銀座、六本木、新橋、新宿、渋谷・・・。
これからの年末年始、色々なお誘いで、肝臓の耐久レースが始ります・・・。
今年はまだ11月だというのに、早くも初会が銀座でスタート。
ちょっと早かったからまだクリスマスっぽくないんですよね。銀座のネオンはこんなもんじゃナイです。
昨夜も六本木で寄り合いがありましたが、まだ"ロアビル"のデコレーションはされていませんでした・・・。
また写真撮れれば、東京のイルミネーションを紹介しますね!!
(写真上) 銀座4丁目交差点にて!
■「タイで発見!? スパ太郎の
実録・盗難バイク奪還劇!!」
(7ヶ月に渡る バイク奪還までのドキュメンタリ)
=前回までのあらすじ=
2ヶ月の間に、3台ものバイクが盗まれた。7ヶ月後に、ボクのバイクが"タイ"北部の街で売られていう情報が入り、タイへ乗りこんだが、時既に遅し・・・。ボクのバイクを買ったという、デンマーク人のピーターがを捜しだし、ついにBAJAを返還してもらった・・・!でも日本へはどう送ればいいんだ!?
第35話『チェンマイ最後の☆〜夜〜☆』の巻き
ピーターから返還して貰ったBAJAを載せ、チェンマイのトムさんの店に戻ってきた!BAJAを載せたピックアップが店の中に入ると、入り口のシャッターが降ろされた。『あした、バンコクに行く!
5時に店を出る。』トムさんが言う。
朝早いから、バイクはこのまま積んだままだという。
でもバンコクに行くったって、このバイク、何処に持っていきゃいいんだ!?
日本で事前に調べては来たから、日本へ送り返す業者など、いくつかのアテはある。でも、だいたい10万円〜20万円と幅があって、ちと高い気がするのだ。チェンマイに来てから日本人向けのFREEペーパー(無料の情報誌)の中には、日本向けの引越し業者が掲載されていて、こっちの方が安そうなのだ。
番組コーディネーターが調べてくれる・・・とは言っていたが、番組のロケで忙しいだろうから、当てには出来そうに無い。バンコクにいる先輩が、日本へ家具の輸出をやっているから、先輩を頼むか・・・。
トムさんの違う車に荷物を載せ、店から直ぐの\3000-程の安ホテルにチェックイン。気持ち的にはもっと安くても良かったのだが、セキュリティを考えるとこのくらいがいいと、トムさんが言う。部屋に荷物を降ろすと、直ぐにバンコクへ電話をする。
とりあえず、先輩の家には泊めてもらえそうだ。
「バンコクに行きゃなんとかなるだろう!」行き先は先輩の会社となった!
Kiyoさんにも電話すると、すぐにホテルにやってきた!
『バイク取り戻したのか!? やったな!!』
ボク以上に喜んでいるKiyoさんの言葉で、ボクは我に返るコトが出来た。
ピーターからトムさんに電話がかかって来たのは今日のコト。今日はホント、色んなコトがあった・・・。
『よし!飲みに行くぞ!!』
Kiyoさんのバイクの後ろに乗って、かっ飛んでいく。
タイ東北部地方の料理(イサン料理)の店で、チェンマイに来た初日にKiyoさんが連れてきてくれた店だ!チェンマイで人気だという"ゾウ"の絵がかいてある"チャンBeer"で乾杯する。
目の前にいる"Kiyoさん"と日本で会っていなければ、ボクのバイクが見付かるコトなんてなかっただろう・・・。出会いとKiyoさんからの情報に、心から感謝しつつ、"チャンBeer"がノドを過ぎていく。
「ん〜、ウマい〜!!」
でもKiyoさん自身も、まさかホントにバイクを取り戻すなんて思ってもいなかったようだ。"チャンBeer"を追加して、どんな風に取り戻したのか、説明が始った。。。『で、バイクどうすんの?
日本に持って帰らないで、チェンマイに置いて行けよ! チェンマイはオフロード沢山あるぞ!』
ん〜、確かに。チェンマイに置いていけば、輸送費はかからないで済む。しかも飛行機の安い時期を狙ってくれば、国内の少ないオフロードを楽しむよりも、遥かに練習になるし楽しそうだ!!
『チェンマイのオフロード仲間が、別の店で集まってるから紹介するよ!』
Kiyoさんの後ろにしがみ付き、バイクはかっ飛んでいく。
まったく"タイカブ"で何キロ出してるんだ???
店に着くと、ビックリ。タイ人、イギリス人、ドイツ人、色々な国の人達が出迎えてくれた。もうみんな出来上がっていて、そろそろ2件目・・・って感じ。初対面なのに、抱きつかれたり、キスされたりして、Kiyoさんのバイク仲間って、こんなにもハゲシイの!?
その一人が日本の「ガルル」を持っている。但しチェンマイで「ガルル」は日本の倍以上の金額。タイ人にとって、また、タイに住んでいる外国人にとっては超高級な雑誌。一人が買って、みんなで回し読みのスタイルなのだ。
日本の東京で盗まれたXR-BAJAを、このタイで取り戻したと知って、一人一人から更なる歓迎の美酒を浴びることになった。
全員から注がれ、一通り飲み干すと、次の店に移動になった。
みんなかなり酔っ払っているのに、チェンマイの夜道をそれぞれの愛車で奇声を発しながらのバトル。
盗まれたもう一台と同じパープルの"CRM-AR"もあれば、日本でも出たばっかりの赤い"XR"。メーターが500kmにも満たないピカピカの"セロー"もある。モチロン、みんなバイク屋から買ったモノだが、日本からの盗難車っぽい。いや、間違いないだろう・・・。
元国際A級ライダーのKiyoさんも、ボクを後ろに乗っけながら、"タイカブ"で負けてはい
ない。ボクは振り落とされないようにしがみ付きながら「お願いだからやめて〜!!!!」と泣き叫ぶしかなかった・・・。
次の店でも、その次の店でもバイクの話、改造をどうすると速くなる、なんて話しで盛り上がり、チェンマイのラストナイトは過ぎていくのだった・・・。
ボクの心配はもはや、「日本へのバイク輸送」ではなく、「明日、起きられるかな?」に変わっていた!
=つづく=
(写真下) みんな今だけを楽しんでるって感じで、"アホ野郎!"だった。いつか一緒に走りたいよな〜。 |