モンゴル日記その6
こないだの日曜日は戻ってきたXR400でラリーに行ってきました。
が、旦那様は川で水没、私は河原で転倒そして起そうとすると腰がピキっ。
その後、少し頑張って走ってみたものの結局途中でやめました。
今週は腰痛と戦っています。あーモンゴルで腰痛にならなくて良かった。
と思いました。さて今回はETAP4です。
朝、いつものようにミーティング。
エコ部門の方々がスタート準備をしていましたが1時間遅らせます。
ということでした。まもなくエントラント5人くらいが帰ってきました。
ほとんどの方々が昨日から連続で朝帰り。
それでも平気な顔してスタートしていく皆さんはとてもすごい人たちです。
スタート時間が迫って来ると毎日バタバタです。
昨日、ギャップに飛び込んでゴールするなりメディカルに担ぎ込まれた堀江さんもスタートできるようです。ところが、コマ地図ない!と大騒動。すでに20kgバッグと共に今日のキャンプ地に出発したようです。とりあえず今日は一緒に走ることにしました。
朝の20km位はピストでそれなりに走りやすかったんだけどすぐにCAP走行でした。
その上、砂にキャメルグラス。一番苦手な路面です。早速こけます。
起せるつもりで製作したはずのXRなのですが重すぎて起せませんでした。
考えてみたらアスファルトで起せたのでOK!と思っていたんですが
足元は砂だし、おまけに暑い!起せるかどうか試してみるときには海岸で
散々走った後がいいかも知れません。
結局、けが人の堀江さんに起してもらう始末。全くどっちが介護されているんだか分かりません。
キャメルグラスをよけるのに一生懸命になっていると、枯れ川に出ました。
あれ?ピストがあるはずなのに…。まだ20kmくらいしか走っていないのにさっそく迷子です。さらに迷うこと20km。GPS走行をしていたのですが、42kmくらいのコマに出ました。
そこから先も大嫌いなサンドがつづいています。
今日は270kmとナメていました。が短いということはそういうことだったのね。
いまさら気づいても遅いのです。
まだ80km位しか走っていないのにすでに疲れてます。
が、ピストがなくなってデューンのようなものが現れました。
アクセルを開けてがんばってみるもののバランスを崩してボテっとこけます。
砂の区間は1~2キロくらいだったのですが5回ほどこの調子でこけました。
砂がますます嫌いになりました。
CP1を過ぎてしばらくは超高速ピスト。といっても時速80kmなのは変わりありません。ずーっとまっすぐなのでヒマだけど砂より幸せなのは間違いありません。この区間では180km/hでましたというインプレッサに越されました。その差100km。走っているときのスピード差とは思えませんね。
そして村へ突入。やっぱし迷子になります。
どうやら私は村に入ると自分でナビゲーションする気がないようです。村に入ってやることといえばコマ図を見るのではなく村人の指差す方向にフラフラ。そして別のほうを指差すとそっちにフラフラ。これじゃ迷子になりますよね。数人のエントラントも迷っているようです。ここで西村さんに遭遇。のこり60km。迷子ついでにこの日もついていくことにした。
村を抜けて数キロ。止まってちょっと休憩です。
平原からモンゴル人がバイクでやってます。
周りに民家なんてなかったのにどうやって見つけているんでしょうね?運転しているのは小学生くらいの男の子。人を3人も乗せたバイクで砂っぽい道を走っていきます。少なくとも私よりは上手いと思いました。出発してからすぐ枯れ川の跡と思われる谷に入りました。砂の始まりです。そこから電線沿いのフカフカの道へつづきます。後ろを振り向く余裕もなく走っていたら堀江さんがいなくなっていました。
マップを持っていない人を置いてくるなんて。どこからいないのか良く分かりません。引き返そうとバイクから降りたところでやってきました。
このフカフカは230km位まで続きました。今日は大変な日です。
最後の村は村を迂回するようなルートで迷うことなくゴールです。
今日のSSゴールはリエゾンのスタート。みんな休憩してます。
さて、ここからが問題。リエゾンはデューンを迂回してツーリストキャンプまで
いかなくてはならないらしいです。大丈夫だとは思うけど。
リエゾンは4人で行くことになりました。たくさんいたほうが楽しいし。
最初の10kmくらいはギャップの多い固く締まったピスト。油断しなければ大したことはありません。20km付近から砂が深くなってきました。
渓谷のようですが右側は岩の壁、左側はデューンが迫っています。
3時間あるので、バイクを止めて砂丘に登ってみたり転がってみたり。
ゴールする前になかなかとまって遊ぶなんてないけれどリエゾンなので
何でもありです。
キャンプに向けて出発します。ここから5kmほどが砂なのです。
きっとたくさんこけるんだろうなあ。と思っていました。
が、実際はスピードに乗ったら走りやすくてビックリでした。
キャメルグラスや轍があるとよけるのに精一杯でスピードが遅すぎるようです。
今日、一番ヤだなと思っていた区間がこんなに楽しく走れるなんて思いませんでした。
5kmほどの砂の区間を抜けたらキャンプは目の前です。
今日は整備できない日なのでエアクリーナーを変えてマップを替えて作業終了です。
ツーリストキャンプにはシャワーがあります。ラリー中にお風呂に入るのは
初めてです。少々水が冷たいけど日のあるうちだったら問題なしです。
砂漠の夕暮れを見ながら今日こそは!寝不足解消のため早く(といっても11時)寝ます。
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