トゥアレグラリーへ行こうその10
Day2ども。まるです。
今年前半がめちゃくちゃ忙しかったのでボーっとしている今日この頃です。あまりの平和さに昼まで寝てしまうような勢い。しばらくはこのシアワセをかみ締めようと思う今日この頃です。それではトゥアレグラリーの二日目です。
今日のコマ地図は最後のほうにデューンがあります。砂嫌いの私にとっては気が重いのです。荷物をサービスカーに積み込んで本部へ水をもらいに行きます。そして荷物をまとめて出発です。今日はホテルから数キロのところがスタートです。
スタート地点では、装備品検査のためにバイクと一緒に並ぶようにとの事。電話、パスポート、車両の書類、ファーストエイドキット、保険の書類、エマージェンシーロケット、工具、水、これが毎朝のチェック項目です。OKならばその日のチェックカードがもらえます。スタートまで時間があったので、イタリア人おしゃべりをしていました。ここはダカールでも使うコースだと聞いたような聞かなかったような?今日は2つSSがあります。スタートから70km地点までがSS1。後半の100kmほどがSS2。最後にはデューンが10kmほど。
スタートしてすぐはバイクの乗り方がわからずに何度かオーバーランしました。そんなことをしていたものだからすぐに後ろのグループに越されました。道は基本的に1本のピストだけど、途中からは大きなピストがメイン。このあたりはコマ図の間隔が細かくて直進を見落としてしまいました。メインの右に曲がったピストをまっすぐ行ってしまってミスコース。地図上ではまだまっすぐなはずなのに道がない。ここは数人のエントラントがミスコースしていてUターン出来そうなところにたくさんたまっていました。戻ったら遠くにエントラントが見えたので早速コバンザメ。しばらく行くと枯れ川を渡りました。どうやらオンコースのようです。これで自分のペースで走っても大丈夫です。
今日も20kmくらい走ると河原に下りなければならないようです。降りれそうな斜面を探して河原に下りました。ところどころ川の中を走らなければならず一番浅そうなところを探して走りました。数キロ走ると川が分岐していて左折することになっています。まさか川の中で左折するとは思いませんでした。本当に枯れ川の好きな主催者みたいです。
SSのゴールに近づいてきたら遠くにバイクや車がたくさん止まっています。草原の中に何十台も車が止まっている姿は圧巻です。ゴールしたら旦那さんがいました。15分くらい前にゴールしたとのこと。なかなか優秀かも??ゴール地点にはサポートカーが待っていて。ここでサポートを受けることもできそうです。私はサポートカーからジュースをもらいました。
コマ図によるとここから150km行ったあたりに小さいデューンがあると書いてあります。その先がSS2です。だんな様も心配だったのか、とりあえずリエゾンは一緒に走ってあげるよとのことです。ラッキーですとりあえずひとりになる前にデューンの練習が出来るということです。そこからはひたすら何もない原野。硬い路面で時々ガレています。そんな路面と数十キロの舗装路が交互に。リエゾンなので途中風景の良いところで立ち止まって写真を撮ったりしながらのんびりとツーリングです。このあたりはTBIっぽくてなかなか好きな雰囲気です。
路面がフカフカになってきた。と思うとすぐそこは問題のデューンでした。本当にドキドキです。デューンに入って数個目のこぶで目の前を走るだんな様がこけました。走ったところが予想以上にやわかったとの事。再スタートして砂の中を走るけど、轍にハンドルを取られてとても地図なんて見ている余裕はありません。他の人達はコースを外れてデューンを楽しんでいるというのにそんなこと絶対に不可能です。5キロほどのデューン(といっても谷間のピストですが)どうにかこけずに抜けれました。
そこからピストに出たらすぐに舗装路。ダートの出口に喫茶店があってそこで休憩しているエントラントも多数。こんな何にもないところコーラが売っているなんてコーラってすごいなと感心してしまいました。よりたかったのですがこの後にデューンがまだあるので通過。
地図上で行けばもうすぐSS。この町のGSで給油したいのだけど込み合っていたので、18km先にあると言うGSを目指します。ここはオンコースから1kmほど離れているのだけど、人がいなければそのほうが早そうです。このGSには3人ほどしかいませんでした。ラッキーです。給油を終えたらすぐにSSの入り口でした。ここでもサポートカーが待っていてくれてコーラをもらうことが出来ました。コースの真ん中でコーラとは。贅沢です。飲んだら水を補給してすぐにスタートしました。最後のデューンは何とかみんながいるうちに通過してしまいたいからです。
スタートしてすぐに、車に追いついてしまいました。けむいのですがピストを外れてまで越す勇気はありません。この車の後ろを30分ほど走っていたように思います。後ろからしびれを切らしたマーシャルが越していきました。平行ピストが何本か出てきて私も無事に車を越すことが出来たのですが、時々砂の中に埋まっている岩に乗り上げて怖い思いをします。こんな路面だとムースタイヤが最高です。今回はじめて使ったのですが、ガレた路面でも空気圧を上げる必要がないのでグリップするしパンクの心配もありません。素敵なシステムです。後半のSSはモンゴルを走っているのではないかと錯覚しそうになるような風景でした。10kmほど大きくてフカフカなメインピストを行くと右側の小さなピストにそれました。そこからは1kmおきに分岐が出てくる。慎重にナビゲーションをしているとオンロードを横切りました。そこから、数キロ行くと、道がありません。この先はデューン?一息ついてキャメルバッグの水を飲んでからスタートしました。私に地図なんて見ている余裕なんてありません。GPSの矢印のみが頼りです。今日のコマ図には3キロごとにGPSポイントがあります。マップは基本的にたくさんの三角の中に矢印が書いてあるだけで、どこを走ればいいのか良く分かりません。なので皆さん適当です。
さっき前にいた集団はデューンの前で悩んでいる間に先に行ってしまいました。せっかく急いできたのに結局コバンザメは出来ませんでした。GPSの矢印ばかり見て走っているとえらく大きなデューンを下ってしまいました。ということは登らないといけません。ゆっくりしか走らないので途中で止まってしまいそうですがどうにか登りました。後でよく確認したらここは大きいデューンをさけて左を走れと書いてありました。GPSだけを見て走ると痛い目を見るらしいです。この大きいデューンを越えると砂丘の端に向かっているらしくだんだん山の大きさが小さくなってきました。その先に見えた町がゴールでした。
デューン、意外に簡単でした。私にはフカフカの砂のピストのほうが難しいくらい。何はともあれデューンで以外に走れることが分かったので大収穫の1日でした。
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