トゥアレグラリーへ行こうその8
Day1 その1
ども。まるです。
ラリーのことを書こうと思うとあれもこれもと超大作に成ってしまいます。今回もコンパクトにしようと頑張ったのですがどしても減りません。
誰かいい方法、教えてください。
そんなこんなで今回はトゥアレグラリーのDay1の前半になってしまいました。
朝は相変わらず早く目が覚めます。5時。ん!5時って船が着く時間じゃないっけ?まあ船はまだ走っているしそのまま二度寝。次、目が覚めたら外が騒がしいので、ちょっと外に出て様子を見ました。陸が近くなっているがまだ着いていません。3度目気づいたのは騒がしいアナウンスのとき。どうやら着いたらしい。下りたらすぐに乗れるように着替えて外に出ました。出口はまだ開いていない様で廊下は人の海。その中でじっと待ちます。フェリーから出た桟橋のところで警察官にスペインの入国のスタンプがないと長い時間足止めまされした。これは入国拒否か??と思ったのですがスペイン人のエントラントに説明してもらってどうにか入国できました。このあたりまで来ると国境で英語をしゃべれない人もいるんですね。ちょっとビックリ。バイクを積んでいるトレーラーのところまでは歩いてそこまで移動みたいです。いまいちどこにあるのか分からないのだけどエントラントの列について行きます。車に付くとカイザーさんとメカニック数人が既にバイクを下ろす作業をはじめていました。
8:30からブリーフィングです。
このブリーフィング、モロッコへの入国の仕方とかいろいろと重要なことを喋っているみたいで聞かないと大変なことになりそうです。パスポートはチームごとに主催者に預けて、後はコンボイでスタート地点へ向かえといっているようでしたがほとんど想像です。それから、着替えてキャメルバッグなどを準備して移動が始まってしまいました。おいおい、パスポートは???まあ良いや。付いて行かねば。ちなみに信号は…無視です。10分ほどで入国審査に到着です。ここで待つようにとのこと。しばらく話していたがパスポートのことを思い出してチームメートのトーマスに聞いてみました。みんな預けたよ。だって。まずい。。。。これでは不法入国になってしまう…あわてて主催者のバスへ行ってパスポートを預ける。どうにか間に合ったみたいです。そこからはひたすら待ち。8時スタートだったはずなのですがとっくに過ぎています。おなかが減ったので主催者が準備したおやつ箱からおやつを食てすごしました。11時過ぎにパスポートを持った主催者が出てきました。やっとスタートできるようです。港のそばの空き地に移動してパスポートを受け取ってブリーフィングです。
今日はコースが大幅にショートカットされるらしく、地図の何番から何番にショートカットするということを言っているようですがただでさえ英語が苦手なのにドイツ語なまりで喋られるものだからところどころしか分かりません。近くのドイツ人が大体教えてくれたけど、最後までわからない部分も多数。肝心の今どこにいるのかがさっぱり分からないのです。ブリーフィングが終わってから、主催者を捕まえて確認作業。これが毎日続くのだろうか??少々不安になります。
スタートは準備できた順にスタート。勝手にばらばらといってしまいます。走り出してコマ地図を追っているとなるほど!確かにスタート地点にいたらしいということが分かってきました。途中、幹線道路から外れる前のガソリンスタンドで給油。種類はものすごく多く5~6種類ほどあります。とりあえずみんなの列の後ろに並んで同じガソリンを給油。再スタートしました。
舗装路を30kmくらい走っってSSの入り口に到着です。スタート地点にはとてつもなくでかい車両があって、助手席に乗っている人にチェックカードを渡してスタートタイムを書いてもらいます。この作業が大変。何せ平均身長180cmはあろうかというヨーロッパ人がうじゃうじゃ。もみくちゃにされながら前へ進みます。それから窓からチェックカードを取ってもらわなければならないのですが、どうやっても身長差で負けてしまいます。うーーんと背伸びをしていたら気づいてくれました。
最初のSSはスタートしてすぐ河原にです。モロッコは地面が赤いのでまるで火星の写真のようです。ひたすらガレ場と砂の混ざったような路面を進みます。このラリーではクラスによってコースが分かれていて私はMP(モトバイクプロフェッショナル)クラスのコマ図を追わないといけません。スタート後すぐにMPクラス専用のコマ図になりました。かわらのガレ場+砂。あまり得意ではない路面です。めちゃめちゃたくさんのバイクに越されましたが、そんなのかまっている暇はないのです。数キロでピストに出ましたがICOを0にする指示を読み飛ばして距離が合いません。コマ図にはところどころにICOを0にするという指示があるのです。これを見落とした上にCAP走行と指示があったものだから迷子になってうろうろする。しばらくすると遠くにバイクが走っていくのが見えた。あの道っぽい!!!と追っかけると、後ろから5台ほどバイクが付いてきました。しばらくすると分岐。絵の方向と思われる右の道へ行きました。が後ろはストップしたまま。う~ん。大丈夫なのかな?心配になりましたが、とりあえず進みます。ここからは快適ピスト。途中で少し砂っぽかったり枯れ川を越えたりしたけど無事にゴールしました。
SSをゴールしてからは次のSSがキャンセルされたのでひたすらオンロードでSS3に向かいます。途中のガソリンスタンドで給油。街中に数箇所あるらしいのですが、このガソリンスタンドがとてつもなく混むのです。列に並んでおとなしく待ちです。私が列に並んだころにだんな様は給油を終えて次のSSへ向かいました。今日はあと、200kmもあるのに時間は17時過ぎ。こりゃあ間違いなく夜だなと思いヘルメットに懐中電灯をガムテで貼り付けました。
レンタルバイクのナビゲーションには照明がありません。一緒に列に並んでいたエントラントになにをやっているんだと不思議そうに見ていましたが夜になるときっとみんな困るはずです。 |