トゥアレグラリーへ行こうその7
いよいよだ。
去年はTBIから帰って数日後によりにもよって年に数回しかない出張があってなぜ~!なんていっていたら今年はTBIの10日ほど前。う~ん、まだバイクできていないんですけど。と思いつついってまいりました。出張というと近くに誰かいないかなあと誰かれかまわず電話するんですが今回は愛知の某ライダー(最近はメカニックのほうが多いか?)を捕まえてカツ屋さん?で味噌カツ定食を食べながらラリーのことを思う存分しゃべってきたのでした。
朝は相変わらず早く目が覚めます。朝食は7:00からなので荷物をまとめて朝食へ。で、帰ってきてから着替えて荷物をラリー用にリパック。ですが重大なことに気づいてしまったのです。財布がない!え~マジかよ!と思ったのですが荷物を全部ひっくり返してもどこなんだか分かりませんでした。仕方がないので日本にいる妹さんに入っていたカードを止めて!とメールを送って後は妹さん任せ。まったく世話が焼けます。でも、これ盗まれたんだか落としたんだかいまだに謎のままなのです。そんなことをしているとギリギリの時間になって走って車へ向かいます。
すでにバイクは準備してあって、装備品一式(メディカルキットとか工具とか)を受け取ってバイクのセッティング。サスも合わせてくれて突き出しもいっぱいに出してもらいました。後は荷物を車に積んでもらってテストへ出発です。ちなみにヨーロッパの方って平均身長がとても高くて、私も旦那様もここではこびとです。チームいち長身のトーマスは2mくらいで彼が乗るKTMは原チャリのように見えました。
ホテルから数キロ走ると岩のたくさんある枯れ川がありました。そこでテストなのですが、4ストロークのKTMに乗ったのは初めてだし燃料は20L以上入っているしでこけないだけで精一杯です。ついでに足が全く届かないので外人さんがおいおい大丈夫か?というような目で見ていたように思います。それから洞穴?のようなところを通って海岸へ。ここもガレ場だし、穴だらけだしスタート前だというのに既に3回こけました。そして海岸線でもこれはこけるな…とバイクから降りて押し。いったい何の練習なんだか…。そんなこんなで10キロほど走ってテストは終了。ここからは車検会場のアルメリア港へ向けて出発ということでした。
港へは昨日の道を逆走かと思っていたら、海沿いの道でところどころダートを混ぜながら。ダートではすぐに置いていかれます。日本でも125にまともに乗れないし仕方が無いことなのかもしれません。パワーに関して言えば400で大正解!アクセルを開けなければマイルドだしトルクはあるし、あけたらあけたで私がついて行けない位かっとんで行ってしまうし。だからといって250ccみたいに超低速でもエンストすることもないし。400ccってなんてすばらしい。と思いました。
町に出て海沿いのカフェで休憩。そして港の前のレプソルで給油です。ここでオイル漏れを発見しました。港に着くと早速メカニックがシール交換。
その間に受付で書類をもらって、レース用の保険、パスポート、免許証のチェック。緊急連絡先を聞かれたので妹さんを指名しました。果たして英語がしゃべれるのか??多分、ノバ通いの成果が出ることでしょう。マップをもらって、それから大会のスポンサーのステッカーが配布されてこれをバイクに貼るようにとのこと。これが結構でかくて貼り付けるのに苦労しましたが…
オイルシール交換も無事に終わってお次は車検です。メディカルキットとアルミシーツなどのサバイバルキット、パスポートと水のチェック。装備品は毎朝スタート前にチェックがありました。無いとチェックカードがもらえません。で、バイクはというとオフシャルさんとしゃべっているうちに合格していました。いつもは一番緊張するんですけどレンタルだと気楽なものです。
で、次はGPSのダウンロード。ここはなかなか難関でした。データが上手く転送できないようで20分後に来てくれ。といわれた後は30分後だ!とかGPS
Vは明日の朝だとか…。2台あるうちの片方はダウンロード完了だったのですが予備のGPS
Vは最後までデータ無しの状態で持っていました。
今日やることはこれで終了。8時ごろにブリーフィングがあって、船に乗る方法の説明とチケットの配布がありました。搭乗するのは11時なのでそれまでは暇。ベンチで寝たりおやつを食べたり。10時過ぎに搭乗口に呼ばれたのですが待ちくたびれました。そこからまた出国に時間がかかって船に入ると既に12時。あれ?出航って11時じゃ無かったっけ?そんなことが気になりましたがとにかく時差ぼけで眠いのでそのまま眠りにつきました。 |