓地内で、ビックリを目撃!
墓地の中でビールや日本酒を片手に持って、たくさんの人達が花見やってるんですヨ。しかもコンロまで持ち込んだり、ラジカセかけたりして、ワイワイと楽しそうにやっている・・・。自分の家のお墓でもないのに、勝手にお墓の前にブルーシートやテーブルを並べて、もの凄い人だかり。おまけに墓地の横に出店まで出ていて、思わずバイクを止めて、写真撮っちゃいましたよ!
青山って場所柄なのか、外国人の集団もいっぱい。コチラではワインとビール片手に賑わっていました。更に驚いたのは、墓の前にでっかいバーベキューコンロを持ち込んで、ハンバーガーを焼いているじゃないか・・・! ここまでくるともう、アメリカのホームパーティのノリだよね。そんな風景を写真とってたら、酔っ払ったタチの悪そうな黒人が、ボクに何か言ってきたんです。よくよく聞いたら、『このハンバーガ旨いから、オマエも食ってけ!』だって! 通りすがりのボクの為に、「ジュー、ジュー」と鉄板の上で焼いてくれました。
いや〜、ホント旨かったな〜〜〜。
ここは花見の時期、タダで、ウマイ飯が食える、新スポット・誕生かも知れませんヨ!!!
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