=見破れない“覆面パトカー”発見!!=
覆面パトカーを見破るには、[追い抜きざまに「88」ナンバーをチェックする]とか、(※最近は「88」ナンバーじゃない車両も多いが・・・)[車内の天井から下がる、赤色灯の配線が見える]とか、[交通機動隊員が2名、ヘルメットを被って乗っているのが原則だから、後ろから見て、大きい頭のシルエットが2つあると要注意!]とか言われていた。
事実、ボクも追い抜きざまに「あっ!」と、難を逃れた経験がある。
だが、それらの見破り方でも通用しない“覆面パトカー”が存在する事実をボクはスクープしたのだ!!!
それは埼玉県内で、番組のロケ・本番中のコトだった。
突然『ウゥ〜〜〜!』と、パトカーのサイレンが鳴り響いたのである!!
『前のバイク止まりなさい!』
撮影はサイレンの音が入ってしまい、NGとなってしまったが、すかさず店の外を見た。
「あ〜あ。こりゃ捕まるわ〜」
そのバイクに乗る若い兄ちゃんは、“半ヘル”を首の後ろにぶらさげ“ノーヘル”状態で走っていたのだ。
そして、そのバイクを誘導する、覆面パトカーが目の前を通り過ぎて、撮影スタッフの皆がオドロいたのだ!!!
「えっ?? 今の覆面!???」
そう、一見では“覆面パトカー”とはとても思えない、“ピカピカの黒塗り高級車両”のイデタチなのある。
ボクはカメラ片手に、ついにそのスクープ写真を収めるコトに成功したのだ!!
公共の敷地内に止まる、さっきの覆面パトカーらしき車両。
「ホントにコレが覆面か?」と疑うが、その横にはさっきの“黒いCB400”が止まっていて、例の“ハンヘル”もバイクのシートに置いてあるからマチガイない。
ピッカピカの黒い覆面パトカーは“CROWN”だ!
ナンバーは「88」ではなく「大宮301」。
リヤウインドー、後部座席のウインドーは、黒いスモークガラスで中が見えない。赤色灯の配線はおろか、乗っている警官すら見えない。
おまけに、リヤバンパーの左側には、販売店などで貼られる、ディラーのシールのような物もある。
リヤウインドーの上には、アンテナが立っていているが、企業のお偉いさん方が乗るいわゆる“社用車”と全く見分けがつかない。
こんなイデタチの車は、都内ならドコでも走っているし、ゴルフ場の駐車場にも沢山停まっている。夜のホテルの宴会場口には高級外車に混じって、この手の“CROWN”が沢山停まっている。(※埼玉だと、浦和・大宮エリア以外ではあまり見ないから逆に目立つとは思うが・・・)
おっと!そうこうしているうちに、取調べが終わったのか、覆面パトカーがこっちにやって来た!
ガラスが光ってしまい、中がとても見難い状態であったが、フロントガラス越しと、前のドアの窓越しにかろうじて、車中の青い交通機動隊の制服を着た警官2名を確認出来たのだ!!(ちなみにこの時、警官達はヘルメットは被っていなかった・・・)
「いや〜、コレは最初っから“覆面”って知ってるからわかるけど、全く知らない状態では、見破れないぞ!!」
この“CROWN”が全国にどの程度配置されているのかは不明だが、この“覆面パトカー”を見破るには、かなり高度な技術が必要だと断言できるだろう・・・。
見破る技術を磨くより、安全運転はモチロンだが、目立たぬように、他の車両の流れに乗って走るのがベストと言えるだろう・・・。
特に大型排気量マシンのオーナーの方は、注意だよ!
ほら、この“CROWN”はよく見かけるでしょ!?まっ、違反をしなければ捕まらないワケだからねぇ・・・・・・。
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