=♪トライアルごっこ♪=
みんなヘタッピだな〜!!
ガスガスのコンペモデルに、HRCの4ストレーサー、RTL。
レーサーのトライアルバイクが、目の前でズドンッ!とコケる。 また次の人も、その次の人もコケる!!! 本人は「イテテテっ!」と言いながらもニコニコ顔♪
いや、これはね。この前開催された、ジャーナリスト・モーターサイクル・ミーティング(JMM)主催の“トライアルごっこ”なんですヨ! このトライアルごっこは今年で22回を数える、ちょっぴり歴史のあるイベントなんです。
でも“JMM”っていう名の通り、ジャーナリスト達を中心にした集まりで、一般公募での参加者を募ってないんです。楽しいイベントなのに、紹介などがないとなかなか参加が出来ないんですよね〜。ボクはラッキーにも、2000年頃にお声がかかり(勝手に押しかけたに近いかな?)、以来、友達を誘って毎年参加しています。
一昨年には“菅原義正さん”にも声を掛けさせて頂きました。
最初は「何処のイベント行っても、似たメンバーだな〜」と呟いていた菅原さんも、3年連続で参加しているのは、やっぱり楽しい証拠じゃん!?
そうなんですよ! このイベントは仕事のスケジュールを、無理矢理空けてでも参加したくなる、“超”楽しい行事。この年1回のイベントじゃないと、会わない顔ぶれもいるしネ!
“ごっこ”とは云えど、沢を走ったり、プチ崖を上り下りしたり。もうこれだけでもワクワクです。乗るバイクだって、上記のようなコンペモデル。モチロン、キケンなので、スロットルが全開にならないように制御されてますけどネ! 他にもスコルパ・ヤマハのSY125Fや、TT125、セロー、XR230やXR100などなど。1日で色んなバイクに乗れちゃう! 正しくジャーナリストの為の、試乗会のようなラインナップで、そのセクションごとにバイクが用意されているワケです。
チームリーダーとなる先生方も、1973年に全日本トライアル初代チャンピオンとなり、現在もYAMAHAのオフバイクの開発も行っている“木村治男さん”をはじめ、トライアル界の大御所ばかり。初体験の人にとっては、普段は走らない川や石、泥の中を走るだけでもドキドキするし、何度か参加経験があるボクは、普段の林道走りや、EDレースの時とは違った、トライアル的な走りにチャレンジするのです。
っても、“ごっこ”ですからね。
ウイダー日本グランプリや、全日本のような神業的な走りじゃありませんよ。
例えば、EDレースだったりしたら、スピードを出して走り抜けてしまえばナンて事はない急坂も、勢いではなく、トライアル的にあえてゆっくり走る。後輪にトラクションが掛かっているのを感じながら、空転しない様にじっくりと確実に登る。コースインの前にも下見を沢山して、「この石の横を前輪が通って、この窪みを後輪が通って・・・」なんて、一応は考えて走る。
でもコレがなかなか難しい。。。。
狙ったライン走ろうとしても、ボコッ!っとなった所で、勝手にバイクの向きが変わっちゃって、ラインも不本意にも変わってしまうんですよ・・・。コーステープ内は、わざと狭くしてあるので、もう元のラインには戻れない・・・。結局後半のラインなんかは、いつもと変わらず、行き当たりばったりのライン取りになってしまうのです。
それに、普段は「わっ!」とか、「おっととと・・・っ!」ってバランスを崩したりした時には、必ず足を着きますよね。でもトライアルじゃ、足を着いたら減点。でも思わず付いちゃうんだな。コレが・・・。でも我慢、我慢!
んー、イメージ通りに走るのは、超難しい。。。
参加3回目の“菅原義正さん”。今年はナント、チームリーダー欄にお名前が・・・。「菅原さん、今年はリーダーなんですね。でもトライアルの経験、おありなんですか?」「スパちゃん。ボクはね、元々トライアル出身ですよ!」「えっ!? そうなんですか!?」
その時のメンバーと来たるや、現在はイーハートーブ・トライアル主催者としても名高い万沢さん。トシ.ニシヤマさんのお父さん。木村治男さんに至っては、木村治男さんがまだ10代半ばくらいで、むしろ木村治男さんのお兄さんの方が、トライアル仲間の主なメンバーだったとか・・・。いったい何時の時代だよ!!!
「あの頃はトライアル車がなくて、みんなで作りながらやってたからね・・・」って言うから、正に日本のトライアルの歴史を築いたメンバーの一人だったんですね〜。菅原さん、そんな事も知らず、失言と、気軽に“ごっこ”にお誘いしてしまい、大変失礼しました・・・!
ちなみに、今回菅原さんがお誘いした、パリダカ常連の浅賀敏則さんも昔のトライアル仲間だとか・・・。
1996年キャメルトロフィー、日本代表の宮田知孝さんもトライアル経験者(毎年JMMではチームリーダーやってます)。増岡浩さんも、遊びでトライアルやってたって聞いたコトあるな・・・。
んー。不思議だ!
みんな世界のラリーで活躍する人たちだ! しかも4輪で・・・。4輪車を極めるには、まず、2輪車のトライアル経験が必須科目なのかもしれないナ!
(写真)
“トライアルごっこ”って、スピードも無いし、転んでもダメージが少ないから、女性も気軽に参加しやすいんだよね。2人はボクと一緒のグループで、倍倶人編集部の萬澤さん(右)と、バイクウエアメーカー、maxfritz
femme
店長の藤村友紀さん(左)。2人ともナゼか、250TRを所有。萬澤さんは、あの万沢さんのお嬢さんだそう。2人とも、チョッピリおっかなびっくりでチャレンジする姿が、超かわいかったですヨ♪
maxfritz femme 店長の藤村友紀さんのブログ
http://orange.ap.teacup.com/maxfritzfemme/ |