夏の雨も乙なもの
ども。まるです。
夏に山に行くと夕立に降られることがあります。私は基本的に雨は嫌いですので冬の雨は絶対にバイクには乗りません。ですが夏は夕立という読めない敵がいるのです。
ツーリングライダーをやっていた頃には夕立が来る前にカッパを着てきちっと準備してから雨を迎えていました。カッパがない時には雨宿り。晴れてから再スタートしていました。ですが、林道に行くようになるとそのうちカッパをもって行くという習慣がなくなります。が、相変わらず雨は嫌いで夕立が降り始めた時にはあ〜夕立だあ。と少し憂鬱な気分になります。
数年前にヒルクライムを登れないと帰れない!!なんてシチュエーションの時に夕立が降ってきました。憂鬱というより早く登らないと帰れなくなる。とメチャメチャあせりました。で、アタフタしながら何度もやり直し。これは本格的にやばいかも…とますますあせってきました。いつもだと、登れなくて段々投げやりになってくるパターンです。ですがこの時は違いました。しばらくすると、パチン、とスイッチが入ったように楽しくなってきました。おりゃ〜!!!と雄叫びをあげながらバイクを押すと今までどうやっても登らなかったバイクがぐいぐいと登って行きます。結局この雄叫びが効いたのか?無事に坂を登って帰ることができました。
この一件以来、夏の夕立で雨が降り出すと最初のうちは、あ〜最悪…と萎えているのですがそのうちスイッチが入って楽しくてたまらなくなるのです。それも普通の楽しいではなくて、なぜだかメチャメチャ気合が入っています。まるでSS中のようです。最初のうちはこのスイッチはヒルクライムだけだったんですが、最近は林道を走っていてもスイッチが入ります。こんな私って変なんでしょうか?
最初は嫌いだった雨。最近では条件限定で好きかも?と思っています。相変わらず冬の雨と、どうにもならないようなマディーでの雨は大嫌いなのですがひょっとしたらそのうち大好きだー。という日が来るのかもしれません。
それでは。
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