中止
ども。まるです。 年末年始に行ってきた旅行のこと。今回はそのまとめです。
車検も3日目にもなると、そんなに広くない会場の中は隅々まで配置が分かってきました。2日目には書類審査のテントも一通り回ったし、バイク、カミオン、車の車検会場も大体分かったし。3日目は日本人エントラントがやって来るはずなので一緒に行政検査や車検を回らせていただいてFIMのラリーのお勉強をさせてもらうつもりでいました。
朝8時に会場へ行ってみると、いました。早速、書類のテントへ行って受付。そこでもらった書類にスタンプをもらっていきます。SSERやTBIの行政検査のようですが場所が多いし見せるものも多い!デポジットや振込み額の過不足から始まって通過国のビザ、それからGPSやサンチネルといった計器類の受け取り、車検証やライセンス、健康チェックそれからGPSの講習会。ざっと書いただけでこれだけあるのですがこの中で項目がさらに細かく分かれています。ここで軽く1時間半はかかります。で、すべての項目にチェックをもらった後に終わりましたよ!とスタンプをもらうらしいのですが、これをもらってから車検を通すまでの時間に制限があるらしいです。このあたりは私は他の場所に居たのであまり詳しく知らないのですが…ダカールっていろいろ厳しいのですね。でも手順はTBIなんかと同じでちゃんと準備していたら恐ろしい物ではないみたいです。
さて、私はというと、もう一人の日本人ライダーの方とスタンプラリーを一緒に回っていました。それにしても会場の中は人人・・・まるで縁日です。特にスタンプをもらうところには長蛇の列です。そんなことをしていると旦那さんからおつかいの電話が。会場内のとあるブースで部品を買ってくるようにとのこと。お使いくらいならと早速指定された場所に行ってこれください!と言いました。しばらくして部品を取りにいったお姉さんが戻ってきて「これは渡せない。」と一言。「何で?」と聞くと、「作業をいったんストップしてと言われたのよね。」とのこと。私にはこれが何のことかさっぱり分かりませんでした。何度聞いても同じ答え。で、「意味がさっぱり分からない。」というと、お姉さんは英語が分かっていないと思ったらしく、同じことを紙に書いて渡してくれました。なぜ??と謎は深まるばかり。そのうち周りに人がいなくなってきてこれはおかしいぞと思い始めました。旦那様からはとりあえず全部ストップしているから出てきていいぞとのこと。外に出てみると皆さんカフェでくつろいでいらっしゃいました。1時間後にブリーフィングとのこと。ブリーフィングはすぐに終わりました。そのブリーフィングの内容は皆さんご存知の通りです。
はじめは本当に何が起こったんだ?という感じでしたが、だんだん片付いて人が少なくなっていく会場に”いつまでここにいるんだ”と言われているようで会場を後にしました。見に行っていただけでこんなにショックなんですから何年もかけて準備してきた方々の気持ちは想像も出来ません。その中でも皆さん冷静にすべきことを片付けていく姿にこのくらいちゃんと問題に対処できる人たちでないとこのレースって出れないんだなと思いました。
中学生のときから憧れていたダカール。これがこんな形でアフリカへ行かなくなるとは思いもしませんでした。いつかこのラリーがアフリカへ帰ってくることを願っています。
それでは。 |