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                                    先週末に開催された"SUPER-N"に、お手伝いで伺った。 
                                    (http://www.sser.org/7sn/ 
                                    ご参照) 
                                    金曜の夜、東京からの最終便でキャンプ地の四国三郎の郷へ入る。スタッフのみんなが、ちょうどナベを食べ終わったようで、少し眠そうだ。「ボクも頂いていいですか?」と、小ドンブリによそる。おお!デカイホタテ、巨大なハマグリ、アサリが沢山。ナンて贅沢・・・。口にしようとしたその瞬間『あっ!よした方がエエよ!』と戻って来た黒川さんの大きな声。しかし間に合わず、パクッといったその瞬間「ウェ~ッ!」。ナントも不思議な感じが・・・。 
                                    『すまんね〜。ボクが作り方まちごうたんよ』と山田さん。 
                                    本当なら香付けに少量入だけ入れるハズの日本酒を、ドボドボと全部入れてしまったのだそうだ。駐車場に迎えに出てくれた三好さんが、ヤケに酒臭かったのはこのナベのせいだったのだ・・・。この後、サッカーのイラン戦をみんなで観戦したが、酔いと睡魔との闘いになり、大切なゴールシーンは覚えていない・・・。 
                                    と言う事で、今日の1shotは題して、 
                                    「恐るベシ山田! コレが"日本酒100%"の地獄鍋だ!!」 
                                     
                                    ■「タイで発見!? スパ太郎の 
                                    実録・盗難バイク奪還劇!!」 
                                    (7ヶ月に渡る バイク奪還までのドキュメンタリ) 
                                     
                                    =前回までのあらすじ= 
                                    バイクが盗まれた! しかも2ヶ月の間に合計3台が・・・。冗談じゃない!!  
                                    年間25万台が盗まれている現状を知ったボクは、バイク捜索活動を始めた。そしたら、ウチのすぐ近所で、ブラックバードが盗まれたという情報が・・・。 
                                    第5話 『盗まれた後のバイクの行方・・・』の巻き 
                                    
                                    行きつけのバイク屋から貰ったメモには、ブラックバードオーナーの連絡先と盗難された住所、地図が書いてあった。 
                                    ナントその場所はボクの車両が盗まれた現場から直ぐ近く。しかもブラックバードが盗まれたという日は、直ぐ近くをTVクルーと一緒に深夜パトロールしていた日でもあるのだ。ボクの身近で、他にもバイク盗難が起こっている・・・・・・。 
                                    
                                    その盗まれたという現場で、TVクルーと一緒にオーナーと会うことになった。ボクよりもずっと若いオーナーが現れ、まだ数日前の出来事のショックを隠しきれない感じだったが、当日の様子を話してくれた。『走った距離はたった3キロだったんっす』 
                                    
                                    新車のブラックバードを納車したのは夜。仕事が終わって店に駆けつけ、納車手続きが終わった時にはすっかり遅くなってしまったのだそうだ。その日は自宅には戻らず、店から直行でここ、彼女宅へ。ここのマンションには来客用の駐輪場が無く、マンション前の甲州街道の歩道にワイヤーロックで固定して駐輪した。そこには、近所のバイクなのか、数台のバイクがとめられていたそうだ。そして翌朝、出掛けようとすると、自分のバイクだけが消えていた・・・というのだ。夜中にコンビに出た時にはまだあったそうで、盗まれた時刻は深夜1時~明け方7時ぐらいの間だと言う。 
                                    
                                    正にその時間帯は、ボクらがすぐ近くをパトロールしていた時間と重なる。しかもこのすぐ裏通りまでは来ていたのだ。ニアミスだったのか・・・。ボクもそのオーナーも、そしてTVクルーも異口同音に口にしたのが、「こんな車も人も多い場所で、盗まれるんですね~」というコト。新宿からも程近く、環七の交差点も直ぐ近くのこの現場は、夜中でも車がビュンビュン走っているのだ。『裏通りにとめるよりは、こっちの広い方が安心かなと思ってとめたんです。まさか盗まれるとは思わなかったっす・・・』 
                                    大型のブラックバードを、いったいどんな風にして運び出したのか・・・?こんな目立つ場所で、目撃者はいないのか・・・? 
                                    誰が、何の目的で盗んでいくのか・・・?犯人は誰なんだ・・・? 
                                    幾つもの怒りと疑問が、いくらでも沸いてくる。 
                                    
                                    彼の場合、救いなのは盗難バイク保険が適用になるコトだ。免責金額だけを支払えば、また新車が手に入るのだ。『でも、また盗まれるんじゃナイかと思うと、もう乗りたくないっす』厄払いも兼ねて、カラーも変更したそうだ。「ボクら被害者が一致団結しないと、盗難は無くならないよ!」『そっすね。犯人は絶対許せないっす。頑張って捜して下さい!』 
                                    なんだよ、一緒には捜さないのかよ! 
                                    保険適用される人は、取り戻そうと言う、怒りと執念が足りないようだ。 
                                    それから数日後、TVクルーから連絡が入った。 
                                    『どうやら埼玉県のある町で、盗難されたバイクが大量に押収されたって事例があるみたいです。僕らは取材に行きますけど、スパさんどうします?』「えっ?行く行く!」「えっ!?明日?」 
                                     
                                    その日、急遽予定を全てキャンセルし、ロケバスで関越道を北へと向かう。車中でスタッフが調べた新聞記事のコピー、ネットのHPのプリントアウト記事を見せて貰う。その内容はこうだ。 
                                    盗まれたオートバイにPHSを搭載していたオーナーが、PHSの電波をもとにオートバイを追跡。PHS電波が示す場所へ行くとそこは埼玉県のある町。周囲は畑や田んぼだらけでバイクなどは無い。あるのは畑仕事で使用するらしき大きな倉庫(納屋)。倉庫へ近づき中を覗いてみても中が確認出来ない。念のためPHSを鳴らしてみると倉庫の中から着信音が聞こえる。「間違いない!」と確信し、警察へ通報し中を調べて貰うと、中から数十台の盗難されたバイクが押収された・・・という記事だ。 
                                    『少し前の記事なんですけどね。行けば何か解るかなーと思って』「でもコレ町名だけで住所書いてないですね」『そうなんですよ。でもこれだけ新聞に載ったんだから、行けば誰かから情報を聞けるでしょ!』「ヘェ~」そんな簡単に見つかるもんか! 
                                    と思う反面、ボクのバイクもこんな風に発見されないかと期待してしまう。 
                                    ところがこの日、事態が急展開しだすのだ。 
                                    可能性はゼロじゃない・・・。そう確信する日になるのだ。 
                                    =つづく=  |